本場中国でその味を覚え、
銀座の「天丹」やらでしょっちゅう喰っていたのである。
って、まあ、何度も喰ってきたってだけなんだけどね。
そんな私に天の配剤である。
行きつけの四川料理店「老四川」(http://hamanet.jp/kaishoku/detail.aspx?txtKshopcd=353(快食COMより)が、火鍋屋を新たにオープンすることに。
開店前に、堂々の試食会。
「忌憚なき意見をどうぞ」とのまことにおいしいお話だ。
私が火鍋と出会ったのは4年前だ。
中国の政府観光局の招きで、河南省辺りを大名旅行。
『中国中東部に位置する河南省。
けんらんたる王朝文化の舞台だった洛陽、開封、安陽の三古都に加え、
恵まれた自然景観は、訪れた人々をひきつけてやまない。
「天然の歴史博物館」とも称される黄河文明発祥の地をめぐった』
なぞと、当時、書いたモノである。
で、開封辺りで喰ったんだよなあ。
赤いスープには唐辛子が山ほど入っており、中味もナマズとか。
なかなか衝撃的でありました。
帰国後、銀座辺りで探し回り、同行したメンバーと懐かしがりながらよく喰ったなあ。
で、話は戻る。
豚モツやら耳やら、鶏やら。
これがまたスパイシーでおいしいのだ。
この店は、本場の味がウリ。
香辛料なぞも向こうもので、料理もかなーり本格的。
まあ、そっちはそっちでいいんだけどね。
で、最初のお鍋は「海鮮鍋」。
海の幸ふんだんで、蟹さんも「こんにちは」である。
カボチャが入っているので、万民に優しい味だ。
しかし、わがままな私は優しい味を求めているわけではないので、
そこへやって来ました、火鍋さん。
そうそう、これよって勢いでばくばく喰っちゃいました。
で、みんなが間違ったのが、その喰い方。
火鍋の真っ赤なスープを飲むもんだから、
「辛いよー」「ちょっと日本人には…」なぞとの感想がそこかしこに。
すると、社長の李さんが「違うよー。赤い方は汁のんじゃダメよ。
辛かったらパイタンの方と混ぜるよー」。
そりゃ、そうだって話である。
赤い鍋で使ったれんげをパイタンスープに突っ込んだりするもんだから、
ぜーんぶ辛くなっちゃいました。
それにしても懐かしい味だ。
来週にはオープンするみたい。
辛いもの好きのみなさん、ぜひご一緒しましょう。