３月は別れの季節

　月曜日朝、日曜日の雨にも耐えて、松ヶ崎疎水の桜も完全に満開でしたし、奥に映る比叡山もくっきり見えました。

　島から京都に戻って７年間の毎週月曜日朝は、自転車で３㎞弱走って、診療所の外来勤務です。

途中の葵橋を渡りながら見る賀茂川の桜も、先週月曜日は全く咲いてなかったのに、今日はもう満開。

　でも、先週満開を報告した本満寺の桜は、今日は人がいないなあと思って近づくと、もう終わっていました。

　そして私の月曜日午前の診療所勤務は、診療所縮小のために首を切られ、本日で桜のように突然終了でした。

　月曜日午後と水曜日午前に働いていた、精神病院入院病棟の外科回診処置の仕事も、本日午後で辞めました(これは私の都合です)。

　その病院玄関に咲くピンクの桜には、最後のこの日に何とか間に合いました。

　病棟中庭に咲くソメイヨシノの満開も何とか見ることが出来ましたが、これが最後になります。

　同級生の元院長に請われて働きだした精神科病棟ですが、知らなかった世界はなかなか面白く、勉強にもなりました。

　休み明けでしんどいなあと思いながら出かけることが多かった月曜日朝の出勤も、約５０年間で終わりましたし、幼稚園から始まった月曜日朝に家を出る私のルーチンは、約７０年間で終わりました。

　やっぱり今年は、後期高齢者になるだけではなく、ちょっとした節目ですね。