(五台山から撮った 高知市内。)
先日 農業を営んでいる中内さんにお会いした。
私のハーモニカの 『 師匠 』でもあり 親しくお付き合いを
願っている。 11日にも お邪魔をして ブルーベリーを
収穫させて貰う予定になっていますが そんな中 農業の色々な
お話を 伺いました。
連日の暑さの中で 雑草の繁茂はものすごく 10日に1度の草取りは
欠かせない・・。 たぬき いのししの被害があったこと・・。
冬場も生き抜く大きな田螺(たにし)を駆除しないと 稲が根元から
やられる・・。農薬無しには JA(農協)に出荷する野菜はできない・・。
虫喰った野菜を消費者が好まない以上 効果的な農薬散布は 欠かせない・・。
蜂もムカデも 全て生き物だから 見つけても殺さないようにしている
『 自然派 』の私には とても農業はできない・・!? と改めて実感。
時間をかけ お金をかけ 知恵を集めて 農家の人は 生産に挑戦している。
言わば自然の中で 他の生き物とせめぎ合いをしている。自然の恵みの中で
如何に美味しく きれいな農作物を作るか 農家の人は 実に大変なのだ・・。
農業とは 自然に働きかけること。恵みの採取の縄文時代から 生産する
(自然に働きかける)農業が始まったのは 今から2千数百年前、今に残る
村も、里山も 自然の恵みの上に 人間が造り出したもの、文化なんですね。
自然に働きかけ 自然に抵抗して 生産を安定させ 人口を増やしてきた私達。
お陰で 1億2千万もの人口に増えた日本ですが それは農家の皆さんの努力が
あったことを 改めて思います。
私のような自然派、生き物は皆仲間という主義では農業は やっていけない・・。
自然は優しくもあり 厳しくもある・・。 見る自然と 働きかける自然は違う。
生き物は 互いに必死に生存競争している。人間も生き物である以上 他の生き物と
戦い また共存している。 自然のシステムとは かくも厳しいもの・・。
スーパーで きれいな顔をして 並んでいる野菜や果物にも 大変な『歴史と文化』が
秘められているのだと お話を聞きながら 思いました。
今日は 市内五台山にある牧野植物園で見た 花たちを載せてみます。
植物園の正門
早速見た セミの群れ
睡蓮が きれいに咲いていました。
やぶみょうが の花
のりうつぎ 高尾でも よくみた花ですが きれいです。
鹿の子ユリ だと思います。
姫虎の尾
檜扇(ひおうぎ) 市内でも多く見られます。
昨日載せた ガウラ 色が 少しづつ 違う・・。