太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

教科書にない英語 ガレ・ゲレ

2022-10-31 13:32:21 | 英語とか日本語の話
当然だが、毎日毎日が英語漬け。
夫と結婚したとき、夫に言われた「アーユー シュア?」の意味がわからず、適当にごまかしておき、電話を切ったあとで辞書で調べていたような程度の英語力。
だからといって、試験はいつも一夜漬け、「こつこつ」という単語が人生に欠けている私が、その後真面目に英語を勉強するはずもない。
弁解すると、やる気だけはあった。単語本もフレーズ集も文法本も何冊も買った。
それらをマスターしていたら、ああ、どんなにかすばらしいであろうか。


そんな私の英語処世術は、自然と「聞いた英語を真似る」のがメインになる。
教科書にあるフレーズなんて、とうてい私には覚えきれないし、話し言葉にするとちょっと不自然になる表現が多いのも確か。
というのは半分勉強をしない言い訳でもある・・・・


日常で、とっても便利なのが、ガレとゲレ。
ガレ=Got it  ゲレ=Get it
長い説明をするより、例文を出してみよう。

出かけようとしたら、車の鍵がない。私を外で待たせて、夫が家の中を探している。
私「Got it? ガレ?(あった?)」
夫「No,」
しばらくして、
夫「I got it! アイガレッ(あった、あった)」


職場で、空の段ボール箱を潰して、捨てに行こうとしたら同僚が通りかかった。
同僚「I got it(私が持ってくよ)」
私「Thanks」


歩いていたら突風で誰かの帽子が飛ばされた。追いかけていって帽子を確保。
私「I got it!!(取った、取った!)」



買い物に行ったら、すてきな服を見つけた。
私「これいいねえ」
夫「いいじゃん、get it ゲレ(買いなよ)」


職場で、倉庫から せせらぎ(ゴのつく虫ね) が出て来て、同僚が追いかける。
他の同僚「Get it them! ゲラム (取っちゃえー)」




要するに、一つの表現でいくつもの意味に使える便利もの。
耳で覚えるので、ガレがGot it で、ゲレがGet it だとわかったのは後になってから。
図々しくよくやってるよな、と自分でも思う。
完璧だった日本語の単語も怪しくなってきて、宮尾登美子さんの小説は漢字が難しくて飛ばして読む箇所が多い。
それでも漢字を調べるでもなく、英語力を伸ばそうとするでもない私は、よほどの大物なのか、楽観的なのか、ただの怠け者なのか。




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