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おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。いい天気ですね。今日は島根県出雲市の中小企業のコンサルティングをします。
今日は電鉄会社の人身事故対策についてです。
昨日も朝の人身事故で大幅に電車路線のダイヤが乱れました。私も9時からの企業コンサルティング、遅れてしまいました。
人身事故と表現しているものの、多くは自殺。自殺を減らす社会づくりには長年が必要です。経営面から私にできること、それは元気に、前向きに、生きていく夢を社会に実感してもらうことだと再認識しました。
それにしても、通勤時間の事故。公共色が強い運輸事業を行う電鉄会社には本気で対策を講じる義務があると思います。ここまできたら緊急事態だと思うのです。
私のことに限定して申し訳ありませんが、コンサルタントを待つ中小企業は業務を止めて、9時から従業員を招集していました。講演なら多くの経営者が時間を割いて会場に来てくれます。人身事故はゼロにはならないと思いますが、それにしても、ゼロにする努力はする義務があります。今の電鉄会社にはその努力姿勢が見えないのです。
駅の放送で「人身事故が発生しました」とのアナウンス。他人事を客観的にアナウンスしているような言い慣れた言葉。また、「申し訳ございません」との言葉も同じ。言わないよりはましですが、本当に心から「迷惑を掛けた」と感じているのでしょうか。そうなら、その姿勢を記者会見なり、新聞上の公告なりで顧客に知らせるべきでしょう。事務的に振り替え券を渡す姿勢。自分の会社が利用者に本当に迷惑をかけたと感じているのでしょうか。
それにしても、客観的に見れば、たった1人の行動、たった1社の対策の遅れで、何十万、何百万人の人の仕事や生活に多くの影響が出る。相当な影響だと思います。その影響の大きさと比べると、まだまだ電鉄会社の事故防止の努力は足りない。まるで人身「事故」と表現することで、自社さえも被害者かのように考えているように感じます。
野放しの踏み切り、何の柵(さく)もない駅ホーム。本当にこのままではいけない。
自社の社会的な責任(ミッション)を常に意識すること。収益やビジョンよりも大切な企業経営の基本です。
では羽田から行ってきます!今日は事故がありませんように・・・
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