「AKIRA」「スチームボーイ」の大友克洋監督を筆頭に、森田修平、安藤裕章、カトキハジメの4人の監督が、それぞれ「日本」をテーマに手がけた4つの短編と、森本晃司によるオープニングアニメーションで構成されるオムニバス。
望まぬ縁談を持ちかけられた江戸の町娘・お若は、思いを寄せる火消しの松吉と結ばれないことを嘆いてある行動をとるが、それが恐ろしい事態を引き起こしてしまう(「火要鎮」)。
18世紀、深い山中で道に迷った男は、雨宿りに入った祠で、捨てられた傘や着物、道具などの怨念から生まれた物の怪に遭遇。
男は傘や着物を修繕し、怨念を鎮める(「九十九」)。
戦国時代末期、東北地方の山中に恐ろしい鬼が出現し、近くの村の娘たちをさらっていく。
最後に残された村の娘カオは、人の言葉を理解する白い熊のガンボに鬼を退治してくれと救いを求める(「GAMBO」)。
近未来の廃墟と化した東京の町に、武装した5人の小隊がある任務を帯びてやってくる。
しかし、無人兵器と遭遇したことから戦闘状態に突入し、小隊の運命は狂い始める(「武器よさらば」)。
望まぬ縁談を持ちかけられた江戸の町娘・お若は、思いを寄せる火消しの松吉と結ばれないことを嘆いてある行動をとるが、それが恐ろしい事態を引き起こしてしまう(「火要鎮」)。
18世紀、深い山中で道に迷った男は、雨宿りに入った祠で、捨てられた傘や着物、道具などの怨念から生まれた物の怪に遭遇。
男は傘や着物を修繕し、怨念を鎮める(「九十九」)。
戦国時代末期、東北地方の山中に恐ろしい鬼が出現し、近くの村の娘たちをさらっていく。
最後に残された村の娘カオは、人の言葉を理解する白い熊のガンボに鬼を退治してくれと救いを求める(「GAMBO」)。
近未来の廃墟と化した東京の町に、武装した5人の小隊がある任務を帯びてやってくる。
しかし、無人兵器と遭遇したことから戦闘状態に突入し、小隊の運命は狂い始める(「武器よさらば」)。
これは面白い?
まず主役の渋くタフな面構えがトボケを残しつつ天下一品で、表情を追うだけでもこちらは静かなアクションと緊張を感じ、つい白熱してしまう。
「ベルリン・ファイル」では、ベルリンを舞台に暗躍する北朝鮮の諜報員にして北では国家英雄の一人に扮し、陰謀と裏切りに追われる。
<北>のエリートの人間関係にかなり図式的とはいえ、果敢に踏み込んでいる。
感心したのが、ベルリンという外国での撮影にまったく臆することなく、カーチェイス、地下鉄駅構内のアクション等、遠慮なく強気に攻めている。
裏切りと駆け引き。
北朝鮮、韓国のそれぞれの諜報部、加えてCIA、モサド(イスラエルの諜報機関)、ロシアの武器ブローカー、アラブの反米組織……。
スパイ合戦の錯綜は表面上半端ないが、さほど混乱することはない。
もっとも気に入ったのは、北から送り込まれてきた権力者の息子で保安監察院の超エリートの残虐ぶり。
顔はひどいが妙に格好いいのである。
彼が映画の味をアジアン・テイストに引き戻し、そこが美味しい。
そしてラストはウラジオスクへ。
続編がありそうだ。
まず主役の渋くタフな面構えがトボケを残しつつ天下一品で、表情を追うだけでもこちらは静かなアクションと緊張を感じ、つい白熱してしまう。
「ベルリン・ファイル」では、ベルリンを舞台に暗躍する北朝鮮の諜報員にして北では国家英雄の一人に扮し、陰謀と裏切りに追われる。
<北>のエリートの人間関係にかなり図式的とはいえ、果敢に踏み込んでいる。
感心したのが、ベルリンという外国での撮影にまったく臆することなく、カーチェイス、地下鉄駅構内のアクション等、遠慮なく強気に攻めている。
裏切りと駆け引き。
北朝鮮、韓国のそれぞれの諜報部、加えてCIA、モサド(イスラエルの諜報機関)、ロシアの武器ブローカー、アラブの反米組織……。
スパイ合戦の錯綜は表面上半端ないが、さほど混乱することはない。
もっとも気に入ったのは、北から送り込まれてきた権力者の息子で保安監察院の超エリートの残虐ぶり。
顔はひどいが妙に格好いいのである。
彼が映画の味をアジアン・テイストに引き戻し、そこが美味しい。
そしてラストはウラジオスクへ。
続編がありそうだ。