高校時代の悪友、I 山 という男が晩酌用のお酒を買いに来てくれました。
日本酒が好きな男で、妻帯者なんですが酒の肴も自分で用意することが多く、「今日は秋刀魚にしようかな…」などとつぶやきながらお酒を選んでいます。 うちに寄ってくれる時は時間にゆとりがあるようで、お茶を飲みながらいろいろ話しをしてくつろぎっぱなし。
先日、家で夕食にスパゲティ作ってさ、食べ終わったらなんか物足りなくて久しぶりにウイスキーを飲んだよ、オン・ザ・ロックで ちびちびと、チョコレートをつまみながら… とは I 山の言葉。
酒屋の私が言うのもナンだけど、今時自宅でウイスキーを飲む人って珍しいんですよね。いやいやバカにしてるんじゃなくて、ウイスキーって流れる時間を楽しみながらじっくり腰を据えて飲むものでしょ、だから時間のある人じゃないと飲んでられないって思われてるらしいんですよ、 日本酒も然りと…。 だけど時間なんてーのは自分で作るもの、何時間も晩酌に費やすわけじゃありませんから、やり方一つなんですよねぇ…
類は友を呼ぶ まさしく私の友は自分なりに晩酌の楽しみ方を持っているようで、そこがまた悪友たる所以だったりしてるんですなぁ。
お互い昔の姿を知るもの同士、今度一緒に飲みに行ってみようか、たいして話しがあるわけでもないけどさ。