冷蔵庫の中に入ったほうが温かさを感じるようになったのはいつごろだったかな? 知らぬ間にそのような気温になっていた…と言うと誇大表現ですが、とにかく最近では倉庫がやたら冷えているのですよ。お酒の管理には適しておりますけども。
バックヤードからお酒の陳列作業中。
一升瓶は空になったら回収されてきれいに洗浄され、繰り返し使われますが、こちらは新瓶です。右手のものは金鶴の にごり酒、その隣りの3本は金鶴 純米しぼりたて。瓶の透明度が高いおかげで中身が入ってないように見えたりして。 にごり酒は瓶内活性中につき、澱がなかなか沈みませんわ。抜栓時は要注意ですよ。
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さて…と、今日は早く上がって晩酌しましょうか。
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って、閉店後にお知らせするのはどうかと叱られそうですが・・・
このたびは入荷した時間がいつになく遅かったもので ブログを更新するゆとりがありませんでした。誠に申し訳ありません。私の手際の悪さですわ。
では、本日はこれにて失礼いたします。
職業柄、本日取り上げねばならないテーマがあるような・・・ それにしても気のせいか今年は静かなようですが。
銀杏の葉を使った手書きのラベルは、以前 樽で仕入れて量り売りしていたころに使っていた手法ですが、久しぶりに遊びごころでぶら下げてみました。参考までに申しますと、これだけだと表示義務違反です。
話題性では少々引けを取りますが、国産でもワインの新酒は出ております。やはりスッキリしたタイプのものが・・・
山梨・勝沼より、丸藤葡萄酒の2012新酒。
おとなりの南区の特産洋梨・ル レクチェを生ハムで巻いて この軽やかな白ワインを合わせてみてただきたいですねぇ。昨年体験済みなので自信ありますわ。その相性の良さたるや、思わず声を上げるほどに。
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そうそう、ここらで鬼が笑う話しをひとつ。
う~ん、 かなり… かなりですな。 (ーー;)
昨夜、テレビのバラエティ番組で新潟の日常を紹介してくれてました。
渋柿のヘタに焼酎をつけて数日すると甘くなるとか、おにぎりに塩だけつけて食べるとかってのは 確かによくある光景ですわ。そういえば以前、海苔の業者のかたが「新潟はご飯が美味しいから味付け海苔が売れない。」とおっしゃってました。フリカケも然り、と。 教えてもらわないと分からないことですよね。
その辺は良しとしまして、番組中で「新潟の人は酒の席で『とりあえずビール』ではなく、最初から日本酒を飲む」・・・といった場面がありましたが、日本酒びいきの私でも あれは言い過ぎではないかと思ったりして… 理想なんですけどね。あの通りであれば私の日本酒一合運動も必要なくなりますし。
しかし、せっかく反発覚悟(?)で あのような内容にして下さったのですから、素直に感謝いたしております。ありがとうございました。
それでは今晩も 日本酒で乾杯! http://www.youtube.com/watch?v=WqdfLfLxpZ4&feature=youtu.be
ということで。
時期的に清酒の話題が増えるのは酒屋の習性とご容赦下さいませ。m(__)m
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ご近所にお住まいのA木さんご夫妻が先週末に佐渡に渡られまして、金鶴醸造元の加藤酒造店さんにも寄って来られたと 先ほどご丁寧にお話しに来て下さいました。
実は 今は亡きA木さんのお爺さんがお元気だったころ、地元の新聞に加藤酒造店さんと当店についての文章を投稿して下さったことがありまして、私どもとしましては大変恩義を感じているのであります。文章中では「金鶴」と「前田商店」の名は伏せられてましたが、「佐渡の酒蔵まで仕込みの手伝いに行く酒屋」とか「黒埼町(当時の地名)」などの言葉から、読む人が読めば誰のことか察しがつく内容、しかも温かい気持ちになれるような結びの名文で。
余談ですが、当時は朝刊がお昼ころにならないと配達されなかった佐渡の加藤さんに、朝早く電話して伝えてくれた親切な人がいたそうで。そのお心遣いは有難かったんですが、ただ「マイタが新聞に出てた」としか言わなかったらしく、加藤社長が慌てて「なにかやらかしたのか?」と心配した様子で私に確認の電話をくれたことなども鮮明に思い出しましたわ。
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あれから もう15年ほど経ちましたねぇ・・・
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あのころの気持ちを忘れずに地道に頑張っていきたいと思っております。
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早いところでは もうじき新酒の出荷が始まるのですが、私どもがお付き合いさせていただいている酒蔵さんは来月あたりからの予定です。
チラシは既に出来ていたんですけども、うっかりホームページ用のご案内を作っていなかったことが発覚、一先ず最低限の内容を載せて取り急ぎこのように・・・http://maitasake.com/siboritate23.html
