先週、私は娘と共にソウル旅行に出かけた。
短期間ではあるがソウルの地を堪能しいよいよ帰国の時が訪れた際、私が搭乗しようとするフライト帰国便入り口に置かれている日本の新聞の一面トップ見出しが、一瞬にして私を“日本の愚かな現実”に引きずり落としたのである。
その一面トップ見出しは以下のごとくであった。 (記憶のみに頼っておりますため、正確さに欠ける点をお詫び致します。)
「菅氏・小沢氏 全面対決 民主党内部 真っ二つに分裂」
(まったく、旅の余韻に浸る暇もありゃしない。 一体何を血迷ってんだよ、日本の政権政党たるものが! 一政党の内部分裂を国民に晒している状況ではないだろ、今の日本は!)
怒り収まらないまま座席に着き、休む間もなく新聞記事に目を通す原左都子である。
ソウル旅行中も、出国前にあらかじめ両替しておいた韓国ウォンがここ2週間程の急激な円高により大幅下落で大損失を計上したばかりである。 (こんなことならば、日本円のまま持って行き現地で最低必要分のみ両替するべきだった…)
などと後悔しつつも、たかが一旅行者の損失はともかく日本経済産業界の大損失に思いを馳せる。 (民主党党首選の内輪もめ?? よくもまあ、史上最悪の円高で日本の経済危機に拍車がかかっているこの時期に、今後日本を統制していこうとする政権政党が党首候補者の私利私欲で真っ二つに分裂しているとは一体何事だ!!?)
しかも機内放送によると帰国日の東京の気温は33℃とのことで、相変わらずの猛暑続きのようだ。 成田に降り立ったとたん、湿気を帯びた熱風が体に鬱陶しくまとわりつく。
(今夏の記録的猛暑による熱中症死者は、もう既に何百人にも達していると聞く。 誰がこの国を亜熱帯気候に陥れたのだ!? これも国の環境行政の責任が大きいのではないのか? 少なくとも熱中症による死者が大量に発生している現状において、政権政党がそれを放ったらかして党首選で火花を散らすとはどういった神経なのか??)
自宅に帰り着いて新聞等の報道に接してみると、やはりこの“愚かな”民主党党首選への批判が渦巻いている様子である。
朝日新聞8月27日の社説においては、原左都子が帰国便フライトの中で抱いた“唖然感”同様の記述があった。 以下にその一部を紹介しよう。
民主党の小沢前幹事長が党代表選に立候補する意向を表明したが、どうしてここまで民意とかけ離れたことができるのか。多くの国民が唖然としているに違いない。 小沢氏は“政治とカネの問題”でいまだ決着をつけていない。 鳩山氏にもあきれる。この代表選で小沢氏を支持することが「大儀だ」と語った。 この二人の有様は非常識を通り過ぎて“こっけい”ですらある (中略) もし今回小沢首相が誕生すれば、わずか約1年で3人目の政権政党首相となる。かつて自民党の「政権たらい回し」を責めた民主党にその反撃が跳ね返ってくるであろう。より悪質なのはどちらか。有権者にどう申し開きをするのか。 (中略) ほぼ1年前、新しい政治が始まることを期待して有権者は民主党に一票を投じた。その思いを踏みにじるにもほどがある。所詮、民主党も同じ穴のむじな、古い政治の体現者だったのか。
原左都子は当ブログの時事論評バックナンバーで再三述べているように、1年前より民主党には何らの期待もしていない故に、一票を投じていない国民の一人である。 なぜならばこういう事態になることが既に予測できていたからである。
それにしても結果とは予測よりも数段劣悪なものであることをわずか1年にして実感させられるのが、何とも辛い思いである。
小沢さん、かつて貴方は類稀に優秀な政治家であったのかもしれない。それ故に今尚貴方を崇拝する支持者は少なからず存在するようだ。 そんな貴方に一番欠けているのは、国政に欠かせない「国民」の存在の認識であり、自分が既に年老いたという事実の認識なのではなかろうか?
鳩山さん、貴方はわずか8ヶ月間で首相であることを国民から拒否された政治家であることを既にお忘れなのか? この期に及んで小沢氏に迎合しつつ菅氏とのパイプ役を果そうとすることでご自身の存在証明をしたい思いは分からなくもないが、やはり「国民」の存在という国政にとっての一番の認識に欠けた行動であることに今尚気付かない程の“天然セレブボケ”人種なのか?
菅さん、貴方は首相になって以降、来たる党首選を意識し過ぎるあまり軟弱路線を突き進み何らの実績も残せていない。 それは年老いた今となっては貴方の実力に過ぎないのか? そうだとすると上記のお二人同様、貴方も既に政治家としての旬を既に通り過ぎていると断言できよう。
原左都子の推測では、民主党政権の今後の寿命は短いとみる。
本日(8月31日)、菅・小沢二者会談が行われる(既に行われた?)との報道があるがその結果を待たずして、党首選で私利私欲を争う民主党幹部、そしてそれを阻止できない若手を抱える民主党には、どう考察しても今後国政を任せる訳にはいかない。
今回私が訪れた韓国ソウルは経済発展が目覚ましく一見東京と同じような大都会である反面、北朝鮮問題や若者の徴兵制度の問題を抱え、市民の間には拭い去れない“緊張感”も共存している。
それと比較して、我が国日本は老いも若きも“平和ボケ”国民と成り下がっているのか? と嘆かわしく思えてしまう。 若い世代はともかく、国政を操る政党の要を握る長老どもが、年老いて尚私利私欲思想から脱出できないとは、まさに(上記朝日新聞社説曰く)“あいた口がふさがらない”思いの原左都子である。
短期間ではあるがソウルの地を堪能しいよいよ帰国の時が訪れた際、私が搭乗しようとするフライト帰国便入り口に置かれている日本の新聞の一面トップ見出しが、一瞬にして私を“日本の愚かな現実”に引きずり落としたのである。
その一面トップ見出しは以下のごとくであった。 (記憶のみに頼っておりますため、正確さに欠ける点をお詫び致します。)
「菅氏・小沢氏 全面対決 民主党内部 真っ二つに分裂」
(まったく、旅の余韻に浸る暇もありゃしない。 一体何を血迷ってんだよ、日本の政権政党たるものが! 一政党の内部分裂を国民に晒している状況ではないだろ、今の日本は!)
