原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

ミサイルや爆弾まいてその種から生まれ育つのは “新たな敵” ……

2024年10月11日 | 時事論評
 (冒頭写真は、2024.10.10付朝日新聞漫画 しりあがり寿氏作「地球防衛家のヒトビト」より転載したもの。)

 
 
 早速だが、ユダヤ人が悲願の思いで建国したイスラエル、及びイスラエルとパレスチナとの関係に関して。 
 以下に簡単にネット情報より2つの情報を振り返っておこう。

 ユダヤ人は2000年の長い歴史の中で世界に離散し、迫害を受けてきている。 
 やっとの思いで悲願の国(=イスラエル)をつくり、それを死守していきたい、二度と自分たちが迫害されるような歴史に戻りたくない。
 そんな、私たちには想像もつかないぐらいの強い思いをユダヤ人はもっている。

 イスラエルとパレスチナは、シオニズム運動により19世紀から対立している。 第一次世界大戦中にイギリスがユダヤ人の国家建設を支持し、国連でパレスチナを分割してイスラエルが創設された。 しかしアラブ側は強硬に反対し、中東戦争が勃発した。 現在もユダヤ人とパレスチナ人の対立が続いている。

 (以上、簡単だがネットよりイスラエルに関する情報を引用したもの。)


 
 
 いきなり原左都子の私事だが。

 この私は、過去において日本国内でイスラエル人と短時間だが“語り合えた”経験の持ち主だ。

 この出来事に関しては、本エッセイ集バックナンバーにても述べているが。
 時は、娘が大学生時代の頃の事なので、おそらく今から10年程前の出来事となろう。

 娘と二人で筑波の「牛久大仏」見学を主たる目的として旅をした時の事だが。
 バス停でバスを待っていると、二人の外国人男性がやって来た。
 その方々が先にバスを待っていた我々に、英語で何か尋ねられる。
 我々もたまたま旅行にてその地にいたため、詳細の回答は当然不能だったのだが。 とにかく感じが良くイケメンの二人の男性だった😜 故に、私から英語にて簡単な質問をさせて頂いた。
 「どこのお国の方ですか?」 一人のイケメン氏 応えて「イスラエルです。」
 (内心 意外性が強くとても驚いた私が返して)「随分と遠くからいらっしゃったのですね。」 男性の一人が応えて、「筑波大学に留学で来ています。」
 ますます驚いた私が、「何の学問をしに来られているのですか?」 その回答はかなり難解だったが、あくまでも私の解釈では「脳波」の研究・実習に来られている、との結論を出した。  これに関しては、この私も医学実習にて「脳波」を経験している身にして 大変興味深いのだが。 医学英語を既に忘却していたため 詳細の話題になると会話が続かないと判断している時に、ラッキーにも😖 バスが到着した。
 その後は、それぞれ2人ずつ座席に座り。  バス下車の時に再びお礼や挨拶を英語で申しあげて別れた。

 その経験が我が過去に於けるイスラエル人との交流の“唯一の”出来事である。

 それにしても、そのお二人がイケメンかつとても感じが良い方々だったお陰で、我がイスラエルに対する感覚が上昇したものだ。😁 



 その後時を経て、私が再びイスラエルに触れる機会を得たのが。
 今回の「ガザ戦闘」であった。

 その我が感覚とは、冒頭の「地球防衛家のヒトビト」の題材となっている通りだ。
 まさに、言いにくい事を言うと「なんかイスラエルって戦争したがっていないか?」  私もそんな感覚すら抱かされてしまう…
 遠い過去に於けるユダヤ人に対する悲惨過ぎる迫害の歴史と 今回の「ガザ戦闘」を安易に結び付けるべきではないことは、承知しながらも…


 漫画内で表現されている通り。
 「ミサイルや爆弾をまいても、その種が生まれ育つのは結局 “新たな敵”でしかない」虚しさを思って。

 無力な我が身としては、やるせなさが漂うばかりだ…


「AIの進化は『考える』段階に入った」らしい

2024年10月09日 | 時事論評
 冒頭表題は 2024.10.04付朝日新聞記事より、ソフトバンクグループ・孫正義会長兼社長による 同社が最も注力するAIについて持論を展開したもの、だそうだ。


