マイタのブログ

新潟県新潟市西区鳥原2595-8 前田商店 TEL 025-377-6327・FAX 025-377-7981

表示とカン

2007年10月30日 | 日記・エッセイ・コラム

消費期限・・・食べられる期間。 (鮮魚、食肉など腐りやすいもの)

賞味期限・・・品質の特性を十分に保っている期間。

ちなみに卵は賞味期限の部類ということで、生で食べられる期間を表示してるそうです。だから、期限を過ぎた場合は加熱して食べればいいんだって。

今、ずいぶんと食品の表示であれこれと騒がれてますが、果たして私たちは表示を正しく理解できてるのでしょか?

たとえば、清涼飲料の場合。「ノンカロリー」「カロリーゼロ」は、100ml当たり5キロカロリー未満であれば表示してOK!   ということは、500mlペットボトルは25キロカロリーに満たなければ「カロリーゼロ」と表示してよろしいってこと。バナナ1本が約90キロカロリーらしいから、25キロカロリーを多いと思うか少ないと思うかは各々の判断ですが、とにかくゼロではないものでも「カロリーゼロ」と言ってるものがあるということになります。

お米の表示には上記のような期限ではなく、精米年月日が使われるそうで、お酒は瓶詰めされた月または出荷月(日までは表示義務なし)と言われてます。だから、1年前に造ったお酒でもタンクで貯蔵しておいて、今月瓶詰めして出荷すれば今月の日付になるんですな。そもそもお酒は長期熟成させることで美味しさが増す飲み物ですから、あまり日付に神経質にならないほうがいいと思いますが。

015_2 ちなみに これは例外。

出来たてホヤホヤの風味をお楽しみいただきたいというコンセプトで造られたお酒だから、「なるべく早く飲んで下さいね」という造り手の思いを伝えるために書かれたものです。当然ながら期間を過ぎても飲めないわけではなく、逆に冷蔵庫で1~2年保管して味がまろやかになったころを見計らって飲む愛飲家の人たちも大勢居られます。

つまり、早く飲もうが後で飲もうが飲む人の自由、皆さんのお好みでお召し上がりください…というのが我々酒屋の気持ちですわ。そもそも日付や期限、期間なんていうものは一つの目安程度に受け止めて、判断は自分でできるようにしておいたほうが何かと重宝すると思いますけどね。果物の食べごろなんてのは自分で判断できなきゃ困りますし、同じ日に作られた食品でも、管理状態の違いで味わいにも差が出ちゃうんですから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

精米歩合

2007年10月27日 | うんちく・小ネタ

本業は何なのか忘れられそうなので、たまには酒屋らしいお話しをひとつ。

お酒を造るときに原料のお米を削ります。これは、お米の表皮や胚芽に多く含まれているタンパク質や脂肪を取り除くためで、これらの成分が多く残っていると酒の味や香りに好ましくない影響があるので、高品質のお酒ほど『より多く削って小さくなったお米』で仕込みます。このとき、どのくらいまで削ったかを知るのに精米歩合という数字が用いられ、玄米重量に対する削ったあとの白米重量の割Photo合で示します。

簡単に言うと、100㎏の玄米を削って60㎏の白米が残れば「精米歩合60%」ということになります。 ただし、お米には等級があり、すべてが同じ条件ではありません。一般論ですが、①・等級の高いお米は粒がきれいに揃った玄米ばかりが入っているものが多く、②・等級の低いお米は未熟粒や組織のもろいお米、砕けたお米などを多く含んだものもあります。②の場合、精米中に壊れて粉になってしまうものが多く含まれてることになりますが、仮に100㎏の玄米のうち15%が粉になる(使えない)としたら、85㎏の玄米を精米したのと同じことになってしまいます。それでも50㎏の白米が残れば「精米歩合50%」という表示をしてもいいことになってます。

だけど、85㎏を削って50㎏になったんだったら、50÷85=0.5882・・・で本当の精米歩合は約59%なんですよね。006_2

ですから、①のお米でほとんど全部がきれいに白米になった場合の精米歩合60%と、②の精米歩合50%(本当は59%)のお酒が並んでたときに、数字だけで判断すると誤った選択になってしまうかもしれません。精米歩合の数字が小さいほど高品質と思われがちですから。

なんだか細かしい話で恐縮ですが、一部のお酒には精米歩合の表示が義務付けられておりますので、もしラベルなどに記載されてる数字を見つけた場合、この話を思い出して下さい。そして、「お酒の評価は飲んでからにしよう」と、ご自身の味覚で美味しいと感じるお酒、美味しいと感じる飲み方を見つけていただけたら、酒屋としてこんなに嬉しいことはありません。

なお、文中分かりやすく表現するために大雑把な部分があります。『マイタのブログ』を見て下さってる業界人の方々にはその辺はあらかじめご了承願います。

あっ そうそう、蔵元さんに断りもなく勝手にラベルの写真載せちゃいましたけど、いい意味での見本ですのでご安心してお召し上がりください。

金鶴は高品質のお酒です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またもや学校へ、

2007年10月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_2  先日、セガレが通う高校で催された『携帯電話を安全に使うための講習会』のテキストです。