怒り収まらないまま座席に着き、休む間もなく新聞記事に目を通す原左都子である。
ソウル旅行中も、出国前にあらかじめ両替しておいた韓国ウォンがここ2週間程の急激な円高により大幅下落で大損失を計上したばかりである。 (こんなことならば、日本円のまま持って行き現地で最低必要分のみ両替するべきだった…)
などと後悔しつつも、たかが一旅行者の損失はともかく日本経済産業界の大損失に思いを馳せる。 (民主党党首選の内輪もめ?? よくもまあ、史上最悪の円高で日本の経済危機に拍車がかかっているこの時期に、今後日本を統制していこうとする政権政党が党首候補者の私利私欲で真っ二つに分裂しているとは一体何事だ!!?)
しかも機内放送によると帰国日の東京の気温は33℃とのことで、相変わらずの猛暑続きのようだ。 成田に降り立ったとたん、湿気を帯びた熱風が体に鬱陶しくまとわりつく。
(今夏の記録的猛暑による熱中症死者は、もう既に何百人にも達していると聞く。 誰がこの国を亜熱帯気候に陥れたのだ!? これも国の環境行政の責任が大きいのではないのか? 少なくとも熱中症による死者が大量に発生している現状において、政権政党がそれを放ったらかして党首選で火花を散らすとはどういった神経なのか??)
自宅に帰り着いて新聞等の報道に接してみると、やはりこの“愚かな”民主党党首選への批判が渦巻いている様子である。
朝日新聞8月27日の社説においては、原左都子が帰国便フライトの中で抱いた“唖然感”同様の記述があった。 以下にその一部を紹介しよう。
民主党の小沢前幹事長が党代表選に立候補する意向を表明したが、どうしてここまで民意とかけ離れたことができるのか。多くの国民が唖然としているに違いない。 小沢氏は“政治とカネの問題”でいまだ決着をつけていない。 鳩山氏にもあきれる。この代表選で小沢氏を支持することが「大儀だ」と語った。 この二人の有様は非常識を通り過ぎて“こっけい”ですらある (中略) もし今回小沢首相が誕生すれば、わずか約1年で3人目の政権政党首相となる。かつて自民党の「政権たらい回し」を責めた民主党にその反撃が跳ね返ってくるであろう。より悪質なのはどちらか。有権者にどう申し開きをするのか。 (中略) ほぼ1年前、新しい政治が始まることを期待して有権者は民主党に一票を投じた。その思いを踏みにじるにもほどがある。所詮、民主党も同じ穴のむじな、古い政治の体現者だったのか。
原左都子は当ブログの時事論評バックナンバーで再三述べているように、1年前より民主党には何らの期待もしていない故に、一票を投じていない国民の一人である。 なぜならばこういう事態になることが既に予測できていたからである。
それにしても結果とは予測よりも数段劣悪なものであることをわずか1年にして実感させられるのが、何とも辛い思いである。
小沢さん、かつて貴方は類稀に優秀な政治家であったのかもしれない。それ故に今尚貴方を崇拝する支持者は少なからず存在するようだ。 そんな貴方に一番欠けているのは、国政に欠かせない「国民」の存在の認識であり、自分が既に年老いたという事実の認識なのではなかろうか?
鳩山さん、貴方はわずか8ヶ月間で首相であることを国民から拒否された政治家であることを既にお忘れなのか? この期に及んで小沢氏に迎合しつつ菅氏とのパイプ役を果そうとすることでご自身の存在証明をしたい思いは分からなくもないが、やはり「国民」の存在という国政にとっての一番の認識に欠けた行動であることに今尚気付かない程の“天然セレブボケ”人種なのか?
菅さん、貴方は首相になって以降、来たる党首選を意識し過ぎるあまり軟弱路線を突き進み何らの実績も残せていない。 それは年老いた今となっては貴方の実力に過ぎないのか? そうだとすると上記のお二人同様、貴方も既に政治家としての旬を既に通り過ぎていると断言できよう。
原左都子の推測では、民主党政権の今後の寿命は短いとみる。
本日(8月31日)、菅・小沢二者会談が行われる(既に行われた?)との報道があるがその結果を待たずして、党首選で私利私欲を争う民主党幹部、そしてそれを阻止できない若手を抱える民主党には、どう考察しても今後国政を任せる訳にはいかない。
今回私が訪れた韓国ソウルは経済発展が目覚ましく一見東京と同じような大都会である反面、北朝鮮問題や若者の徴兵制度の問題を抱え、市民の間には拭い去れない“緊張感”も共存している。
それと比較して、我が国日本は老いも若きも“平和ボケ”国民と成り下がっているのか? と嘆かわしく思えてしまう。 若い世代はともかく、国政を操る政党の要を握る長老どもが、年老いて尚私利私欲思想から脱出できないとは、まさに(上記朝日新聞社説曰く)“あいた口がふさがらない”思いの原左都子である。