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妙な幸福感を噛みしめながら思った。
でも出演者は日本で知られたスターじゃない。
主役は車椅子の中年と黒人青年。
フランス映画でコメディじゃ、作品がよくても配給が決まらないんじゃないか。
それは、確か予告編は「京都シネマ」で見た記憶なんだけれど、上映は「TOHO二条」でやっていたから。
でもそんな心配も杞憂に終わるだろう。
あとは最強な作品力がモノを言ってくれて、人を集客するんじゃないかな。
事実、この映画は驚く。
実話をベースとする障害者と介護人の話なのにゲラゲラ笑える、僕自身もフランス人と笑いのつぼが同じなのかと疑ったぐらいだから。
「お涙頂戴」的なアプローチをしないのに、心を感動で揺さぶる映画なのだから。
ただ二人(ふたり)が世界を広げ、共鳴を深めていく過程がうれしくて、笑顔のまま涙がぽろぽろ。
介護士のまっすぐな瞳と天真爛漫な笑顔を、きっと愛さずにはいられない。
今年度のクキデミー賞、バットマン・ダークナイト・ライゼズを抜いて、見事1位に輝きました。