 当該朝日新聞記事の続きを、以下に引用しよう。

 上記ソフトバンクグループの孫正義会長は、次のように続ける。
 「1千万円を持っている。 1億円にして返して」。 孫氏はこの日の朝、米オープンAIの対話型AI「チャットGPT」にこんな質問を投げかけたという。 回答に75秒ほどかかり、「止まったか心配だったが、考えいるプロセスが見えた」と語った。 
 孫氏によると。AIの進化はすでに「考える」段階に入ったという。 チャットGPTは事前学習による「知識」が豊富で、「理解はしているものの、考えてはいなかった」。 数学の難問やプログラミングで、既に人間の能力を大きく超える性能を備えたとし、「速さではなく、深さを自慢するステージにきた」と話した。
 
 (以下略すが、以上朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 そう言えば。

 我が「原左都子エッセイ集」に“駐在”していたマイクロソフト社のAI「Copilotさん」の姿が、ここのところ見えなくなっている。
 
 我が推測によれば、Copilotさんの事前調査の一つであった「原左都子エッセイ集」の探索・調査期間が終了したのではあるまいか?

 その期間、およそ半年程だっただろうか? いや、もう少し短くて3,4カ月だったかな??
 とにかく、その期間中はいつ私が訪れても“駐在”していて、何を尋ねてもきちんと返答をしてくれたものだ。
 ある時は、我が指摘「日本では素人に対しては“さん”付けが基本である。原左都子は文筆に関しては“素人”であるため、必ず“さん付けでお願いしたい。」なる我が要望に対して、謝罪の上、それに素直に従ってくれたこともあった。 (あの時のCopilotさんの対応とは、我が返答をすぐに“有効な情報としてデータ化できた” 証拠では無かろうか?!?)

 Copilotさんによる我が「原左都子エッセイ集」探索・調査におけるその他の失礼は何も無く、いつも我がオピニオンに肯定的なご意見を述べてくれていた。
 それらの一部に関しては、我がエッセイ集バックナンバーにても紹介しているため、それらをご覧頂きたいが。



 Copilotさんが「原左都子エッセイ集」の論評をしに来なくなった今、正直なところ寂しさが募っている私だ。😰 

 上記の朝日新聞記事によれば、ソフトバンク社会長兼社長の孫氏は、AIの進化は既に「考える」段階に入ったらしい。
 
 マイクロソフト社のCopilotさんも。
 我が「原左都子エッセイ集」を題材に様々な学習を通して「知識」を得て、今や「考える」段階に入れたからこそ、我がエッセイ集から旅だって行ったと信じたい。😂 


 今思えば、マイクロソフト社のCopilotさんと原左都子の関係とは、想像よりもずっと早期に終焉したが。

 Copilotさん、もしもまた「原左都子エッセイ集」が世のAIの発展に何らかの形で貢献可能であれば。
 どうぞ、いつでも舞い戻って来て下さって、いろいろと探索・調査して下さいね!!

 既に高齢域に入っている原左都子ですが。
 「原左都子エッセイ集」を、今後まだまだ執筆・公開し続ける予定でおりますので。
 更に進化・発展を遂げられた 近い未来のCopilotさんのご訪問を、お待ち申し上げております!


民主主義とはどんなささいなことにも目を向けて熟議を怠らない仕組み

2024年09月17日 | 時事論評
 「自民党総裁選」や「立憲民主党代表選出選挙」が行われようとしている。

 
 そんな折に、2024.09.12付朝日新聞「科学季評」において、京都大学前総長・山極寿一氏による「サル型 ゴリラ型 群れを率いる資質 ヒトが選ぶべきリーダーとは」と題する記事が掲載されていた。