これによると、高校生の96.0%が携帯電話を持ってるとのこと、う~ん…時代ですなぁ。

とっても便利な道具ですが、さまざまなトラブルの原因にもなっているということで、学校の先生も携帯電話と子供たちの関係には非常に神経を使ってます。   講師の方のお話の中で「着信メールがあるとすぐ返信したくなる」のは「メール中毒」です、というのがありましたが、人から打診があったら早めに返事をするのは社会のマナーでもあるので、一概に悪いことと決めつけないほうがよいのでは?と、内心ハラハラしながら聞いておりました。でも、高校生のメールの内容の大半が緊急を要するような重要なことでは無い、ということなんでしょう。仕事で使ってる社会人とは違いますもんね。講師の方は、子供たちが危険な目に遭わないように懸命に伝えようとするあまり、そのような表現になってしまったんですな、そう思うとありがたくて頭が下がります。でも・・・

最近の携帯電話のテレビCMでは、会社内で上司が部下を叱ってるシーンで、両者とも片手に携帯を持ってメールしている場面があります。子供があれを見たら、「ふ~ん、会社では目上の人から怒られてるときにメールしててもいいんだ」って思っちゃうんじゃないかな?大人ですらテレビに振り回されて納豆を買い込んだりしたんですから、子供たちがメディアから受ける影響だって計り知れないですよね。一方で子供にメールの危険性を必死に訴えてる人がいて、他方では面白おかしくどんどんメールを使おうとばかりに人気タレントが宣伝している… さあ 子供たちが関心を持つのはどっちでしょう?

私のような不真面目な人間が言うのもおこがましいですが、もっと見本になるような大人の姿を映し出してくれてもいいんじゃないでしょうかねぇ… 公共の電波を使ってるんですから。その影響力を良い方向で使ってくれたら、もっとテレビの価値が上がると思うけどなぁ…。 えっ? お前に言われたくない? そりゃごもっとも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このっ カタブツ!

2007年10月22日 | 日記・エッセイ・コラム

相も変わらずビスタ君には手を焼いてます。

ずい分とお固い性格のようで、以前のパソコンなら簡単に受け付けてくれてた写真をビシバシと撥ねつけてくれるおかげで、なかなか思うような内容に出来ず、ほとほと呆れてしまいましたわ。

005_3

ちなみに、これは古代米の画像。K彦クンに言われるようにしてサイズを変更してテスト用に撮影・アップロードしてみたところ・・・ おおー 入りましたねえ~。

つまり画像の大きさが問題だったということか、ふ~~~ん。 あ~ぁ ここをこうすると写真のサイズが変更できるワケね。

でも…たしか、大きすぎる画像は自動で適正なサイズに変更されるって、ブログの説明にあったようだったけど…(;一_一)  気のせいかな?それとも私の認識不足?いずれにしても、どうにか画像が入るようになったので一安心です。

でも、また明日になったら写真が入らなかったりして…やり方忘れそうだし… などと、ちょびっと不安もあり。

さらに言えば、こんなに苦労してまでアップするほどよく撮れてる写真かどうか、いささか考えてしまいますな。Img_0452_2 

 こちらは以前お邪魔した温泉宿のお座敷。→完全にピンボケです。

もっと写真の腕を磨かないといけないようですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都編のつづき

2007年10月19日 | 日記・エッセイ・コラム

気がついたら既にお昼過ぎ、激しい空腹感を覚えて松尾大社を後にします。

はてさて、どこで腹ごしらえしようか…  目の前には待ってましたとばかりに観光地色たっぷりの和風レストラン(食堂かな?)。  なんの下調べもしてこないので特にあてもないけど、生まれてこのかた観光客向きのお店で美味しい食事に出会った経験は皆無…こういう時は人に聞くのが一番だな、ということですぐそこの交番へ。

入口の引き戸を開けると、どことなくお笑い系の空気が漂う年配おまわりさん(風)が三人、「すみませーん、美味しい和食が食べられるお店を探してるんですが・・・」

おまわりさんA「うーん、美味しい和食ぅ~いうても… そこ、かなぁ~」と、先ほどのお店を指差してます。「(やっぱりそうきたな)あそこ、美味しいんですか?」  「さあ、わし食べたことないから…」   目の前で働いてる人が食べたことがない?こりゃ除外。

おまわりさんB「この道路をもう少し向こうに行くと イタリアンのお店があるわなぁ。」   「いや、和食がいいんですけど…」  「和食か~、う~ん、イタリアンのお店があるんやけどなぁ…」  これも却下。

おまわりさんC「嵐山なら いい店あるけどなあ」  よし、もう考えるのも面倒くさい、電車で一駅の嵐山へGO!

