世話役の大将が土俵に上がり、挨拶から祭りが始まるようです。
「13年ぶりの好天に恵まれたので、豊作・大漁間違いなし」との挨拶後、保育園児から奉納相撲が始まりましたが、段取りはかなり悪く、メリハリもあまりありません。
子供の可愛らしさでなんとか持っている感じですが、特に不平不満もなく、いつもこのようなペースのお祭りのようです。
長かったので保育園児だけで終わりかと思っていたら、今度は小学生が各学年毎に3人勝ち抜きの奉納相撲。
これが各学年毎に裸になって待っていないので、間が空きすぎるままに続きます。
しかし、最近の小学生は本当に足が長くなっていますね、ふんどし姿なのでハイレグ状になって益々長く見えます。
五島の児でもこんなに足が長くなっているのでは、モンゴル人に勝って横綱になるような日本人はもう出てこないでしょうね。
小学生が終わったら、今度は中学生、そして青年団の相撲が始まります。
大人たちは酔っ払っているせいか、相撲に真剣さがありません、これでは神罰が下りそうで心配になるぐらいでした。
これが突然終わったかと思うと、今まで正面に座っていた世話人を先頭に、道の向こうから一団が歩いてきました。
箱を持っている人の中身は、立派な羽子板でした。
白濱神社から50mほど行った大わらじを置いてあった三叉路で、次は酒樽の上に乗ったたぶん新婚さん(何組もいた頃は何人もついたのか、いつも代表二人だけなのか判りません)が、羽根つきを始めました。
たくさんつけたほうが縁起がいいそうですが、せいぜいが5~6回、これもまた何の宣言もなく終わりました。
彼女らのご褒美に、使った羽子板ぐらいは貰えるのでしょうか?
続いて彗星のような、おたまじゃくしのような、精子のような縄玉が出てきました。
ふんどし姿で煤を塗った若者達が、これを投げ合うと言うか、獲りあうと言うか、何が目的なのかわかりませんが揉みあって、ピストルの合図で終了。
これを繰り返して、1個目の縄玉はどこかへ持ち出され、続いて2個目が又同じように始まりました。
2個目もなんとなく終わってしまうと、今度は長いロープが出てきます。
これを二組に分かれて綱引きですが、人数の偏りには無頓着なので勝負はあっと言う間にピストルがなって付いてしまいました。
別にどっちが勝ったから大漁とか、こっちが勝ったから豊作と言うわけでもないようです。
3回して、あっさり終了。
いよいよ大わらじの登場です(例年よりやはり小さいそうです)、娘さんを無理矢理乗せて何度か放り上げ、又次の娘を乗せて放り上げます。
乗れる人に年齢制限があるのか?乗ると幸せになるのか?判りませんが、乗れるのは女性だけです。
博多山笠や諏訪の御柱祭りのように、この祭りに命をかけている人がいるようには見えませんが、道路沿いの娘さんを次々と大わらじに乗せながら、夕陽に向かって去っていきました。
牛の神さんの所まで行くそうですが、私は最終便に間に合うように一生懸命自転車を漕いで港に向かいました。
返事
花水木さん:「ヘトマト」の「へ」は片仮名か平仮名か区別できませんが、
「トマト」は片仮名ですね。不思議な名前ですね。
大雪男さん:白濱仁吉さん、若松港の上を自転車で走っていて電子基準点の近くで、
この人の銅像を見た気がするので、若松島の人ですね。
和さん:福江出身の看護婦さんも「さっきゃま」と言ってました。