小林克也氏といえば、私の記憶に一番あるのは、1981年から始まった番組「ベストