『月のこと 1(古代日本の月信仰と再生思想)』
ー瑞穂の国であるのに実質的に水の輸入国であることを、終始、年頭においてー
月から見た地球
ウエブ情報から引用
『地球は広大な宇宙に浮かぶ素晴らしいオアシスだ』といった宇宙飛行士がいました。 また『水の惑星』と言われていますが、地球の海水の量は質量にして、地球全体の質量の0.023%にすぎません。 海の平均水深は3,800mで、地球半径6.391㎞に対して、0.06%です。 もう一つ、ありますそれは、太陽系では、地球が奇跡的に大きな衛星『月』一個を維持してきたことです。
地球の衛星・月は、衛星としては、対地球重量比は約1.23%と、太陽系の他の惑星の衛星と比較して、異常に大きいと言われていますが、ズブの素人には、この重量比では大きいとは思えません。 因みに木星の最大の衛星カニデムの対木星重量比は約0.01%、火星の最大の衛星フォボスの対火星重量比は、ナント0.00002%です。
『大きな衛星・月と地球』このコンビでの存在事実と、さらに、こんな大きな衛星を持ちながら、且つ、パンゲア大陸の分裂・移動等の巨大地殻変動を繰り返し、最後は超巨大大陸に集中すると言われながら、存続している地球・水の星は、将に、『水』に救われてきた『奇跡の星』です。
人間は、昼は太陽の有難さを十分理解して、太陽崇拝をずっと続けてきていますが、夜は、暗さへの怖さもありましたが、さすが知性派・人間です。 月を愛でて、詩歌を作ってきました。 そこで月の種類の呼び方も様々です。
月の種類
|
日本語 |
中国語 |
英語 |
1日目 |
新月、朔(さく) |
New moon |
|
2日目 |
二日月 |
Two-day moon |
|
3日目 |
三日月、眉月 |
crescent moon |
|
7日目 |
上弦の月、弓張月、半月 |
上弦月、弓张月、半月 |
The Moon of the Upper Chord |
13日目 |
十三夜 |
he moon on the thirteenth night |
|
14日目 |
小望月(こもちづき) |
moon on the night before a full moon |
|
15日目 |
十五夜、満月、望月 |
a night with a full moon
|
|
16日目 |
十六夜(いざよい) |
moon on the sixteenth night of a lunar month |
|
17日目 |
立待月(たちまちづき) |
|
|
18日目 |
居待月(いまちづき) |
|
|
19日目 |
寝待月(ねまちづき)、 |
待睡月 |
|
20日目 |
更待月(ふけまちづき) |
|
|
23日目 |
二十三夜、下弦の月、 |
二十三夜、下弦的月亮 弓底 |
|
26日目 |
下弦後の三日月、 |
下弦之后的新月 阿里亚克的月亮 |
The three-day moon after the lower string |
30日目 |
三十日月(みそかづき) |
三十日月 |
30th Moon |
月の種類の呼び方は、日本語と中国語は、どちらが先かよくわからないケースもあります。 英語に至っては、物理的な説明になっている場合が多く、今回は、一部はリストするのを諦めました。 半世紀前のこと、英語の先生がこう言っていました。 米国では『月の夜に散歩中に、彼女が「ビューティフル・ムーン!」と言ったら、間髪を入れず「ジャスト ライク ユー!」言うそうだが、 日本の男は、そんな場合は、多分「月」を愛でてしまうな!』と。
日本人の情緒の豊かさは、誰もが認めます。 テレビで『クール ジャパン』という番組もありますが、ここらで『一億総活躍社会』もいいですが、もっと具体的に『IT後進国』からの脱皮の改善策を掲げて欲しいと思います。
日本のIT事情は厳しい状況にある。 ハードウエアに関しては高い技術力はあるものの、半導体やスマホなどの主要製品において国際的な競争力は低下している。 ソフトウエアにおいては、かなりの部分が海外製品に『丸投げ』であり、日本国内のベンダーが頑張って売れば売るほど、上納金が外資企業に吸い上げられるのが現実だ。
表意文字と表音文字の混成で、情緒・知性豊かな詩歌・文学には、昔から実績を残してきました。 その日本語でも、月の種類は素晴らしく区分されていたことに気が付いて、日本人は、夜と月が好きなのかなどと感心した記憶が戻りました。
さて、いまの地球ですが、生命学的にも地球物理学的にも、瀕死の状態です。
温暖化も非常に厳しい状態になっています。 自問自答ですが『地球は温暖化(Global Warming)、異常気象(Abnormal Weather)、気候激変(Climate upheaval)と、気象・気候用語までも厳しさを増してきています。
地球を生命体と見た『ガイア理論』は、NASに勤務していた大気学者で、化学者でもあったジェームズ・ラブロック氏により1960年代に仮説が提唱されました。 当初は『自己統制システム』と命名したが、『ガイア=ギリシャ神話の女神』に変えています。
これからも、月のことを調べながら、世界で最もユニークな自分の国の、❶国防困難な、地政学的環境、❷移民や海外の労働者の受け入れにはおおきなハンデを持つ混成言語(表意文字と表音文字)、❷水の豊富な、瑞穂の国であるのに実質的に水の輸入国であることを、終始、年頭において生きていきたいと思っています。
(20200829 纏め #212)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます