知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『縄文人は・縄文文化は凄かった 1(縄文石器は世界最古か)』

2020-12-18 10:07:54 | 歴史・日本

『縄文人は・縄文文化は凄かった 1(縄文石器は世界最古か)』

 歴史のことですが、センセーショナルなキャッチフレーズが躍る昨今ですが、縄文時代は、いろいろ興味があります。 

やはり特に、魅力を感じるのは、次の3点(写真は、地球史の中に貼り付け)。

 

❶『世界最古の縄文磨製石器』、

❷『土偶・縄文のマドンナ』国宝(縄文時代晩期、約2,8 003,3 00年前)

❸『土偶・縄文のビーナス』国宝(縄文時代晩期、約4,0005,000年前)

 

先ずは、『古さ』を、と言えば、地球史を、誕生まで遡って、縄文時代までのエポックを並べてみました。 縄文時代は、ゆっくりした進歩であったのでしょうか、古き良き人間らしさいっぱいです。

 

180120億年前  ビックバンによる宇宙誕生

46億年前     地球誕生

40億年前     最初の生命が誕生

  • 6億年前     スノーボールアース説
  • 59000万年前 海生動物の祖先が誕生
  • 4億年前     魚類の時代
  • 25000万年前 生物が絶滅(大地殻変動)
  • 19000万年前 大型爬虫類、恐竜出現
  • 13000万年前 鳥類出現
  •   7000万年前 原始霊長類出現
  •   6500万年前 アンモナイト、恐竜絶滅(巨大隕石衝突)
  •   4000万年前 ミャンマ中西部で真猿類出現
  •   2000万年前 真猿類全盛期
  •   1500万年前 類人猿ラマピクテス

・    380万年前 猿人時代

・   200万年前 縄文打製石器

ウエブより引用  

  • 150万年前 原人出現
  •    80万年前 旧石器時代前期
  •    50万年前 原人(ピテカントロプス、シナントロプス、(ホモエレク

        トス:直立原人)アジア、ヨーロッパ、アフリカに分布。

  •    45万年前 周口店で北京原人が生活
  •    30万年前 ホモサピエンスは突然出現し、寒帯まで居住
  •  
  •   2万年前 旧石器時代中期↓
  •   2万年前 旧石器時代後期↓
  •   3-4万年前 縄文磨製石器(要チェック)

ウキペデイアより引用 

 

  •   15200年前 旧人(ネアンデルター人)・洞窟生活、用途別別に石器

作成、埋葬宗教儀式。

  •   12000年前 世界最古の隆線紋土器が長崎福井洞窟・細石器、細石刃
  •   12000年前 中石器時代前期↓
  •   10000年前 シュメール都市文明・クレタ文明
  •        8000年前 中石器時代中期↓
  •    8000年前 ・新石器時代・土器・農耕、牧畜・文字

・長江中流湖南省で稲の栽培・南アメリカのアンデス

・遺跡でインゲン豆栽培・韓国 新石器文化

  •   7000年前 ・メソポタミア土器、エルメンティタン土器、エルテベ

         土器、中国土器・長江河口で稲栽培し、豚や水牛を飼育

  •    6000年前 中石器時代後期↓
  •    6000年前 ・中国 早鞋山遺跡から水田遺構 

        ・メソポタミア文明・青銅器文化

  •    5500年前 新石器時代↓
  •    5500年前 ・ユーラシア大陸の草原で遊牧民は磨製石器使用
  • 4,000~5,000年前 土偶・縄文のビーナス』国宝(縄文時代晩期)

ウキペデイアより引用

 

  • 2,800~3,300年前 土偶・縄文のマドンナ』国宝(縄文時代晩期)

ウキペデイアより引用

 

 

以上から、世界の歴史の中で、日本の縄文時代と縄文人の凄さが解りました。 

 (記事投稿日:2020/02/02、 最終更新日:2020/10/01、#144)

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『早熟・大型化・多収穫で味よし「凍結解凍覚醒法」は夢の農業革命か 1』ーどこまで実現可能か!耐寒性や豊産性・成長スピード・加速収穫時期の調整ー

2020-12-18 09:17:51 | 科学

『早熟・大型化・多収穫で味よし「凍結解凍覚醒法」は夢の農業革命か 1』

ーどこまで実現可能か!耐寒性や豊産性・成長スピード・加速収穫時期の調整ー

 

先日、民放某局で紹介されました。 農業の『凍結解凍覚醒法』は、素人目にも、かなり期待が持てそうです。 『凍結解凍覚醒法』について一般財団法人ASCO・通称:アスコの代表理事田中節三氏は、こう言っています。 『私が思いついたのは、当時と同じ状況、つまり氷河期と温暖化の移行期を人工的に再現すれば、温暖化の気候に順応した環境情報がリセットされて、15000年前の冬眠から覚めた時期のように低温下で繁殖するのではないか、という考え。これが、凍結解凍覚醒法の出発点です』と。

 

先ずはウェブ情報です。

 

 ウエブ情報(植物工場・農業ビジネス オンラインonline)より引用

 

 バナナの成長細胞をマイナス60℃で凍結し、バナナに負荷を与え、その環境情報をリセットすることでバナナが持つ様々な可能性(耐寒性や豊産性、 成長スピードの加速、収穫時期の調整)を発現させる事が可能となることが実証されました。これが「凍結解凍覚醒法」です。

<ここがすごい!>
◆普通のバナナの倍の早さで実がつく
◆糖度”糖度25度” !皮ごと食べてもおいしい
◆赤道直下でない日本でもぐんぐん育つ

 

凍結解凍覚醒技術論

 地球誕生から46億年、生命誕生から約38億年、生物は幾万回もの氷河期を越える度に激しく進化しました。今日の熱帯植物が氷河期の環境に適応して生き延びてきた事実に注目し、凍結環境による効果に着目し、熱帯植物を温帯地域で栽培すべく、研究を重ねてまいりました。

 13千年前まで赤道直下のパプアニューギニアにも氷河期が存在し、その極寒な環境下でも現在の熱帯植物は生存していましたが、いつしか熱帯植物の性格が固定化し、温帯地域での生存が不可能となりました。

 そこで、熱帯植物を再度氷河期環境に戻し、温帯地域で発芽・栽培すれば、温帯気候にも順応するのではと閃き、凍結時の細胞保護剤として動物細胞保護用のトレハロース(*)を、濃度対流と氷結晶速度の相関関係に注意しながら適正濃度の溶液を作成し、その液を熱帯植物の適正活性化温度に維持し適正時間の含浸処理を施し、それを緩慢に凍結させ緩慢に解凍するという外部ストレスを与えたところ、発芽以降の熱帯植物に極めて速い成長速度と耐気候性が発現しました。  この「凍結解凍覚醒法」により、今日までに230種類以上の熱帯植物などが、温帯地域で栽培可能となりました。

 *トレハロースとは、夢の糖質と呼ばれる甘味料で食品添加物です。 様々な食品に使われ国際的に安全評価は高い。しかし原料に遺伝子組み換えの危険性を心配する声もあります。

 

凍結解凍覚醒技術の安全性について

 様々な品種に対する、凍結と非凍結の比較実験を何度も繰返し、遺伝子(DNA/RNAいづれも)及び染色体の解析を行った結果、凍結解凍での遺伝子情報の変異が全くないことは、世界的権威ある複数の研究機関で既に解析されています。 よって、物理的に安全性が変化する事は科学的にあり得ませんので、凍覚醒技術での作物の安全性は立証済みです。

 

『凍結解凍覚醒法』とは、植物の種子や成長細胞に超低温のストレスを与えることにより、植物が本来その遺伝子中に持つ様々な可能性を覚醒する技術です。具体的には独自の手法によって、種子や成長細胞をマイナス60℃という超低温で処理することにより、以下のような現象が確認されました。

 

1.処理後の植物は「環境情報」がリセットされ、「耐寒性」が発現しました。

2.処理後の植物は、未処理の植物に比べて、数倍の「成長スピード」が確認されました。

 

 丁度読んでいました。 川上紳一著『全地球凍結』に影響を受けたようで自分も大変興味があります。 この「凍結解凍覚醒法」の凄さですが、バナナの収穫量は倍増、米作では4期作ができる。 確かに連作のできる米作で4期作もできれば、食料革命ですし、米食拡大と米パン拡大を進めるべきだと思います。 米パンは一時期熱病のようにマスコミが騒ぎましたが、今度こそは米パンの普及に期待したいものです。

 

 どこのテレビ局も、いつも目新しいことは、とかく大騒ぎに取り上げることが多く、身近な例では、先般『夢の新建材CLT(Cross Laminated Timber)で、超高層ビル』のことですが、日本の場合は、知れば知るほど、森林大国の国々と比べていろいろなハンディを背負っています。 特に、コストパフォーマンスが心配です。 そこで、この農業の『凍結解凍覚醒法』についても、これからじっくりと今後の経過を勉強させて頂きます。

                                        (20181122纏め、20200408改 20201218追補 #036)

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『銃の発達は星形要塞を造り、大砲の発達が星形要塞を終焉に 1』ー星形要塞ネットワークがナポレオン軍の侵略から小国ポルトガルを守った!ー

2020-12-18 09:15:37 | 城・城郭・城塞

『銃の発達は星形要塞を造り、大砲の発達が星形要塞を終焉に 1』

『星形要塞ネットワークがナポレオン軍の侵略から小国ポルトガルを守った!』

 

先日(20180603)にBSテレビで放映されていました。 ポルトガルの星形要塞『エルヴァス』と周辺の5ヵ所の小要塞『サンタル、グラーサ、他』ネットワークが強国スペイン軍や,ナポレオン軍の侵略から、小国ポルトガルを守った。 5ヵ所の小要塞軍は、丘の上の本要塞『エルヴァス』を取り囲むように周囲の丘の上に構築され、それらの丘は、敵砲兵が陣地を構築したい丘を、先取りしていた。  史上、このような星形要塞とそのネットワークは短命でした。

 写真中央がエルヴァス要塞、黄枠内が小要塞、周囲に5ヶ所

 ウエブ情報(エルヴァス要塞の写真)から引用

 

写真は多稜郭のエルヴァス要塞(この周囲に小要塞群)

ウエブ情報(ウキペディアのエルヴァス要塞の写真)から引用

星形要塞と言うと、先ず思い出すのは、函館の五稜郭と榎本武揚です。 この人・榎本武揚は、最後まで明治新政府に抵抗しましたが函館で敗北、捕虜になったが、敵将・黒田清隆の尽力により助命され、釈放後、明治政府に仕え、活躍しました。 星形要塞には五稜と六稜が主力ですが四稜も多稜もあります。

 

星形要塞は、世界には340ヵ所あり、発祥の国・イタリアが最多の37ヵ所、続いては、ドイツの35ヵ所です。 因みに日本は函館の四稜郭と五稜郭、長野佐久市の龍岡城の3か所です。

ヒトは他人の領土を侵略する、これに備えて、独立峰、尾根上や先端に、砦や山城を構築した。 武器は矢・刀・槍でした。 この山城は世界に10万ヶ所以上と言われていますので星形要塞340ヵ所は、一時期、短期間のものでした。

さて、本題です。 ポルトガルの国境防衛都市エルヴァスとその要塞群のこと。
戦争の心配は薄れると『目立つ平城』が主流になり、砦や山城が衰退するのは自然の流れ。  それでも、この平城の石垣・城壁はどんどん高くなりましたのは、理由は銃・大砲の発達です。  一方、『目立つ、大規模平城や宮殿』は権威・威厳の象徴でした。

それでも、侵略に対しては、人は戦います。   そこで、平地や丘陵地に造られたのが、星形要塞です。
星形要塞は火砲に対応するため15世紀半ば以降のイタリアで発生した築城方式。イタリア式築城術とも言われます。
 
ここで著名な、ポルトガルの国境防衛都市エルヴァスの中心星形要塞とその周囲の5個の小星形要塞群です。  この小要塞群は中心要塞を大砲攻撃からまもるための小要塞軍ネットワークです。  これは小田原城とその支城ネットワークとはそのコンセプトが異なります。 正に『必要は発明の母なり』です。

    (記事投稿日:2018/06/22、最終更新日:2020/12/18、#023)

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『夏目漱石と黒猫のこと 2(猫には優しい飼い主と思っていたが)』ー漱石は胃弱・癇癪の独特の作家でしたので、吾輩も、実際は苦労したのではー

2020-12-18 09:08:07 | 読書

『夏目漱石と黒猫のこと 2(猫には優しい飼い主と思っていたが)』

『漱石は胃弱・癇癪の独特の作家でしたので、吾輩も、実際は苦労したのでは』

 

今回も、表題には関係のない写真です。

20181110付け日経読書欄で紹介されていた、山崎光夫著『胃弱・癇癪・夏目漱石』の紹介記事の一部抜粋です。

 

夏目漱石は人間の機微に精通した作品を残していることから人間的にも完成された人格を持っていたと思われがちだ。 しかし鏡子夫人の追想録や子供たちの随筆には、漱石が良き夫、良き父からはほど遠い癇癪持ちで、家族は悪態、暴言、暴力に悩まされていたことが記されている。 医療分野の小説を手がける著者が漱石の人生を病の視点からとらえなおした。

正岡子規との交流もあって文学的才能を開花させるが、名作を次々と発表するのは1907年に40歳で朝日新聞に入ってからだ。 漱石は1910年伊豆の修善寺で大量吐血し、1916年には、遺言も辞世もなく世を去った。 夫の暴言や暴言の原因を知りたいと思ったからか、夫人は『頭部と消化器系に限って解剖を許可』した。  

 

 

更に、ウエブにはこの本『胃弱・癇癪・夏目漱石』の内容紹介として下記のようにあります。

疱瘡、眼病、強度の神経衰弱、糖尿病、結核への恐怖、胃潰瘍……。
次々襲う病魔と、文豪はいかに闘ったのか。
医師との付き合い方にミスはなかったのか。
診察の中身は、本当の死因は何だったのか。

そして病は、彼の生み出した文学にどんな影響を与えたのか・・・。
ままならない人生に抗い、嫉妬し、怒り、書き続けた49年。
作品、書簡、家族、知人の証言や、当時のカルテを掘り起こし、
その生涯を、「病」という切り口から読み解く! 

 

『吾輩は猫である』を座右の書にしたばかりの自分には今回の山崎光夫著『胃弱・癇癪・夏目漱石』の内容には驚かされました。

 

明治時代の二大文豪は『森鴎外と夏目漱石』ですが、 この二人は、いろいろな面で、好対照ではあったようです。 鴎外は、情熱的な医者で留学先での大恋愛の経験からの小説『舞姫』著しており、スタンダールの自伝的恋愛小説「赤と黒」を思い出します(ここでは恐れそれ多いですが、人は人生に一度一遍の片想いの小説又は、相思相愛の恋愛小説は書けると言われる所以でしょうか)。 

 

漱石は胃弱・癇癪の独特の作家でした。 持論ですが、二人とも、まだまだ芥川龍之介の凄い生涯よりは良いかと、併せて思いを巡らせました。

  (記事投稿日:2018/11/03、#035)

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