『 貯蔵している清酒を検査するため呑口(のみくち・タンクの酒の出し口)をあけて、酒を出し、鑑定することを呑切り(のみきり)という。
清酒は普通、冬期の寒い間に造られ、4月ごろに火入れをして貯蔵される。この貯蔵中の酒質の変化 とくに火落の有無、調熟の度合を調べ、個々の貯蔵タンクの酒質を判定し、出荷の順序やブレンドの組み合わせなどを造る参考とする。
酒造家の大切な行事の一つである。 』
秋山裕一・原 昌道(どちらも農学博士) 共著 「酒類入門」より
昨日はその呑切りの日でした。
とは言っても、事前に蔵の人たちで入念に検査されておりますので、我々が招かれる時点では味見としての要素のほうが強いのです。
普通酒の「花」から順に「本醸造・月」「特別本醸造・雪」「吟醸酒・吟撰」「吟醸酒・特撰」「純米吟醸・純」「純米吟醸・山田錦」「純米吟醸・越淡麗」「大吟醸」「純米大吟醸」と、同じ規格のお酒(原酒)もタンクごとの熟成加減の違いを見るために数種類ずつ並べられておりますので、集中力を維持するのが大変なのです。もっと細かく、真剣にやっている蔵の人たちの前でそんなことは言えませんけども。
(イメージ図)

何度か寄せてもらっているうちに要領がよくなった私、もっとも重点を置いたのは言うまでもなく「純米吟醸・越淡麗」。夏を越えたころに蔵出しされるお酒ですからね、そりゃあ気になりますよ。

村上産 酒造好適米「越淡麗(こしたんれい)」100%
〆張鶴 純米吟醸・越淡麗
720ml 1,903円・化粧箱付き(税込)
1.8L 3,758円・化粧箱なし(税込)
9月初旬入荷予定 ご予約承っております。
タンク番号 T346
秋までにさらに落ち着いた風味になることでしょう。
日本酒好きの皆さま どうぞご贔屓に。