『しゅうてん~ あらしやま~』  嵐山といえば湯豆腐、湯021_2豆腐といえば…  交番だ。 てくてくてくてく・・・・・・・ 渡月橋を渡りもう少してくてく歩いてようやく交番発見。「美味しい湯豆腐やさんどこですか?」

・ここの日の食事内容[

[ 湯豆腐・冷奴・胡麻豆腐・がんもどき・揚げだし豆腐等々 ]

いや~ さんざん歩きまわったあとの湯豆腐の美味いことったら、写真がなくて残念ですが、食いしん坊の娘も喜んでおりました。

こんなにあっさりしたものでも十分御馳走と呼べるんですから、やっぱり和食は凄いねぇ・・・。

   

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難解ホークス

2007年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

我が家のパソコン、夏ごろから反応が鈍くなったり誤作動を起こしたりしておりました。もう歳かなあ?ずーっと使ってきて愛着があるんだけどなぁ~  と、悩んでおりましたが、いよいよやばそうになったので新しいのに変えましたところ、なんとも使い勝手が悪いんですなあ… このビスタってヤツは。アタマがおかしくなりそうですわい。(?_?)

慣れるまでの辛抱なんでしょうけど、ワードで作った文章をプリントアウトするだけでも「あれれ~ どこクリックすれば印刷できるんだろ?」などと四苦八苦してます。

そんなこんなで、このブログにも写真がアップロード(って言うのかな?掲載のこと)出来なくなって只今お手上げ状態、どうやら自力では克服できそうもありませんわ。こうなったらK彦クンに頼むしかないな。

ということで、今日は文字だけのブログです。

なんか、色気がないねぇ~・・・

・・

・・

・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お酒漫遊記

2007年10月16日 | 日記・エッセイ・コラム

所用により京都まで行かねばならなくなったので、チャンスとばかりに以前から行ってみたかった 西京区にある酒造の神様・松尾大社へ。

012_8

写真中央が拝殿、カメラを構えてる背中の位置には、様々なお蔵の酒樽がズラリと並んでおります。ほ~ぅ いろんな銘柄がありますねぇ~。

「あっ 吉乃川だ!」同行した娘が、地元新潟の銘柄を見つけて懐かしくなったのか、このお酒のテレビCMの挿入歌を口ずさんでます。京都に住んでいても、やはり生粋の新潟県人ですな、それでよろしい。

この日はたまたま参道や境内でフリーマーケットが催されており、残念ながら荘厳なイメージが薄れておりましたが、それ010_13でも中世から醸造の神様として信仰されてる重みは十分に感じます。さらに、ちゃんと酒蔵用のお守りも買って来ましたので、これをうちがお付き合いさせていただいてる蔵元さんに渡せば、今期の仕込みも万全でしょう…。なんせもうすぐ酒の仕込みが始まりますからねぇ、今年のしぼりたてはひと味違いますよ きっと、私のおかげで。     

冗談はさておき、このあとも旅の土産話は続きますが、今日のところはこのへんで失礼します。                              

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

取り急ぎお知らせまで

2007年10月12日 | 〆張鶴

大変永らくお待たせいたしました。

平成19年度産の新米で造る新酒「しぼりたて」のご予約受付け開始です。

060909_085850_3        詳しくは店頭、電話、メール等でお問い合わせくださいませ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(写真は去年のものを流用しました。あしからず…)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なるほどねぇ…

2007年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム

日経新聞の下段に新書の広告あり。おやおや刺激的なタイトルですなあ… まあ 私PTA役員(高校の)でもありますし、何かの参考になればと買っちゃいましたよ。Img_0934

余談ですが、本を沢山売る為には、誰もが驚く逆説(意外性)と、強気な断定的文言を入れた、分かりやすいタイトルがポイントなんだとか。あと、シンプルな表紙に目立つ文字も。そう言われてから意識して本屋さんの陳列を見ると、「そんなこと言っちゃっていいのかい?」と心配になるようなタイトルの本がゴロゴロしてますわ、ええ たしかに。この本もまさしくその中の一つですけど。

260ページ弱の本なのに、私は読むのが遅いので2日ちょっとかかってようやく読み終えました。時として表紙のイメージと本文の内容がかけ離れてる本に出会うことがありますが、この本はタイトル通りの論調で最後まで突っ走ってましたねぇ。文中「バカ学生」という言葉が頻繁に出てきますが、著者から見たらウチの娘もバカ学生かも知れないな。そんな意味でも読んでよかったです、いろいろ参考になったし。ただし、どんな情報でも鵜呑みは禁物ですから、ちゃんと検証しなくちゃね。

本に限らず、公の場で情報を提供するからには相応の責任が伴ないますよね。ブログなどもそうですが、実名を出した場合はなおさらだと思います。そういう視点で見ると勇気のある人ですねぇ… その勇気が日本の最高学府にとって良い刺激になることをお祈りします。     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴天だねぇ

2007年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム

めっきり秋らしくなりましたねぇ。Img_0931

天高く 馬肥ゆる秋   か…

たしかに 天がたかーく見えます。

過ごしやすい気候になって食欲も倍増です。やっぱ私は「食欲の秋」ですな。    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする