知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『山は美しい 9(登りそこなった山は、傘寿には遠い、景鶴山』 『優しい尾瀬には何回も行ったが「ブヨ」に負け断念したこの山』

2022-03-28 22:27:20 | 山・山岳

『山は美しい 9(登りそこなった山は、傘寿には遠い、景鶴山』

『優しい尾瀬には何回も行ったが「ブヨ」に負け断念したこの山』

半世紀も昔のことですが、女性ファンの多い尾瀬ヶ原は、山は凄いんだと『カッコ』ばかりつける山男の山行プログラムには入りませんでしたが、あるとき読んだ雑誌の情報に『景鶴山の後方には、世界的に有名な「モウセンコゲの群生地」』がありました。  

無粋な山男ばかりの山行の合間に『夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬・・・』に魅かれて、いつもの山男・山女仲間ではない、ハイキングや旅行仲間の男女数人で、ゆったりした尾瀬ヶ原散策を計画しました。 この山行の間に、事前調査も十分してない、とんでもない『景鶴山の後方には、世界的に有名な「モウセンコゲの群生地」』踏破をこの時の山行計画に入れました。
尾瀬の地形図(左下至仏山、右上燧ケ岳火山、中央T字尾根中央が景鶴山

ウエブ情報から引用

至仏山より望む景鶴山(右に尾瀬ヶ原、更に右に東北最高峰燧ケ岳2356ⅿ)

ウエブ情報から引用

景鶴山(けいづるやま)は、尾瀬ヶ原の北に存在する標高2,004mの山、群馬県片品村と新潟県魚沼市の境界に存在し、日本三百名山に指定されている。 

この山はもともと、登山道がなかったために、密生しているササをかき分けて斜面を這いずるようにして登らねばならなかった。 この「這いずる」というものが訛って「へえずる」となりやがて「けいずる」となったことから景鶴山となったと伝えられている。

一度は登山道も拓かれ、多くのガイド本でも紹介され、笹ヤブが雪に隠れる季節などにはスキー登山などのために登ることができていた。 しかし2013年時点では登山道も廃道になり、さらにそもそも土地所有者の尾瀬林業が入山を認めていないため登山は一切できず、その山体を尾瀬から眺めることしかできない状況となっている。

 

メンバー全員が『ブヨ』に刺されましたので、このルートは途中で撤退しました。 初めての酷い痛痒さの経験でした。 女性は足をじかに刺された人は直径2~3㎝ぐらいに腫れあがり、体質や咬まれた部位により腫れが1ヵ月以上ひかないこともままあり、慢性痒疹の状態になってしまうと完治まで数年に及ぶことすらあると、後で本で読んだことがありました。

尾瀬は湿原ですので、湿原の植物の代表格が、モウセンゴケです。

ウエブ情報から引用

葉や葉柄に突起があり粘着液を出しています。 小さな虫がこれに絡まると葉を丸めて更に動けなくして虫の養分を吸い取るといういわゆる食虫植物の一種です。但し、いつ捉えられるか解らない虫の養分だけでは育ちませんから通常の植物と同じように土壌から養分を得ています。 モウセンゴケの花期は7月頃で白い花を咲かせます。 モウセンゴケは尾瀬のほとんどの湿原に生育していますが、よく見ると個体の違うものがあります。

 

この山行には『オチ』がありました。 食虫植物の一種モウセンゴケを見ることを無理矢理に山行に組み込み、『ヒトなどの哺乳類や鳥類 から吸血する衛生害虫「ブヨ・ブユ』に刺されました。
ブユ(蚋、蟆子、Black fly)は、ハエ目(双翅目)カ亜目ブユ科(Simuliidae)に属する昆虫の総称。ヒトなどの哺乳類や鳥類 から吸血する衛生害虫である。関東ではブヨ、関西ではブトとも呼ばれる。

 

『バチ』に当たったのでしょうか、『食虫植物』を見に行って、そのエサの『吸血虫、ブヨ・ブユ』に刺され撤退した! 今になって『宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星が「人新世」時代へ』を実感しました。

(記事投稿日2022/03/26、#508)

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