( 2018年世界の二酸化炭素排出量。 日本は世界5位です。 JICA提供 )
世界の二酸化炭素(CO²)濃度分布推移。JAXA観測技術衛星による。
先日日曜日夜のTVドラマ 『 日本沈没ー希望の人々 』で こんなセリフがありました。
『 改めて自然の怖ろしさを知った。』『 長い年月をかけて人間が自然にしてきたことにツケが回ってきた。』『 生きている
私たちが何とかしなくてはいけない。』『 海も汚れてしまっった。』『 海をきれいにすることも大事な仕事だ。』
東京湾中心に大地震が発生 首都圏が大惨事に陥る・・という状況が撮されていた・・。
高知県も 戦後すぐに 『 昭和南海地震 』が発生 679人の死者が出た。あれから既に70年が経って 次の大震災が何時
起きてもおかしくない状況にあると専門家は指摘している。南海トラフ巨大地震だ。四国だけでなく 紀伊半島 東海まで広い範囲の
連動地震の恐れもあり 死者50万人との予測もある。 『 天災は忘れた頃にやってくる。』 これは防災科学を説く時 寺田寅彦
(高知出身)の言葉だとされる。 私たちは 何時起こるか分からない事象については 鈍い反応ぶりなのが気になる・・。今起こって
いることも 自分に直接的なことでなくては 余り気にも留めない・・。楽観的というより 悪いことは考えたくない・・というのが
私たちの本性かも知れない・・。
地球温暖化が叫ばれだしてもう30年になる。 産業革命以降二酸化炭素の濃度上昇に沿って気温も上昇している。その時から既に1.1℃
上昇しており 10年後には1.5℃に上昇するとも IPCCは警告している。 会議前には このままでは世紀末2.7℃までいく恐れがあると
いう予測も出ている・・。 今回のCOP26では『 世紀末1.5℃に抑える為の努力を追求する。』としている。報道では各国が表明した
削減目標が完全に実行されれば 1.8℃上昇に抑制出来るという分析もある。 数字ばかりで恐縮だが 私たちの本気が試されている。
もう既に遅い !?という意見もあるが いや未来の子供達の為に 決して諦めてはいけない・・とも思う。今回イギリス・グラスゴーに
集まった政治家・専門家達の必死の交渉で 会議は決裂せず 不十分であっても 石炭火力発電の削減という所で決着し 来年末迄に
更に目標達成に見合う各国の目標を出すことになった。 人間の英知が試された会議で 人類は今迄もこのような試練を経験しながら
滅亡から救われて来た・・。
日本では1987年にCO²濃度の観測が開始された。(ちなみにアメリカは1958年に観測開始)。世界気象機関(WMO)と国連環境計画
により作られたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が1988年に設立され 1990年に第一次報告書を出している。こうして科学的知見に
基づく地球温暖化対策がスタートした。1997年京都で開かれたCOP3(第三回環境条約締約国会議)で法的な拘束力を持つ温室効果ガス
削減の数値目標を国毎に設定し 1990年の排出実績の少なくとも5%削減を義務づけました。日本は6%削減を目標でしたが8.4%削減し
京都議定書目標を達成しました。このような取り組みの中で 日本でも温暖化への関心は高まり 私のブログも刺激され 環境問題に
のめり込んでいきました・・。 (続く)
先日行った大川村近辺の地図。高知市のいの町を更に北へ。愛媛県に隣接 早明浦ダムのそば。
633美の里(ムササビの里) 道の駅でトイレ休憩。 ここはまだいの町です。
大川村に入ります。 大川村の真ん中に吉野川が流れる。 水がくりぬいた甌穴がある。
奥吉野渓谷 この辺りの石が少しづつ解けだし 緑色の流れに。
よく見て頂くと 甌穴(おうけつ)がある。水流の浸食でくぼみが出来 石が入り円形になる・・。
銚子滝ですね。 森林率94%の大川村 山に降る雨水があちこち滝となっています。
紅葉・黄葉もまた美しい。
弁天様のお釜の前で。
20人ほど参加したツアーのお客さん。平均年齢 多分後期高齢者・・?
ガイドさんが強調していました。この小金滝は四国最大 !! だと。
無名の滝も沢山あります。
早明浦ダム’(さめうらだむ) 四国の水瓶 四国の水を管理しています。
帰りは東へ 早明浦ダムを通り 土佐町へ そして大豊町 南国市を抜け 高知市に戻りました。
帰りは道の駅で お買い物。2500円のクーポン券を使わせて頂きました。