ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

30年前 12歳だったセヴァン・スズキさんが リオの国連環境会議で話したこと。

2019年09月07日 | 自然 花 写真

   (    ススキは 芒とも 薄とも書きます。 オギ(荻)に似ていますが 湿地に咲くかどうかで区分けします。)

 

1992年 約30年前 ブラジル リオジャネイロの国連環境サミットで世界の指導者の前で 12歳の女性が演説しました。

その内容を再録します。又々 長くなりますが 伝説の演説として 多くの人々の記憶に残っています・・。

 

 今日は、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・

チルドレンズ・オーガニゼーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるために

頑張っています。あなたたち大人のみなさんにも、ぜひ生き方を変えて頂くようお願いするために、自分たちで費用をためて、

カナダからブラジルまで1万キロの旅をしてきました。

 

今日の私の話には、裏も表もありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、

選挙で負けたり、株で損したりするのとは訳が違うんですから。私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちの為

です。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちの為

です。

太陽の下に出るのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかも

しれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や

植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠に戻ってはこないんです。

私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の

子どもたちの世代は、もうそんな夢を持つことも出来なくなるのではないか?あなたたちは、私ぐらいの歳のときに、そんなことを

心配したことがありますか。 こんな大変なことが、ものすごい勢いで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ

余裕があるような呑気な顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきり分かりません。

でも、あなたたち大人にも知ってほしいんです。あなたたちも良い解決法なんて持っていないっていうことを。オゾン層にあいた穴を

どうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう

死んだ川にどうやってサケを呼び戻すのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生き返せるのか、あなたは知らない

でしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう・・・。どう

やって直すのか分からないものを、壊しつづけるのはもう止めてください。

 

ここでは、あなたたちは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でも本当は、

あなたたちも誰かの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、叔母であり、叔父なんです。そしてあなたたちの誰もが、

誰かの子どもなんです。

私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです。50億(今は76億)

以上の人間からなる大家族。いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてよう

としても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつ

にして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私はこわい。でも、自分の

気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。

 

私の国での無駄づかいは大変なものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の

国々と富を分かちあおうとはしません。物があり余っているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手離すのがこわいんです。

カナダの私たちは十分な食べものと水と住まいを持つ恵まれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの

持っている物を数えあげたら何日もかかることでしょう。

2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう

言いました。「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べものと、着るものと、薬と、住む場所と、

優しさと愛情をあげるのに。」家も何もないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている

私たちがこんなに欲が深いのは、一体どうしてなんでしょう。

これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの歳だということが、私の頭を離れません。どこに生れついたかによって、

こんなにも人生が違ってしまう。私がリオの貧民街に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子ども

だったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドで物乞いをしていたかもしれないんです。

もし戦争の為に使われているお金を全部 貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。

私はまだ子どもだけど そのことを知っています。 学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、世の中で

どうふるまうかを教えてくれます。   たとえば、

 

* 争いをしないこと

*話しあいで解決すること 

*他人を尊重すること 

*ちらかしたら自分でかたづけること

* ほかの生き物をむやみに傷つけないこと

* わかちあうこと

* そして欲ばらないこと

 

ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。何故あなたたちが今こうした会議に出席しているのか、

どうか忘れないでください。そして一体誰のためにやっているのか。それはあなたたちの子ども、つまり私たちのためです。皆さんは

こうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。

親たちはよく「大丈夫。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてる

から」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんな慰めの言葉さえ使うことができなくなっている

ようです。 お聞きしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。

 

父はいつも私に不言実行、つまり、何を言うかではなく、何をするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたたち

大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、言わせて

ください。もしその言葉が本当なら、どうか、本当だということを行動で示してください。  

最後まで私の話を聞いて下さって 有り難うございました。 

 

秋のノゲシ ?  地味な雑草ですが 12月まで咲いています。

秋桜は秋を感じさせる 代表的な花ですね。

ひもげいとう。 名前の通り えんじ色のひものようです。 

少し時期が過ぎたようですが まだ時々見ます。 ノウゼンカズラです。

芙蓉なのか ハイビスカスなのか ? 先日も迷いました。家内は芙蓉(ふよう)だと言っています。

ナスタチューム。別名キンレンカ。初夏から秋口まで 結構花期は長い・・・。 

花魁草(おいらんそう)も今が盛り。花の香りが 花魁の白い粉に似ているから・・。

みそはぎ ? みそぎはぎを略したもの。 お盆の日に 花に水を付けて 玄関先でお祓いをする。

松葉菊。 夏までの花ですが 忍野ではまだまだ元気です。

桂川で ルアーフィッシング。 忍野の隠れた名所。

私はどうも魚釣りは駄目で ソバを透るだけです・・。

マンションの裏の空間にも トンボが多く飛んでいます。

ケヤキの木でしょうか 青い空に大きく広がっています。 まだ夏の空ですね。

 

 

コメント (1)
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