ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

   9月も今日で終わり。 初雪と紅葉の10月を迎えます。

2019年09月30日 | 自然 花 写真

  (ススキの原から見る秋の富士山。 去年は今頃初雪だった !? でも秋のさわやかな空です。)

 

今年の長く続いた猛暑でモンブラン氷河が崩落する危険が高まっているということです。私も何回か行ったことがある

イタリア北部のマイユール モンブランの南東部にある山岳リゾート地ですが 地元自治体は観光客に人気のプラン

パンシュー氷河で全体の1/5にあたる約25万トンの氷塊が崩れ落ちる危険が迫っていると言い 立ち入り制限を

始めました。1日当たり35cm~50cm氷河が後退していると言います。氷河が融けているのはグリーンランドも

南極も同じで もし南極の氷が全て解けたら 60mの海面上昇が起こると言われます。60mの津波がやってくる

ようなものです・・・。

 

世界の海面上昇は 1900年以降15cm~20cm上昇しており これは気候変動の直接的な影響とされる。 海水温度の

上昇により 海水の体積が膨張することもあるが 氷河からの融解水とグリーンランドや南極からの融解水が主な原因と

される。22日の国連の発表では 海面の上昇速度は加速し この10年間で 過去100年間の3倍近くになっている。

温暖化による水没難民は2億8千万人に その中には名古屋 大阪の一部も含まれるという研究がある。

 

最近話題のグレタさんが世界に訴えたことは 『 科学者の声に耳を傾けて下さい 』 ということです。 世界の77

ヶ国が2050年迄に(30年後です。)温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすると約束しましたが主な排出国である 

アメリカ 中国 インドなどはゼロにする約束はなく 日本も具体策を発表しませんでした。16歳の高校生が 

『 世界が絶滅に向かっているのに 大人はお金の話しばかり・・』と言い 『 30年に以上にわたり 科学が示す

ことは極めて明確でした。でもあなた方は事実から目を背け・・ 必要な政策や解決策が見えていない・・・』 と

叱りつけるように言いました。チコちゃんのようですね・・・。

 

約30年前に国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が始めて地球温暖化の報告書を作成しました。世界の多くの

科学者が研究した成果をまとめたものです。人間活動に伴う二酸化炭素排出によって 二酸化炭素等温室効果ガス濃度は

確実に増えており 地球の温暖化が進み このままでは海面上昇が今世紀末( 80年後 )35cmから65cm上昇が

予想される というものでした。当時は気候変動に対する知見は充分なものではなく 不確実性があったのですが 第五次

報告書では 『 人間の活動が温暖化の主な影響である可能性が極めて強い。 』 と記すまでになりました。去年の特別

報告書では 『 地球温暖化を 1・5℃に抑えれば 人間と自然生態系にとって明らかに利益となり より持続可能で公平な

世界を確保出来る・・。』 と 私たちの努力次第で 希望ある未来を述べていました。

  

グレタさんの目には はっきり未来の姿が見えるのかも知れません。この世の欲に囚われない少女の目には 科学が何回も

警告しているのを無視し そのツケを次の世代にまわすことは断じて許さない!という強い意志があります。 

 

 

忍野村の南にある 北富士演習場からの富士山です。 

雨の翌日は雲で覆われることが多い富士山ですが そうでない時もあり よく分からないところです。

雲にも色々な種類がありますが 富士山から白い雲がわき上がっているようにも 見えます。

北富士演習場の駐屯地の柵越しに見た富士山。 日曜日は人影もありません・・。

秋の七草の一つ フジバカマ(藤袴)です。 

秋のキリンソウ ? 黄色はよく目立ちます。

鬼田平子 或いは 顔剃菜(こうぞりな) 面白い名前です。

吾亦紅(われもこう) これで花なんです。 ユニークなので すぐ分かります。

ススキの種も大きくなり 風で飛び立つ準備ももう出来ているようです。

可愛く 長く咲いている ひめじょおん。 

北富士演習場で必ず見つかる 河原撫子( かわらなでしこ )。

先日も紹介した 富士山フウロ。 

模型飛行機で遊んでいる人がいました。 最近はどろーんも見られます。

 

 

 

コメント (1)
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