戦国時代に誕生したと言われる「みりん」。
江戸時代には「甘いお酒」として飲まれていたと言われる「みりん」。
その後、料理のコクやうま味を引き出す調味料としても使われるようになった「みりん」。
愛知県の三河地方は日本一のみりん業者数を誇る みりん醸造の本場だそうで、その地で明治のころから「もち米のおいしさを、醸造という日本の伝統的な技のみで引き出した本格みりんです。」と胸を張って造っていらっしゃるのが株式会社 角谷文治郎商店さん。
http://magazine.shokuikuclub.jp/food/20161204_050038/
二年の長期熟成を経てようやく完成するのですから、手間がかかってますわねぇ。
この「三河みりん」、加熱処理されていないので瓶の中で麹の酵素がまだゆっくり働いて味のふくらみとコクを醸し出しているそうです。
さて、A君から「三河みりんをバニラアイスに掛けて食べると美味しい」と教えてもらったので早速実行。
先にも書きましたが、みりんはアルコールを含んだ「酒類」ですので、昼間使う際は煮きってノンアルコール状態にしてから。アルコールの沸点は78℃ほど、お湯を沸かすより早いので このくらいの量なら小さな鍋に入れて火にかけ泡が立つくらいでいいようです。
普通はだいたい煮物や焼き物など、熱を加えるお料理に使うので問題ないんですけどね。
で、こんな感じに。
バニラアイスって意外と白くないのね・・・掛けたみりんが全然見えませんわ。ホントに掛けたのか自分でも不安になったりして。

でもひと口でその差は歴然です。オトナの味わいだわ~。
ちなみに、このような本来の製法でつくられている「みりん」や「米酢」などは日本酒と同じく米を原料としておりますので、それらを使うことは大袈裟なようですが農業振興にもつながり公益に資するはずなのです。
なるはどねぇ~ っと思ってくださるかたがいらっしゃいましたら幸いに存じます。