のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

因果応報と自己責任の関係性

2014年04月05日 10時48分06秒 | 日常生活
本日、親戚の家に遊びに行くことにしていたので、母上にも
「今日、行くよ。母も行かない?」
と声をかけところ悲壮な面持ちで
「ごめん。今日は行けないわ・・・。」とお断りをされました。

な、なんで?
とその悲壮な表情に恐れをなして、おそるおそる尋ねたところ
「お雛様、片付けなくっちゃ。」
という回答が戻ってきたのでした。

なにせ我が家のお雛様は、これ以上かわいいお雛様見たことないよ!というぐらいの別嬪さん。
我が家の女性陣の寵愛を一身に受けているため、本来なら3月3日でなおされるはずのところ、
「旧暦の3月3日まで」という我が家ルールができ、毎年4月3日まで飾られるようになったのです。

「なのに。今年はもう4月の3日すら過ぎちゃった!
 これ以上、あんたの婚期遅らせられんのに!
 ホントごめんね・・・。婚期、また遅れちゃうね。」
と悲愴な面持ちのまま、謝り続ける母上様。

・・・えっと。
その変な罪悪感、まったくもって無用なんですけどー。
わたしもそこに責任感とか罪悪感とか求めてないっていうか
そこはいちおー最近はやりの「自己責任」なるものを受け入れてるんですけどー。
と、母上にもごもごと回答したのでした。

・・・なんだ?このやりとり。

お雛様もね、ものすごい寵愛受け続けてるっていうのに、
その割に、私の婚期についての責任は問われるなんて、かわいそうにも程があるっていうか。
古くからの言い伝えってすごいな、無意識のうちに刷り込まれてるもんだな、
人の思考に大きな影響を残してるもんだな、と思ったのでした。

それにしてもお雛様が不憫すぎる。
私はお雛様のせいになんかしてないからねー、と言い聞かせながら、
来年までのしばしの別れを惜しみ、親戚宅へ旅立ったのでした。

不言実行という美徳

2014年04月04日 23時50分15秒 | 日常生活
半年に一度の恒例行事、目標評価面談なるものがありました。
2013年度の下期にがんばったことと2014年にがんばることをシートに書き、
上司にアピールせねばならない、という恥ずかしがり屋さんの多い日本人気質に
まったくもってそぐわないイベントです。

そもそも、わたくし「黙って動く」ことを美徳とする父上に36年も育てられたのです。
おのれの成果をこれ見よがしにアピールするなんて、とんでもない!
・・・ていうか。
わたくし、2013年度下期は振り返るまでもなく、
これっぽっちも働かずに過ごしたと断言できるのです。
残業なるものをしたのも両手におさまるぐらい。
アピールできるような成果って・・・あったっけ?いや、ない!
と胸を張ってアピールできるのです。

というような成果をこんこんと説明してみました。
・・・成果評価という日本の使い方を
そして、目標管理面談の使い方を力いっぱい間違えている気がしないでもない。

いつも面談のたびに
「のりぞうくん、あの仕事もやっとったやん。あれも書いてよ。」
と私の仕事を色々と思い出してくれる(健気!!)
とても親切な上司も、今回は何ひとつ思い出せなかったらしく
(そもそも思い出すような成果がなにひとつなかったので当然といえば当然です。)
「なんで、俺がこんなに必死になっておまえの仕事をおもいださないかんとや?」
と首をひねり、
「とりあえず、下期に書いた週報や報告書をすべて読み返しなさい。」
という指令を受けたのでした。

えーーーーーーーーーーーーー!!
もう、別に「やってない」で評価してくださっていいんですけど。
週報見返したって、何も出てきませんよー。
だって、本当に下期は働いてないんですから!

と、大人げなく抵抗し、部長から
「そんなことない。なにかやっとるはず。」と一蹴されたのでした。

ふぅ。せちがらい世の中だぜ。

でもって、2014年度上期の目標設定。
とりあえずしばらくは英語をひたすらにがんばりなさい。と叱咤激励されました。
なんでも、これから偉くなるためには英語力が必須なんだとか。

偉く、ねぇ・・・。
でも、わたし、努力の仕方をわすれてしまったのです。
英語の勉強ってどうすればいいのか、そこからちんぷんかんぷんで。

と、これまた大人の風上にも置けないようなコメントを
堂々と胸を張って・・・言うには恥ずかしかったので、もごもごと答えたところ

「いっそ、3か月ぐらい留学してみる?
 なんか英語圏の国で仕事がないか探してみようか?」
と上司から問いかけられ。

思わず精一杯目一杯、ふるふるふる!!と首を横に振り
「わたし、先祖代々の言い伝えで
 『5時間以上、飛行機には乗るな。』
 と言われてますから。」
と、これまた大人げないウソをさらっとついてみせたのでした。

ふぅ。せちがらい世の中だぜ。
いついかなるときも油断できません。