盟友によれば、すでに「人生の伴走者」である。
私をここまで虜にしているPOG。
競馬を舞台とした「ペーパー・オーナー・ゲーム」の略なのだ。
仲間を募って、デビュー前の若駒をそれぞれ指名。
翌年のダービーまで、その指名馬が稼いでくる賞金を加算していく。
最後にその獲得総額で、「チョコ」のやりとりをするのである。
われわれの場合、8人で運営。
指名馬は20頭で、レートは一万分の一。
例えば、競馬の祭典ダービーを指名馬が制したとする。
すると、賞金1億5千万円。
その一万分の一の「1万5000チョコ」を、
ほかの七人からいただくってことになる。
しかし、チョコのやりとりは二の次だ。
まったく架空であるにもかかわらず、「愛馬」の走りが気になるのである。
車好きだが、車のことはよくわからない私。
同様に、競馬が好きかというとそうでもない。
ただ、仲間内で、熱くなってやる「POG」が好きなのだ。
それでも利潤は30万チョコを超える程度。
東京時代、毎年、ダービー当日のドラフトのため、
飛行機で広島に帰っていた。まともな感覚ではない。
入れ替わりに東京に転勤した盟友は、同じ行動を取っている。
素晴らしい事である。
昨年、私に巨万の富をもたらしたのが、ディープインパクト。
一昨年は兄であるブラックタイドも指名した。
そして今年は、弟のオンファイア。
ころっけのフード代、トリミング代をたたき出してくれる事を期待している。
ダイエットは頭打ち。
お昼の豪華幕の内弁当がまずかった…