じっくり作っても大して変わらないかと思いますが、美観的にかなり問題ありの仕上がり… あくまでもお知らせということでご容赦下さいませ。あとで直しますので。
しかしこの「うっかり癖」は改善されないものですねぇ。ひどいときは完成したチラシに店名が記載されてなかったこともあったりして。 とにかく気をつけます。
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さて 話は変わりまして、佐渡の金鶴醸造元・加藤酒造店さんの新しい瓶詰め場兼製品置き場が完成し、本日より稼働するとのこと・・・ おめでたいですねぇ。\(^o^)/
9月にお邪魔した時点ではこんな感じでした。落ち着いたころに覗きに行きたいのですが、きっとしばらくは大忙しでしょうから、本当に邪魔にならないよう慎重に考えて行動しますわ。
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新年早々・・・とか。
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季節の巡りは早いもので、秋上がりの酒を楽しもうかという矢先に 新酒のご案内を頂戴したりして。 いよいよ始まりますねぇ、今年の酒造りが。
いつものように、当店では三つの酒蔵さんの新酒を扱わせていただきます。
◆〆張鶴 しぼりたて原酒 ・・・ 11月上旬より4回入荷
◆金鶴 純米活性にごり酒 ・ 純米しぼりたて ・・・ 各12月上旬入荷
◆大黒正宗 しぼりたて原酒 ・・・ 12月中旬入荷
すべて出来たばかりのお酒を生のまま瓶に詰めて蔵出しされるので、新鮮な風味を存分にお楽しみいただけるものと存じます。
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とろりとろりと 今摺るもとは 酒につくりて 江戸へ出す
江戸へ出すとは 昔のことよ 今は世が世で 地ではける
地でも江戸でも なとりのご銘酒 酒は剣菱男山
男山より 剣菱よりも 私のすいたは色娘
だれもどなたも ここらでちょいと ちょいとつけましょ 長煙草
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「酒造り唄(もとすり唄)」
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剣菱も男山も置いていませんが、この唄は好きですわ。
もうしばらく秋のお酒に浸ってから準備を始めようと考えている夜長なのでした。
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「瓶が出ないなぁ~。」と困っているのは空き瓶業者さん。確かに近年ご家庭でビール(発泡酒・第3系含む)を飲まれるかたは「缶」が主流のようですし、贈答用のビールも やはり「缶」。さらに呑み屋さんでは冬でも「生ビール」が定番だといいますからね。一体 瓶ビールは何処で飲まれているのやら・・・ と思うほどの世の中なのであります。
かく言う私は、宴会でもビールは乾杯のとき一杯飲むくらいで、あとは酒になります。ひと口たりとも飲まないってのは同席されている方々に失礼な感じですし。ただ、なんでほとんどの宴席では乾杯がビールなのか甚だ疑問でもあるのですが。 日本人なんですから、せめて乾杯の一杯くらいは日本酒でやっていただきたいものですわ。「いや~、日本酒は効きますからねぇ~」とおっしゃる向きも、盃に少々程度でしたら問題無いように思うのですが、それは私が世間ズレしてるってことなのかもしれませんな。
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決してムキになっているわけではありませんよ。ただ、美味しそうなお料理を目の前にしたときに、美味しい日本酒が手元にないと それはそれは辛いものだと本日お茶飲みに寄って下さった御仁と意気投合したものですから、なんとなく思い出して書いたまでなのです。
食欲の秋は日本酒によく合う食材が豊富に出回る季節、「マイタがうるさいから、ひと口だけ日本酒飲んでやるか・・・」 と思っていただけたら幸いです。本当は日本酒って呼び方も好きじゃないんですけどね。昔から「酒」と言えば清酒を指していたんですから。
あの、ビールを否定しているんじゃないんですよ? 「これを食べるんだったらビールが欲しいね。」ってこともありますからね。私の場合はピザとかナッツ類がビンゴですわ。
ピスタチオとエビスビール・・・
軽く炙ったフランスパンと赤ワイン・・・
などなど自分なりに相性ってのがあったりして。
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そして白身魚の刺身には文句なしにぬる燗の酒なのです。ちなみにこれは今現在の私が欲しているものでもありまして。
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今日の新聞にも載ってましたのでブログ上で言う必要はないかもしれませんが、念のために。
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新潟市中央区のチサンホテルで、10月3日(水)にお酒の有料試飲会が開催されます。
今年で4回めだったかな?
