「ジュラシック・ワールド」で崩壊、恐竜テーマパーク。
無人地帯のそこに恐竜が生き残る。
島では火山活動が頻繁に起こる。
前作から3年後を描く今回は、シリーズ2作目となる「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」が陥ったコントロール崩壊を反復する。
野生化した恐竜との接触をはかろうとする人間や、文明社会に恐竜たちが解き放たれてしまう事態を描く。
人間が恐竜を保護しようとする目的の裏には、希少種の売買と、DNA操作によって新種を生み出そうとする陰謀が存在する。
ショッキングな展開を軸に、子どもに業や宿命を負わせるスタイル。
少女メイジーの動向。
新たな種が誕生したとき、人間はそれとどう向き合うのか？
恐竜は恐怖を与える以上の存在として、創造したものの生存権を問いかけてくる。
ジュラシック・“パーク”からタイトルどおり“ワールド”へと、シリーズは実質的に変貌を遂げる。