Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

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最愛の大地

2013-08-16 06:28:27 | 映画
今年6月、国連安保理でスピーチを行い、紛争下の性暴力に対する国連の無策ぶりにカツを入れたアンジェリーナ・ジョリー。
同じ問題を、彼女はこの初監督作を通じて世界に訴えた。
政治的なメッセージがみなぎる意欲作。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景にした物語は、セルビア系ボスニア軍の捕虜になったムスリムの女性たちが、基地に監禁され蹂躙された史実を下敷きにしている。
自分が兵士の夜の相手に選ばれないように、身を固くして祈る女性たち。
聞き取り取材に基づく描写がリアルだ。
中でもショッキングなのは、ボスニア軍とムスリムの戦いの場に連れ出された女性たちが、人間の楯に使われる場面。
戦時下において、女性が道具としかみなされない状況が、ここにうまく集約されている。
全米の批評には、ムスリムを被害者、セルビア系を加害者に据えたドラマを「偏っている」と批判したものもあったが、劇中には、セルビア系の将軍の母がムスリム武装団に殺された逸話が挿入されるなど、女性が犠牲になる状況はどの民族でも同じことを示すような目配りがされている。
むしろ賛否が分かれると思えるのは、後半の展開。
基地から脱走したムスリムのヒロインが、性を食い物にされる立場から一転、自身の性を武器にして戦う道を選ぶところ。
女性を被害者のままで終わらせない肉食系な作劇は、さすがアンジーと褒めるべきなのだろうが、ヒロインの悲劇性が薄まった分、紛争に巻き込まれた人間の理不尽な思いも伝わりにくくなった点は惜しまれる。
とはいえ、問題提起力は十分。
鑑賞後には、「ブコバルに手紙は届かない」「サラエボの花」「セイヴィア」など、旧ユーゴの紛争を背景に女性の問題を扱った映画を見直したくなった。


皆さんはお盆休みの最中で...

2013-08-15 05:53:13 | 町ネタ(京都編)
でもお盆休みだと言うのに、ココの店の活気は凄かった。
コレが本当に言う「活気」だと思ったな~
時刻は17:30に入店しました。
事前に電話をしたので、すんなり入れましたが、どうも一人だったのでは入れた様子だ。
良く良く聞いてみると「2回転制」で17:30~と20:00~に分かれるみたいです。
そして様子を見ていると皆が「刺身盛り合わせ」を注文するみたいです。
僕も当然それを頼みましたが、「きずし」が有ったのでそれも注文したら「最後の一つですと」すでに17:30の段階で告げられる。
なんともすさまじい勢い。
コレなら出てくるのも遅いかな~っト思っていたら案外早い。
どうもそのアタリは客の進行具合をチェックしているみたいですね~
細かい技です。
小さな店なのに従業員は10人ほど。














ママがインカムでスタッフに指示を出しています。
「何番テーブルのお客さんの食事の食べ方が変やから教えたげて~」
「何番テーブルさん、そろそろ飲み物が空きそうよ」
など。














どうぞ写真から検索されて、予約を取って行かれてみてください。


パシフィック・リム

2013-08-14 18:32:20 | 映画
遂に奇才が帰ってきた。
ここ数年、手掛けた作品が暗礁に乗り上げるなど苦難続きだったギレルモ・デル・トロ監督。
だがその結果、彼は創造性の根源へ立ち戻ることとなる。
幼い頃に親しんだ日本のロボットアニメや怪獣特撮、巨匠レイ・ハリーハウゼンへの想いを渦巻かせ、その泡立ちの裂け目から「パシフィック・リム」を出現させたのだ。
本作は人類とKAIJUとの激闘史が始まって10年以上が経過した時点から物語がスタート。
そして人型巨大兵器イェーガーに乗り込む主人公はかつてKAIJUに完膚なきまでに打ちのめされた過去を持つ。
つまり彼とデル・トロは同じ挫折を知る者として通底するところがあるというわけだ。
その上、出現する度にどんどん強さを増すKAIJUは、さながらデル・トロがキャリアを重ねるごとに増大していくハードルの高さを具現化しているかのよう。
常に前作越えを迫られるのが監督の宿命とはいえ、本作からは妥協なく映画作りに真向かう奇才の“もうひとつの闘い”が透けて見えてくる。
だがそんな状況にあっても、デル・トロの創造性は実に単純明快だ。
観客の目線は深海からビル群、そして大気圏外をも貫く破天荒な戦闘シーンへと縦横無尽に誘われる。
更に3D効果で臨場感みなぎるコックピットでは、パイロットの胆力に歯を食いしばり、共に拳を突き上げ咆哮したい衝動にさえ駆られるだろう。
本作のストーリーは映画用に作られた完全なオリジナル。
先人たちの意匠に敬意を表しつつも、これらをゼロからブランディングしてみせるとは、必殺技エルボーロケットにも勝る豪腕ぶりだ。
もはや日本文化が着想を与えたという事実は入り口にしか過ぎない。
その圧倒的なビジュアル、そして作り手の魂に恐れ入るばかりの130分だった。


