まだまだ暑い日が続きますが、季節を先取りして今日は秋の話題を。
秋といえばいろいろな食材が出回ってわれわれ酒飲みにはとても楽しみな季節です。月見で一杯、といきたいところですね。月見と言えば旧暦の八月十五日にダンゴと実りの初物を揃えて、さらにススキの穂など秋の野草を月に供える「中秋の名月」という行事があります。満月の光を浴びながら酒を酌み交わし、夜露のついた物を食べると長生きするという言い伝えがあるため必ず屋外で行うそうです。江戸の頃は川舟を繰り出してにぎわい、隅田川界隈の料理茶屋は大繁盛したとか… 月を見ながら季節の変わり目をしみじみと味わう、なんとも日本人らしい、ゆったりとした粋な風流さを感じます。くしくも今年の中秋は十月六日の金曜日、時間に追われてゆとりがない毎日を過ごしている現代人も、たまにはゆっくりと流れる時間を味わってみてはいかがでしょう。もちろんお供は日本酒で… あぁ 想像したら飲みたくなってきたぁ~
去る19日、地元の一大イベント「くろさき祭り」が行われました。我々商工会の青年部員は朝から近郷相撲大会のお手伝いなどで毎年いい汗流してます。夕方からは子供みこしのお手伝い、夜は「やかた竿燈」という行事を開催し、全部終るのは日付が変わろうとしている時間。さらに翌日も朝からテント張りや後片付けなど、トータルすると結構な労働量になりますが、みんな頑張って出てきてるからスゴイ!原動力になっているのは「地域の人たち(特に子ども)に楽しんでもらえる場を作りたい」という気持ち。果たして成果が上がっているのか不安はありますが、みんな損得考えずに頑張っていることだけは自慢できます。私も10数年関わってきましたが、あと2年で引退の身となりました。地元の商工業者が減ったので青年部員数も減少してますが、「自分があの歳の頃、あんなにしっかりしてなかったな」と感じさせてくれる頼もしい若手がドンドン出てきてくれて嬉しい限りです。ちょっと年上だからって威張ってられないな こりゃっ
これ、唎猪口(ききぢょこ)といいます。清酒の鑑定用のお猪口で、鼻まで覆う大きな口径は香りを逃さないように、底に描かれた藍色の円はお酒のにごりや色合いを見る為にと工夫されたもので、質素ですが非常に趣のあるお猪口です。ぴったり一合入るので簡易的な計量カップにもなりますし、そば猪口などにも使えるので結構重宝しますよ。注がれているお酒は常連のお客さん・K林さんがおすそ分けしてくれた大吟醸酒。
「この酒は何年か寝かせるともっと旨くなるよね。」
K林さんに買ってもらった時にそう話したことがあったんですが、その未知の味を試してみようとそれから約二年、K林さんはこのお酒を大事にとっておかれました。そして先日、いよいよ開封して味見したところ、「こんな酒 今まで呑んだことがない!」というほど旨くなっていた…これはマイタに飲ませてやらなきゃってことでわざわざもって来てくれたのでした。申し訳なく思いながらも一口いただく…間違いなく旨い! 群を抜く旨味、上品な甘味ととろけるようなまろやかさ、まさに絶品。むかーし昔、某酒蔵の杜氏さんと話した時に「酒の旨味は甘味からくる、でも甘味が旨味ではない」と禅問答のようなことを言われたのを思い出させてくれた一口でした。ここが私にとっての「旨い酒」の原点だったような…
K林さんのお陰で大事なことに気が付いたようです。今日もまたお客さんから助けてもらったなぁ~
昨日、知らないうちにこのブログの本文の下に「スポンサーリンク」などというものが付きました。私が全然知らないスポンサーが勝手に名を連ねていますので皆さん誤解の無いようにご注意願います。
佐賀の知人からいただきました。「切らずかすてら」の名の通り、袋の中にはちゃんと切ってあるカステラが並んでます。食べる人が切らなくてもいいのは便利なもんだな。早速3時のおやつに抹茶かすてらを一つ…ウ~ン、美味でございますぅ~。日常はご飯と味噌汁と納豆のみの我が家ですが、有り難いことにいろんなご縁でいろんな食べ物を頂戴するのでうちの子供らは舌が肥えてきました。贅沢させる気はサラサラありませんが、子供のうちに色々なものを食べると味覚の発達にとてもよい効果があると言われてます。原材料が何なのかを言い当てる能力なんて必要ありませんが、表示に頼ることなく、食べて良い物かどうかを五感で判断できる感性を身につけて欲しいと切望してます。
韓国ドラマがもてはやされて数年、全然興味のない私ですが毎週土曜日の夜の「チャングムの誓い」だけは楽しみに見ています。宮廷に女官として勤め、王様や上官に敬意をはらって一生懸命働くチャングムが、腹黒い人たちの策略にはめられ何度も蹴落とされるけど、くじけそうになりながらも諦めずに信念を貫き這い上がる、昔のスポ根ものにも似た先が読める展開なんですが、最後は幸せになるんだろうと思いながらも、悪巧みする一派のあまりの陰湿ぶりに見ていて胃が痛くなるときもあるほどついつい引き込まれてしまいます。最近の日本のテレビドラマはほとんど見ていませんが、一年続くような作品って無いですよね?いろいろな事情があって出来ないんでしょうけど、せめて半年ぐらい時間を必要とする内容の濃いドラマがあって欲しいものです。ウケ狙いではなく自分たちが本当に良いと思うものを…
がんばれ日本のテレビ業界!
サッカ-日本代表の新監督・オシム氏の本を読みました。私はサッカーにあまり興味がないのでオシム氏がどういう人なのか全然知りませんでしたが、本を読んだ限り大変すばらしい人格者だと感じてます。ヨーロッパの本当の紳士はユーモアのセンスが問われるそうですが、まさしくオシム氏のユーモア、知性、決断力は「紳士」たる人間ならではのものと思います。特に優れていると感じたのは「人を観察する」能力。人の上に立つ人には一番重要な能力だと常々思ってましたが、この人は凄い!きっとオシム氏在任中に日本のサッカーはかなりレベルアップするでしょう。以上、サッカーど素人のマイタのコメントでした。