マイタのブログ

新潟県新潟市西区鳥原2595-8 前田商店 TEL 025-377-6327・FAX 025-377-7981

時期的に

2006年09月27日 | 〆張鶴

お客さんの好みの多様化などもあり、日本酒もあちこちの酒蔵さんから毎年様々な新商品が市場に投入されます。チャレンジ精神旺盛な酒蔵さんがちょくちょく新商品を出す、それはそれで良いことだと思いますが、出さないところもそれはそれで良いことだと思います。「今ある酒の質をもっと良くしようと常々考えてますと、新商品というものまで気が回らないんですよ。」と言うのは県北村上の〆張鶴醸造元・宮尾酒造の宮尾社長。この言葉をお聞きしたのはもう何年も前のことですが、有難いことにその理念は今も変わっていません。今飲んで下さっているお客さんにもっと喜んでもらいたいと、いろいろなことを試しな2がら品質を向上させていく 。もちろん宮尾酒造さんだけではなく、同じ考えで新商品を出さない酒蔵さんは日本中に沢山あり、そのような方々がこつこつと地道に努力してくれるお陰で我々酒屋は美味しいお酒をお客さんにお渡しすることができます。

「新商品を出さないとは企業努力が足りないな。」と酒蔵さんに向かって好き勝手なことを言う酒屋さんが居られるのには困ったものですが… 「企業努力=新商品」としか発想出来ない愚かさには悲しくなってしまいます。でも、飲んでくれてるお客さんはちゃ~んと分かってくれてますから、蔵元さん 安心して造りに専念してください。

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子供の弁当

2006年09月22日 | 食・レシピ

060922_080016 高校3年生の娘の弁当です。かーちゃんが旬の食材を駆使して作っているので娘曰く「冷凍食品が入っていない!」と友達が驚くそうです。かーちゃんは冷凍食品が嫌いなわけではなく、ただ単に「旨い冷凍食品が無いから」とのこと… 前日酔っ払って夜中に帰って来ても子供の弁当だけは絶対作る執念には頭が下がります。そういえば子供が小さいころは家の隅っこに小さな畑を作ってほうれん草やらなんやらと作ってたなぁ。旨いものを求める気持ちの強さは一級品です。「それもこれも子供が学生の間だけの期間限定だから出来ること」と、かーちゃんからは謙虚なコメントが返ってくるけど、その謙虚さの欠片でもいいから私に向けて欲しいものです。

見ているとどうやら7品入れるのが目標らしいこの弁当、ごちゃごちゃ入れすぎてふたが閉まらないことも日常茶飯事。かーちゃんの母上は台所に立っていると機嫌がいい人で、そのまた母上がさらにその傾向が強かったらしく、そんな環境で育った上に、最初に勤めた会社の上司の方が美味しいものばかり食べさせてくれたことが食に対する彼女の基本を形成しているようです。以前、料理屋さんの女将さんから「そういう人を口福(こうふく)な人っていうんだよ」とお聞きしました。なるほど、口福=幸福ということか。つまるところ彼女の幸福に私は一切貢献してないということですな。なんともはや…

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今宵は本鮪

2006年09月15日 | 食・レシピ

私が社会人一年生のころ、出張先の民宿での夕飯どきに、一緒に泊まってた職人のじいさんが毎晩刺身と酒だけで夕食を済ませていました。こっちはバリバリの若者でしたから腹いっぱいにならないと満足できず、「それだけでいいんですか?」などと生意気な質問をしたことがあります。「俺は酒と刺身があれば他には何もいらねぇ。」じいさんのその言葉に、まだまだけつが青かった私は「年をとると食が細くなるってことだな」と解釈してましたがそいつは大間違い、でも、いつの間060914_204455にやらあの時じいさんの言ってた意味がよーく解るようになってました。酒との組み合わせでこれ以上のものはないというのが獲れたて新鮮な魚の刺身、日本人が受け継いできた完璧な組み合わせです。そして今晩の我が家の食材は本マグロの刺身。いやーっ思わず顔が綻びますね~。今では超高級品の本マグロ…いつも思うけどウチは幸せだなぁ、裕福じゃあないけどこんなに旨いものが食べられるんだから。きっと世の中にはお金はいっぱい持ってるけどゆっくり晩酌を楽しむ時間がないっていう人、多いんじゃないかな?お気の毒に…このマグロはまたもや知人からのいただきものですが、そういう知人がいてくれるのもウチにとっては幸せです。この食材で我が子供たちの経験値がまた一段上がることでしょう。本当にありがたいことです。

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雨の夜

2006年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム

最近めっきり涼しくなってきました。060913_190440

夜でもこうやって入り口を開けっ放していられるのは あと何日位かな…

  今日はぬる燗が特に旨く感じそうです♪

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至福のとき

2006年09月08日 | 日記・エッセイ・コラム

060908_195602 秋ですねぇ~

澄んだ空気に明るいお月さま。

  • 今宵の酒は金鶴と大黒正宗、
  •         一段と晩酌がすすみます…

日本人で良かったぁ

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男女共同参画

2006年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の夜、「男女共同参画社会をめざして」と題した講演会的な催しがありました。企画運営は中学校のPTA家庭教育学級の方々(一般の保護者),いつもご苦労様です。会場には30人ほど集まってましたが、男性は先生やPTA会長などを含め7人だけ… こんな状況も「男女平等とはいえない!」と指摘されるかな?まぁ夜7時集合となるとお父さん方はなかなか出て来れないでしょうから、そこは大目に見てください。

さて、本題ですが、問題視されてるのは「ジェンダー」と呼ばれる文化的・社会的につくられた性差、いわゆる男女差別。生まれながらの男女の構造的な性差はどうやらあまり問題ないみたい。「あなたは女だからこの仕事は無理だよ」とか「女のくせに生意気だ」などというのがジェンダーになるようです。確かにそんなこと言われたら誰だって頭にくる、女性を馬鹿にした言い草です。講師の先生のお話では、そのような女性蔑視の考え方がまだまだまかり通っている世の中らしい…へぇ~知らなかった、そりゃイカン。女性だからという理由だけで活躍の場を奪われるのはどう考えても理不尽です。でも、男性に向いてる職業、女性に向いてる職業という考え方があるのも決して悪いことではないと思うのは私だけではないはずです、これは差別ではなく区別ですから。「女だから無理」ならば「男だから無理」もあるんです。相手の気持ちを考えて言葉遣いさえ気をつけてくれたら、あとは目くじら立てるようなことは無いんじゃないかなぁ~…感謝の気持ちを忘れずに頑張りましょう!

中村 哲さんの「アフガニスタンで考える」という本、参考になりますよ。

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