( 記憶に残る 雪渓。 これなら夏スキーも可能です。右側が月山頂上です。)
月山の雪渓に驚きましたが 元々この地域は日本有数の豪雪地帯。標高は1984mですが 日本海からの
季節風が月山に吹き寄せ 膨大な雪の斜面になるそうです。人を寄せ付けず 神の住む地として 古来信仰の
聖地となっています。私たちの行った湯殿山にも 行者風の人々がグループでやってきていました。 神域には
写真も 靴履きも許さない厳しさでした。 人々は厳しい自然の中に 神の存在をみるようです。
スキーに縁がなかった私は 今年初めて夏スキーを楽しむ人々を目の前にしました。私にとっては恐い雪渓も
彼らにとっては楽しみのスロープでした。私たちのグループの1/3も 雪渓をものともせず 百名山の一つ
月山登山を達成しました。 ブナ林を歩き ウグイスの声を聞き お花畑を楽しみ 頂上の360度の
パノラマを味わう山男が実際にいるんですね・・。 山の恵み 自然の恵みを100%あずかった人々です。
私も近くそのお裾分けを頂くことになっています。
一歩間違えば命を落とす そんな厳しい面も持つ自然ですが 1400年前の昔から 山岳信仰の聖地として
自然と人間との交わりが始まってきたようです。出羽三山の宿場町 志津温泉で1泊しました。長い年月を
かけて降り積もった雪が地下にもぐり 天然温泉となると紹介にありました。美肌の湯 ともありました。
確かに月山は火山帯に属し 温泉と深い関わりがあるのでしょう。更に言えば山菜 川魚 山の肉(猪)など
月山の雪の中に育つ命を頂けるのもうれしいことです。月山竹の子の柔らかさ こごみやゼンマイの山菜料理
子持ち鮎も珍味でした。ここに地酒がつけば 長い夜も豊かな一瞬(ひととき)ですね。
通常7~8月は130種以上の高山植物が咲く季節です。今回姥が岳のお花畑を見ることが出来なかったのは
誠に残念ですが 又の機会を楽しみにしたいと思います。月山の山麓はブナ林としても有名で 多くの人々が
トレッキングを楽しむそうです。秋の紅葉シーズンには 全山錦絵、、。 稜線が真っ赤に染まるそうです。
四季折々の美しさを見せる月山ですが 又の機会が与えられることを祈って 鶴岡の駅に向かいました。
出羽三山の信仰者グループ。
若者達のグループ。歩いて登ってきました。昔の修行者のイメージですね。
1000mを超える高地では まだつつじが美しく咲いていました。
はくさんちどり です。
高山植物の しょうじょうばかまです。 姥が岳(うばがたけ)のお花畑では もっと盛んに咲いている ?
トウギボウシ。 大型のギボウシです。
鬼百合の変種 ?
ひさし振りに 松葉菊の群落です。
タンポポの群れ。
私たちが泊まった 山形志津温泉 まいづるやです。
旅館の周りに 結構バラの花が咲いていました・・。
旅館の咲に小さな沼がありました。
新潟県村上辺りで 又地震がありましたね。 私たちが車から見た ブルーシートの屋根。