Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

どうなの?これもデブート?

2012-09-08 06:03:53 | 映画
アラスカの山奥に飛行機が墜落した。
奇跡的に生き残った男たちは救援の望めない大雪原で孤立し、獰猛な狼の群れにつきまとわれる。
しかし心配は無用だ。
生存者の中には、リーアム・ニーソン扮する頼もしいタフガイがいる。
彼のリーダーシップに従えば、きっと愛する家族のもとに帰れるはずだ……。
それは甘かった。
こうした見立てのもと“リーアム・ニーソンVS狼軍団“の豪快なバトルを待ち構えていたのに、予想外の展開に驚かされた。
登場人物は狼の猛攻に圧倒されっぱなしで、反撃に転じるシーンはさっぱり訪れない。
主人公オットウェイは狼退治専門のスナイパーという設定だが、墜落時にライフルを失い、狼に関する知識を逃げることに活用するのみ。
ひとりまたひとりと命を落とす壮絶な物語が、リアリティと臨場感を追求したハードな演出で描かれ、観ているこちらまで精神的に追いつめられる。
そう、ジョー・カーナハン監督の狙いは、観客に爽快なスリルを提供することではない。
寒さや飢え、狼の襲撃にも耐え抜いた生存者たちは、さらなる思いがけないハードルに行く手を阻まれる。
それは偶然や運命、人生の皮肉、神の悪戯といった目には見えない障害物。
登場人物それぞれの個人的な苦悩のドラマも絡む本作は、B級アクションや動物パニック映画の枠をはみ出し、極限のサバイバル劇へと突き進んでいく。
正直疲れる。