これが困惑させられるのは。
いつも一時の思い付きで、何らの下調べも無いままに次女の私に振って来ることだ。
と言うのも米国の姉が当の昔から、実母からの「相続」を拒否している故だ。
いくら相談相手が東京暮らしの次女の私しかいないと言えども。
その内容のいい加減さには、ほとほと呆れるしかない。
今回一体、次女の私に何と言ってきたかと言うと。
「私の遺産は、米国のジョージ君(仮名・米国在住実姉の一人息子。現在20代半ば頃だろうか。米国州立大学大学院修了後、NASAに就職し、優秀職員として日々努めているらしい。)と、あなたの娘に半分ずつ分けてあげようと思っている。」
私の娘への相続に対しては、実母からの電話の際に即刻拒否しておいた。
さて、ジョージ君だが。
参考のため、そのジョージ君の年収をここで語ると。 未だ若輩にして年俸3,000万円程らしい。
とにかくNASA入職後ずっと優秀社員を貫いているようだ。 完全実力主義の米国では、年齢など何ら関係なく報酬がどんどん上がるシステムが採用されているとのことだ。
そんなジョージ君が、実母の遺産を受け入れるのか否かを、私が知ったことではないが。
とにかく実母の困ったところは、何でもかんでも私に言って来さえすればその処理をすべて私が施してくれると信じて疑っていないところだ。😖 😱
この度の地蔵寺生前永代供養挨拶とて、そうだった。
歩行能力が極度に落ちている実母を伴っての挨拶は。 結局は実母の歩行がままならず実母はタクシー内で待機して、私一人で住職氏にご挨拶する結果と相成った。
いや、その方が結果としては数段事がスムーズに進み正解だったと結論づけられるのだが。😝
ただ、今度の「ジョージ君への遺産相続」は、そんなに簡単な話では無い。
どうしてもそれを実行したいのならば。
私の考えとしては、「生前贈与」の形式を採って貰いたい。
そうすればまたもや私が郷里へ出向いて、実母を取引銀行へ連れて行きその処理を手伝いたいものだ。
ただ現在の実母の状態を勘案した場合、取引銀行へ連れて行くのもおそらく一苦労だろう。
あるいは、銀行係員氏に実母の施設へ出向いてもらう手があるかもしれない。
ただ如何なる形式であろうが、実母本人がその取引を理解して一人でこなすことは既に100%無理であろう。
この私がすべての取引を引き受け、それを代行することに間違いないだろう。
それでも「生前贈与」の形を実母がとってくれるならば。
またもや郷里へ出向き、その介助をしてもいいのだが…
一番困るのは 実母亡き後に次女の私に、「米国のジョージ君へ相続遺産を送って」と言われることだ!
我がエッセイ集読者の方々はご存じの方も多いだろうが、この私は米国在住の実姉と既に20数年前に絶縁をしている。
その立場で、実姉の息子に当たるジョージ君に実母の遺産を送ったりしたものならば、私の日本での居所がジョージ君を通して実姉にバレてしまうではないか!!
それだけは、何が何でも阻止したいものだ!!!