HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

ボクのクルマ偏歴 その惨の巻

2016-05-20 14:06:08 | 911
ごく一部の読者の心を掴みながら、ダラダラと続く「クルマ」シリーズ。

「時代」に流される小生の心象風景を、まあ見事に映し出しておるのですな。うふふ(何がおかしい?)



で、今回はこのクルマからスタート。




一世を風靡したレガシーのツーリングワゴンでございますな。


こーゆー人からの「天津」、いや転身。






なぜかとゆーと、チビ(現セーネン)を授かったからですって話は前回まで。

http://blog.goo.ne.jp/19960408/e/813b8c9522e2bdd3f31c63b3564a77d0


「ベビーカーを載せねばならない」

「コンフォタブルなクルマにしないと母体に影響が!」

「これからは環境にも家計にもエコだぁ!」


なぞと喚き散らすわし。


あっという間にあれだけ可愛がったRX7をたたき売り、まさに電光石火のレガシー導入でござんす。


しかし足回りはガチガチのGT。

水平対向ツインターボで260馬力。

燃費は5キロ。


簡単に言うと、「バカ」のやることです。


当時、なぜかシーバスフィッシングに凝ってたわし。

このレガシーに、嫌がる身重の奥さんと布団を詰め込み、冬の江の川に遠征。

思えばメチャクチャでございますな。


その時、ボウズのボクを尻目に奥さんがヒラメを釣ったのが、悔しくて、悔しくてw

うーん、彼女はやはり何かを持ってるに違いない。


で、チビ誕生。


ただ、その頃、アホみたいなサツ回りあるいは選挙担当だったわしは、家族についての記憶があまりない。

少しは家族サービスもしたんだろうけど、覚えてない。

もしかしたら、何もしてないのかな…





で、東京転勤のための引っ越し中、「ばーん!」と一回目のシンキンコーソクって話になるんですなあ。きゃはは(何がおかしい?)


なんとか病も癒え、レガシー君も一緒に東京に。


世田谷の社宅は「被爆建物か?」と称されるぐらいの老朽家屋で、家賃はなんと月6000円。

そしてレガシー君の駐車場代は月30000円。


わが家で最も手厚い待遇だったのが、このレガシー君ですねw


報道部での失われた9年を取り返すように、家族とのつながり確認するように、

レガシー君は僕たちをいろんな場所に連れて行ってくれました。


ディズニー、箱根、軽井沢…。

なんだか楽しかったなあ。


家族を大切にってゆー、ヒトとしての基本を初めて知った30代後半のボクでした。


ただ、まだ不惑に至らず。

よって、在のような「風雪に耐える古木」の如き境地には達しておりませんね。


世田谷の社宅から職場の国会、官邸に向かう際、そして帰路、246号を走るわけですな。

そこには、メルセデスであったりポルシェであったり、うじゃうじゃ走ってるわけですよ。

BMWなんてタクシーより目立つぐらい。


そんな環境の中、このわしがどうゆー行動に出るか。

これはいつもの「NEEDLESS TO SAY」でござんすなあ。



欲しい。BMW欲しい。今欲しい、すぐ欲しい。



しかし、バカはバカなりに考えるのでございますよ。




「奥さんが喜ぶクリスマスプレゼントをしたら、ボクもBMWを買ってもらえるかもしれないゾ!」


ホームラン級のバカですね。






で、当時オープンしたばかりの銀座のエルメスにGO!


すると梨園に嫁いだばかりの美人女子アナが、隣にいるおりはべりいまそかり。

で、馬蹄型のリングをお買い上げです。


「コイツが買うなら、コレが今、イケテルに違いない」と悪魔のような閃きの小生。

買っちゃうもんねえ、迷うことなく!

さすがに奥さん、喜んでくれましたね。


で、さらに福音。

チビの幼稚園のクリスマス会が翌日に。


シンバルとゆー「大役」?を担ったチビ、ステージで頑張りました。

演奏の切れ目に、ちゃんと「ジャーーーン!」って。


涙ぐみながら見つめる奥さん。

そこに「あっ君、頑張ったねえ。ボクも頑張ってるからBMW買ってちょ!」とにじり寄るわし。


ハンカチで目頭を押さえていたのは、感動か、はたまた夫への絶望か。わはは。


で、やってきたのがこれ。




325のMスポ。

これは現車じゃなくて、色はシルバーだったんだけどね。


この後、さらにBMWを乗り継ぐんだけど、いずれも堅牢でよかったなあ。

言われるほどの電気系の弱さもなく、トラブルフリーでした。


首都高を流したり、夜中にひとり横浜の中華街にドライブしたり。

それはそれで楽しかったなあ。

レガシー君は広島ナンバーだったけど、325は堂々の品川ナンバー。

この先、品川ナンバーのクルマを乗り回すことはないだろうなあ。


いずれ来るであろう広島への送還の日に怯えながら、僕たち家族はドイツ野郎との日々を満喫していたのでありました。


とゆーことで、話はなかなか進みません。

次なるチャレンジはこれ。




いよいよころっけもわが家に登場。

蜜月の日々は、さらに明日のココロだぁ!

ぷぷぷ。