HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

釣りバカ日誌

2005-08-12 14:01:40 | インポート

私は釣り好きである。101_0179

幸い、自宅は海まで自転車で五分。

社内の同好の士と一緒に、夜な夜な出撃する。

たいてい、惨憺たる結果に終わるのだが、時々僥倖に出会う。

写真は、自慢の釣果である。一枚しかないのが淋しい。

ただ、私の釣りは、基本的にマジモードではない。行くだけで嬉しい。

仕掛けを工夫したり、ポイントを探したりする熱意は皆無。

だらだらニヤニヤ時を過ごし、ダチとまったく無意味な会話を楽しんでいる。

あれだけ車を乗り換えながら、まったくカーマニアではない点と似通う話だ。

カタログ上のスペックには詳しいが、実際はチェーンも装着できない私。

要するに、雰囲気で満足する人なのである。

しかし、齢を重ねると、面白いこともしばしばある。

先日、笑ったのは、タチウオ釣りでの一件。

ウキが沈み、食わせるだけ食わせて、「うりゃあ」と合わせた。

釣り上げられ、陸で跳ねるタチウオ君。

闇夜に銀色のボディーが怪しく光り、私はご満悦だった。

と、そこへ、稲妻のように躍りかかる黒い影。

「フンギャー」と唸り、私の獲物を引っ張る引っ張る。

そう、猫である。

サザエさんである。「お魚くわえた野良猫、追っかけてえ…」である。

一緒にいたダチは腹を抱えて大笑い。

私も爆笑しながら、野良猫とファイト。そして、一敗地にまみれた。

タチウオは猫と共に消えていった。

だから、釣りはやめられない。