オーガニックなお昼ご飯

2013-08-13 11:39:06 | 町ネタ(京都編)
かといってオーガニックの定義は知りません。
無農薬?
しかしそれを100%目指そうとするのは、なかなかナンセンス。
間違った、なかなか難しい。
けっこう科学が美味しかったりするからね~
まぁ、ボクは下等な庶民と言うことだ~
ココは押小路の柳馬場と堺町の間。
「おひさま食堂」さん。
どちらかと言うと、cafe女子が御用達な雰囲気ですね。
イコール、オッサンには不向きかと.....
で、男なので頼りない物は嫌だからガッツリ食べたいから、肉が入った物にしました。
けっこうなおかずの量なので、当然ご飯は足りませんが...食べる配分が悪いのか.... しかしココでお代わりをすると→デブの道へ突き進むから食べません。






いちようデザート付き。
きな粉のアイスでした飲み物はハーブ水やほうじ茶、コーヒーがフリードリンク...セルフサービスです。
ココで思い出しました。
何でホテルの飲食って「サービス料」が付くの?
拒否して自分で取りに入っていいの?
なんか変なことでお金を儲けようと言う仕組みが解らンな~
欧米諸国のチップを公に取るということなのか?
サービスの質にも差が有るしね~
ぼやくのはやめましょう~







World War Z

2013-08-12 18:26:39 | 映画
速い。
稲妻ゾンビ、などと呼べば形容矛盾もはなはだしいが、それくらい速い。
でもタイトルの「Z」がゾンビのZとは....
それが群れる群れる。
蟻のように群れて、なぜか疾駆し、蜂のように襲いかかる。
蜂ならチクリだが、こちらはガブリ。
電撃的猛攻を受けた人類はもちろんゾンビに変身し、すごい勢いで増殖する。
つまり、最悪の感染症。
というわけで、ブラッド・ピットが敢然と立ち向かう。
彼が扮するのは元国連職員のジェリーだ。
国際間紛争の解決や危機回避が専門だった彼は、請われて難局に立ち向かう。
ジェリーはスーパーヒーローではない。
火器や格闘技の専門家でもない。
つまり、イーサン・ハントやジェイソン・ボーンの超人的アクションを期待すると、当てが外れる。
が、彼には観察力と注意力がある。
医師は感染源の究明に努め、軍人はゾンビ殲滅に燃えるのだが、ジェリーはゾンビの性癖に着目する。
それがなにかは明かさないが、注意深い観客ならジェリーよりも先に気づくのではないか。
ゾンビの脅威をまず強調しないことには、話も盛り上がらないし。
監督は、凝ったCG映像と編集の手際で勝負をかける。
フィラデルフィアやエルサレムのシーンには感心する。
群衆の捌きもさることながら、後者などは実写がゼロだったと。
驚き。
もうひとつ、ゾンビの血膿や腐肉の描写を極力抑えたのは編集の勝利。
粘っこい液体は映像速度の敵。
ブラッド・ピットを血まみれ泥まみれにするのが逆効果であることも見抜いているのか?。
計算に応えて、ジェリーはうろたえない。
ハンサムな顔とクールな態度を堅持する。
不自然に見えないのはスターの強み。
ゾンビ映画が苦手な人でも、楽しめると思う。