ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  9月に入りました !  防災の日、 秋の田も実りの時 ! 

2019年09月01日 | 自然 花 写真

  (  稲の花 8月20日頃 こんな小さな花にも 虫などがやってくるのでしょうか ? )

 

9月に入りました。8月は本当に雨が多かったですね。高知でも日照不足などで 米や野菜の生育が

心配 されています。今日は 二百十日、防災の日です。TVではどの局も北九州の大雨について報じて

います。この30年間に必ず来る( 80%の確率 ) 南海トラフの地震を心配する声もあります。

異常気象や自然災害に振り回されている私たちの生活です。 実りの秋を迎える9月 台風など

来ませんように・・・。

 

昔は大きな生き物を恐れ 天地異変を恐れて生きてきた人類は 今や何の恐れもなく 地球を超えて

宇宙にまでその支配を広げようとしています。ではもう人類には何の恐れも無くなったのでしょうか ? 

そうではありませんね・・。 最近の北九州の豪雨でも命の危険を感じた人は多くいました。地下の油が

流出して海にまで広がり 必死に油をすくい取る作業が続けられています。土砂崩れがあり 家屋が浸水

などの影響を受け ゴミが山積みになります。 油を被ったゴミの臭いは大変です・・。

 

油の付いた稲はもう収穫不能でしょう。川にいた魚は 水辺にいた小鳥や小動物は・・・?? 今回の

油流出でどれ程の生き物が死んでいることか・・。川の生態系、地域の生態系も壊されたことでしょう。

人間は素晴らしい才能や意欲や知識を持っていますし 自分の問題となれば真剣に考えますが とても

自己中心的で 他の生き物との共生では随分意識が弱いのです。自分もまた同じ生態系に住むという

共存 共生意識が弱いのです・・・。

 

人間は自分に都合がいいように森を開拓し(壊し) 農薬を撒き コンクリートで地面を覆ってきました。

土に触れない生活が当たり前のようになっています。しかし他の生物には致命的なことです。彼らは何の

発言もしないし 彼らの気持ちを代弁するのは難しいことです。 生き物は自然を受け入れ 進化して

子孫を増やして来ました。 自然を開発の対象としてしか見ない人間の価値観とは違いがあります。

殺人はいけないことが人間社会の約束事ですが 自然の動植物を食料として生きてきた事実があり 

人間の為には彼らの犠牲は仕方が無い・・と考えています。今豚コレラが流行っていますが 殺処分が

解決方法です。 同じ生態系で生きていれば その影響は人間にも及んで来るかも知れません・・・。

 

この社会で真面目に生きる人でも 同じ生態系で共存する他の動植物のことを 忘れているように

見えます。確かに庭で花を育て ペットを可愛がり 動植物とのふれあいを大切にしている人も

多いです。でも人間の社会行為が多くの動植物を絶滅に追い込んでいることも事実で 今回の豪雨で

命を失った生き物は20種や30種ではきかないでしょう。 TVでは報じませんが 同じ自然の中に

生きてきた動植物にとっても今回の豪雨は大きな被害です。  

 

 出来るだけ人工世界に住み 自然の影響を受けない生き方が高級な生活と思われる節があります。

でも自然の恵みと厳しさを両方受けながら生きる生活は多分これからも100年は続くでしょう。

技術が進み 農作物を人工的に作れるようになり 化石燃料や原子力によるエネルギーが確保されると 

自然を重んじる考え方が薄れてきました。森が破壊されても 北極圏の氷が融けても 関係ない !?

という考え方です。人間に役立つ範囲内で 自然を、他の動植物を尊重する(利用する)そんな考え方に

なって来ました・・。

 

元々自然から離れて 『 社会 』 という自分に都合のよい世界を作り始めたことから その乖離は

始まっています。限られた自然環境の中で 人類と動植物達の間で矛盾が 利害関係が生じています。

他の生き物につけ回しをしてしか 生きていけないような状況も生まれています。高いお金を出して

ペットを買い 猫かわいがりをしていますが 生活の周りにいる動植物には 目が届きません。

捨て猫 捨て犬がどんどん増え 人を襲うような事態も起こっています。どんどん開発が進み 

彼らの生活場所が無くなっても 人間は自分の便利のために開発を止めようとはしません。限られた

空間の中で動植物を育てても 大きな自然の中で 自然に生きる彼らを守ろうとはしません。野生が

失われた 牙を抜かれた動物を眺めているだけです。野生を大切にする行動的な手法を取り入れて

人気の旭山動物園の園長さん自ら その限界を語っているTV放送を見ましたが 地球(生態系)の

生き物とのあり方を改めて考える時期にあるのだと思います。

 

経済優先 人間優先では人間の利己主義と映る面があります。日本は企業公害を克服した経験を持つ国

です。一時的に痛みを持っても 企業 住民がウインウインの関係にすることも出来る筈です。環境 

生態系を重視した考え方が人間社会にも別の豊かさをもたらすこともあるのです。人間の目先の利害で

無く 自然があるがまま存在することが 引いては人間の住む生態系をよくすることになるかも知れま

せん。自然を利用するだけでなく 複雑な生態系のことをもっと知る必要があります。何十億年かけて

出来てきた自然 生態系をもっと大切にする考え方です。生態系のTOPに立つ人類は 自分の欲望を

抑えて 同じ生態系(自然)に住む 相手の立場になって考えてみる そんな余裕が欲しいですね・・・。

 

 

そして10日も経つと 実りがはっきりと分かるようになります。 成長が早いですね !

実りの秋にふさわしい かかしです ? 

曇り空の元で 富士山に笠雲。 少しはっきりしませんが・・。

少し ハッキリです。

我が家からの二重の笠雲 ? 

晴れた朝は こんな朝焼けも見られます。

恐い程の紅い雲です。空気まで紅くそまるように感じます・・。

秋の気配は ススキによく現れています。

力芝(ちからしば) 稲科の植物。 やはり秋になると ブラシのような花穂を付けます。

イタドリの花。真っ白できれいです。

トウモロコシも 少し安くなりました。

ルドベキア・タカオ。 この花も忍野では 秋の花ですね。

菊科はもの凄い種類があります。 メランポジュームのようですが・・。

最後はあざやかに 百日紅(さるすべり)。 八王子の狭間駅前で 美しく咲いていました。

 

 

コメント (1)
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