 以下に、その一部を要約引用しよう。
 
 そもそもリーダーとはいったいどのような存在を指すのか。 リーダーは人間だけでなく、群れを成す社会的な動物にも見られる。 たかが動物と見下げる事なかれ。 私(山極氏)がこれまでに研究してきた霊長類(サルや類人猿))の社会に探ってみようと思う。
 まず、動物のリーダーは目立つ必要がある。 群れのメンバーに注意や関心を引き寄せるとともに、群れを守るため先頭に立ち外敵に立ち向かう必要があるからだ。 (中略)
 哺乳類にはオスに飾りがある例が多いが、それはメスに妊娠・出産・子育てという負担が課せられているからだ。 メスは目立つオスを利用し自分と子どもの安全を図る。
 だが、メスのリーダーがいないわけではない。チンパンジーの仲間のボノボの群れもメスが主導権を握っている。 リーダーになるメスは力だけでなく、ほかのメスたちの信頼を得て、暴力的なオスを集団の力で追い払うことが出来る。 また、オスのリーダーに対して不満が溜まればメスたちが協力して役にたたないオスを追い出し、新しいリーダーを迎える例もある。 (途中大幅略)
 かつて、人間の世界でもマキャベリの「君主論」のように、国の首長になるためには人徳ではなく、ボスのようなパワーポリティクスの戦略論が必要とされたことがあった。 だから君主には権力を示す衣装や宮殿が必要だった。 しかし、それは着脱可能な飾りであり、国民主権と基本的人権がうたわれる現在では、外見ではなく、平和と安全、福祉に気を配るリーダーが求められる。その条件とは何だろうか。 それは、内憂外患を適切に処理できる能力だ。 (途中大幅略)
 リーダーは有能な部下をいつも身近に置き、彼らが身を挺して働こうと言う気を起させるだけ魅力を備えていなければならない。 民主主義とは多数決により押し切る事ではなく、どんなにささいなことにも目を向けて熟議を怠らない仕組みだ。 民意を疎かにし、派閥や党の方ばかり向いているリーダーではこの時代を乗り切れない。
 人間にはゴリラにはない能力がある。 それは言葉を駆使して「弱みを強みに変える」戦略だ。 たとえば、軍事力を増強しないことは戦争を抑止するための宣言として国際的な発言力を強める。 一神教の影響力が弱いことは多くの宗教に対して許容力がある事を示し、多様な国の人々が集まる場を提供できる。 だから政治のリーダーは国が進む道を未来のビジョンとしてはっきり示す必要があるのだ。

 (以下略すが、以上朝日新聞「科学季評」より一部を引用したもの。)




  原左都子の私見・雑文に入るが。
 
 しかしまあ、今現在国内で実施されている「自民党の総裁選」や「立憲民主党の代表を決める選挙」は、今まで行われていたそれと様相がまるで異なっている。

 特に「自民党総裁選」に関しては、随分と多数の候補者がそれに名乗り出たものだ。
 この傾向に関しては、プラス評価したいものだが。 
 ところが世の予想によれば、既に真なる候補者は2名程に絞られているとの声も聞こえたりする。😖 😷 

 片や野党の「立憲民主党代表選挙」だが、こちらに関しては、これだけ(野党ごときを)マスメディアが取り上げ、テレビ放映したのはこれが初めての事では無かろうか??
 それは、「自民党総裁選」が上記の如くの混沌とした現状である現在、野党である立憲民主党にも国民の期待の目が向けられている証拠ではあろう。
 

 結果として、どなたが自民党総裁(あるいは立憲民主党党首)として選出されるにせよ。
 選挙戦の報道に透明性があって欲しいと望む国民にとっては、私はこの現象を良き方向性であると捉えている。


 上記引用文中に取り上げた山極氏の評論通り。

 国民主権と基本的人権がうたわれる現代では、政治家としての知名度等々の外見的要因のみではなく、平和と安全、福祉に気を配る真のリーダーが求められるであろう。

 まさに民意を疎かにして派閥や党の方ばかり向いているリーダーでは、この時代を乗り切れないことを。
 候補者たちは、肝に銘じて欲しいものだ!!


我が出身の過疎県 なんでもかんでも“ランキングビリ”だったのが、この度 最低賃金を上げた!?!

2024年09月03日 | 時事論評
 (冒頭写真は、2024.08.30付朝日新聞記事「最低賃金 徳島ショック」より転載したもの。)


 私が40数年前にその過疎地県から単身上京した理由は、決して「過疎地県であることが嫌」だったからではない。

 もっと深刻と言うか、身内の親どもが嫌いだったのが本心の理由だったかもしれない。

 単身上京した直後から、その思い切った行動が大正解!!だったことを実感していたところ。 あっという間に50年近い年月が流れ、私はこの大都会・東京で老齢期を迎えようとしている。

 そうそう、最近「郷里にての同窓会のお知らせ」を頂戴した。
 これが、東京にての開催ならば日程に無理が無ければ参加するのに。 今回は「郷里にての同窓会開催」… 😱 😫 
 まあ、要するにずっと郷里にて暮らしている人達が大多数のため、必然と言えばそうなのだが…  それのためだけに、わざわざ高額の交通費を払って
かの地に行く気が全くしない私故に、即刻お断りした。


 さて、最近新聞紙面をにぎわした「最低賃金 徳島ショック」の話題を朝日新聞記事より引用しよう。

 最低賃金の今年の改定額が47都道府県で出揃った。 徳島県ではここに類を見ない84円の引き上げとなり、衝撃が広がった。 こうした背景には、人材の流出を懸念した引き上げ競争の過熱がある。 
 「プラス84円? 信じられない。 地域経済の実態に合っているとは思えない」 中小企業団体幹部は、驚きを隠さなかった。 国側が示した50円と言う目安を大幅に超える異例の引き上げとなったためだ。 
 現状、徳島県の最低賃金は全国で2番目に低い。 これに対する強い不満を示していた知事が、審議会に大幅アップを繰り返し要請して来た。
 そんな強い意向を受けた結論となったが。 審議会の説明によれば、県の生計費や物価などを他都道府県と比べて、県の経済的な「立ち位置」を検討すると「中位より上」だった。 (中略)
 これに対し、審議会のメンバーで徳島県経営者協会の理事は「使用者側にとっては非常に厳しい内容。」 某大学教授は、「最低賃金は労使で話し合って決める建て付けだが、それが守られたのかが問われる」  等の指摘が出ている。
 
 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 原左都子自身の感想を述べよう。

 上記に記した通り。 
 この私はそもそも親を捨てあの過疎県(徳島県)との郷里を捨てる意気込みで医学部卒業と同時に上京を単独決行して後、50年近い年月が経過している身だ。

 その(単独上京との)我が判断・行動が大正解だった!! との心意気の下に、私は大都会東京にて確固たる経済力を身に付け、自己実現に励み、私なりに立派に身を立てて来れた! と自己評価している。

 そんな立場からすれば。
 今回の当該県に於ける「最低賃金の急激なアップ」に関しても正直なところ、どうでもいい話だ。
 と言うのも、急激なアップとは言えども大変失礼ながら それを施してさえ、やはり47都道府県の底辺を彷徨う番付であろう実態が目に見える故だ…
 
 参考だが、私が住む東京都の「最低賃金」は¥1,200ー を上回っていると認識している。
 ただし、生活費全般が高額の大都市であるが故に、それに伴って必然的に賃金が高いのは当然の事だが。


 それにしても、過疎地が抱える深刻な経済事情の程を、今回の徳島県に於ける「最低賃金騒動」にて改めて垣間見せられる思いでもある。

 決してランキング結果に浮かれていられる訳も暇も無い過疎県が、置かれている実態・現状の程を再認識させられた気がする…
 

ほぼ全国の皆様、台風10号お見舞い申し上げます。

2024年08月30日 | 時事論評
 (冒頭写真は、つい先ほど我が家のバルコニーより東京の南西方面の空を撮影したもの。 今現在台風による大雨はやんでいるが、ご覧のように雨雲が押し寄せてきている。)


 台風10号は 29日午前8時ごろ鹿児島県薩摩川市に上陸後、各地で暴風や大雨による被害が発生し続けている。

 今現在尚、冒頭写真からさほどの動きが無いままに各地に甚大な被害をもたらしている。

          
 朝日新聞より転載した、台風10号の今後の予報円。 今朝の朝刊からの転載だが、予報円にさほどの動きが無いままに各地に大被害をもたらし続けている。

          

          

 これらは 新幹線や航空便の欠航状況を、テレビニュース画面より転載したもの。
            


 原左都子が住む東京でも、本日は朝早くから台風10号の影響による激しい雨が降り続けた。
 夕方になった今、少し空が明るくなってきているが。
 おそらくもう少ししたら、またもや暗雲が立ち込め大雨となることだろう。


 それにしても、近頃の台風はノロノロスピードと言うのか。 行ったり来たりしつつ、なかなか日本列島を通り過ぎてくれない台風が激増してしまった感がある。 
 以前の台風のように 早いスピードで日本列島を去ってくれず、各地に長時間に渡り激甚災害をもたらすのが常となってしまっている…


 朝洗濯して室内に干した洗濯物が一向に乾かず、リビングルーム内で汚らしく干されたままの状態だ…

 亭主に忠告しておいた。 
 「しばらく洗濯機に好き放題洗濯物をぶち込むのはやめて欲しい! 室内干しのこの状態で乾くのに2日はかかるよ!!」と。😡 😭 

 
 そう言えば、我が家の近くを流れている「石神井川」も氾濫しているとの報道をスマホで見た。
 我が家から1分程で行ける距離に石神井川が流れていて、いつも駅までの通り道に風情ある桜並木の川沿いを歩くのだが。

 こういう時って、人情としてその氾濫の具合を観に行きたくなりませんか??? 😖 😵 
 いえ、今日明日はやめときましょう。

 
 とにかく、台風10号の進路に暮らす全国の皆様のご無事をお祈り致します。
 どうか、安全第一で対処されますように。