( 清流の中 杜若(かきつばた)が咲く。いづれがアヤメかカキツバタ 区別出来ません・・! )
( 『 命の故郷 海と生きる 』 田中 克 編 から )
日本は67%が森で被われている森林大国 同時に四面は亜寒帯から亜熱帯に至る多様な海に
囲まれている海洋大国。両者は数万本の川や地下水系で繋がっている。森から海までの多様な
つながりの仕組みとそれに関わる人々の営みを解明する横断的な研究が始まった。
海にプランクトンが多いと そこに多くの魚がいます。魚はプランクトンを求めて回遊します。
なぜ海にプランクトンが多いか 森の養分が川を通じて栄養分を供給し プランクトンの繁殖に
大きく関わっているから。 中でも鉄分が大変重要であることが分かってきました。( 鉄理論 )
以前から 『 森には魔法使いがいる。』 と言われていました。 その正体が分かったのです。
ナラの木など落葉広葉樹林が多く、生き物が豊富な森が 水の循環を通して 海を豊かにしています。
『 食物連鎖 』と言われ 海の生き物が増えて行きます。ワカメも牡蠣も森のめぐみ、森は自然界の
母です。『 森は海の恋人 』というフレーズを作ったのが気仙沼の漁師だった畠山重篤さんでした。
それまで海の人は山を 山の人は海を全く別の物と考えていました。森川海のつながりの大切さを
訴えたのが畠山さんで 30年前のことです。 漁師が森に植林して森から栄養分を貰い 魚や牡蠣
ホタテの養殖が可能な海に変えていきました。山に木を植えるという発想を漁師がした。 素晴らしい!
森と川と海が科学的にどうつながっているかを説明する 『森里川海連環学』が生まれた。故ケネディ
大統領は『 人間の血液・汗・涙のすべてに塩分が含まれている。人間は海とつながっている。』 と
海と人間のつながりを以前から述べていたと言われます。 そんな中2011年の未曾有の巨大地震が
東北沿岸を襲った。大震災からの復興や 持続可能な循環型システムを造る上で この連環学が
力を発揮出来るか これから その真価が問われるところです。
海の環境汚染の原因は人間の側にある。沿岸漁業の衰退は 海にそそぐ川の流域の環境悪化による
のです。工場・家庭排水、農薬・除草剤・化学肥料の使いすぎ 森林の荒廃、またダムの建設によって
海が枯れていくと言われます。ニシン漁で有名だった北海道日本海側は コンブがジャングルのように
育っていました。ニシンはコンブに産卵していたのです。薪を取ったり 農地を作る為伐採された結果
原生林が失われた・・。
陸の森と海の森と言われます。海には コンブ場 アマモ場というように 海藻が豊かに育つ場所が
あります。ところが岩が真っ白で 海藻が全く育っていない所があります。それを磯焼けと言います。
磯焼けという現象は 海に原因はなく山にある。森林の荒廃である。植物プランクトンや海藻に栄養塩や
鉄分が必要で 葉緑素の生合成にも鉄が不可欠。 植物プランクトンがいないのは 海が貧血なのです。
海の生態系が壊され 魚が住まなくなり 全国の漁村から悲鳴が上がっています。海流の変化だけでは
ないようです・・。
これも カキツバタです。 こちらの方が正統派の感じがします・・。
コンフリー。 この花は今年初めて・・? 川のソバに下向きで咲いています。
雪の下。 下向きの2枚が大きい。 大文字草に似ている・・。
先日も紹介した ペラペラヨメナ。 名前が面白いですね・・。
この冬の寒さで 相当傷められたのですが・・。 回復しています。
高知城のお堀に咲く睡蓮の花。
ドクダミも咲き始めました。
そういえば つつじに代わって さつきも咲き始めました。
その近く 堀の内で GWに開かれていた 小物ショップ。
その一つに 占いショップ !? 30分2000円・・。 昔は1500円が相場だった・・?
早くもビワが店先に並んでいました。 この間 花を見た覚えが残っていました・・。
先日の芍薬農園の小山にいた山羊。
もう苗も しっかりしてきています。
色鮮やかなカキツバタ。 端午の節句も 立夏も過ぎました。 季節はどんどん進みます・・。