9月21日締切です。詳しくはこちらをご覧ください。→ http://niigata-sake.or.jp/event/13_index.html
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「酒の陣よりも数は少ないけど、かえって落ち着いててよかった」・・・ と、昨年行った知人が申しておりました。私は行ったことが無いので無責任なことは言えませんが、これくらいの規模の試飲会を頻繁にやってくれたほうが、もしかしたら一般の方々には喜んでいただけるのかも知れませんね。
ちなみに私はと言いますと、今年も行けないかなぁ… と思います。
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決して忙しい身ではない私ですが最近はなかなか予定が立て難くなりまして、本来であれば平日行きたいところ、止むを得ず日曜日になってしまいました。
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私が佐渡に行くと言えば いつもの如く金鶴の加藤酒造店さん訪問と決まっておりまして、例により酒米の実り具合を見るのはもちろん、今回は特別な目的もあるのですよ。
契約栽培の酒造好適米「越淡麗(こしたんれい)」、今年もよい出来になりそうですね。金鶴の大吟醸になる米ですから密かに気にしていたのであります。
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そして特別な目的がこちら・・・
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金鶴の蔵の改修です。この秋の仕込みに間に合わすべく急ピッチで進んでる模様。
なんとも厳重な耐震施工、これはすごいですな。
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さらに一番気になっていたのが、
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新しい麹室(こうじむろ)なのです。
こちらは今まで使っていた所をより機能的に造り替えたということで・・・
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酒造りにおける麹の重要性は日本酒に詳しい方はご存じのところですよね。
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誠に失礼ながら、製造量を考えると恐ろしいほど立派過ぎる麹室です。 こりゃ本当にすごいですわ。
「名付けて奮起室(ふんきむろ)」・・・ 加藤社長(ケンさん)の言葉から酒造りにかける意気込みが伝わって来ましたわ。今年初めて造る麹は如何に… 蔵の人たちは相当緊張することでしょう。麹造り担当の蔵人も「しばらくは泊まりが続きますね。」と言ってましたし。
大変だと思いますが美味しいお酒を造るために頑張って下さいませ。
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さて、十分驚かせていただいた後はケンさんと酒も呑みましたし、何の心残りも無く帰ることが出来ますわ。
金鶴を愛飲してくださっている皆さま、これからもっともっと酒質が良くなりますよ。
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金鶴の純米酒「風和(かぜやわらか)」。
四合瓶(720ml)の化粧箱には [佐渡産五百万石使用] と書かれてましたが、このたびからその文字が削除されました。(向かって左が新しい化粧箱) 内容は変わっておりませんのでご安心ください。
どこまで情報を表示するべきか、人それぞれ考え方に違いがありますから その度合いは千差万別ですよね。お酒売り場に並んでいる様々な酒蔵さんの瓶を見比べればそれが良く分かりますわ。ただ、親切に沢山の情報を記載したはいいけど、それをもとにお客さんが推測した味と実際に飲んだときとで大きな開きがあったりして、ご不満を抱かれることもあるようです。 その反対に表示されている情報が少な過ぎて不親切だとお叱りを受ける酒蔵さんも・・・。
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私はこのたびの小変更は大歓迎です。
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さてと、お盆が近いことですし また店頭に升を並べましょうか。その両者の間には特に関連はありませんが。
と言うことで、本日は金鶴の升をば。
汚れ防止に一個ずつ和紙で包みます。普通の包装紙や新聞紙などでも問題はないんですけど、中が見えないのは面白くありませんし、風情も感じられないですからねぇ。
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う~ん、檜の香りが漂って なんともよい気分。
こういう地味な仕事をコツコツやるのが根クラな私には似合っているようです。なんてのは笑えないジョークだったりして。
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いつものお酒を違う風味にしてくれるスグレモノ、それが檜の升。癒し効果もあるのではないかと勝手に思い込んでおります。
これまた冗談っぽく言ってますが満更でもないと思いますよ、天然木の芳香は身体に馴染みますから。
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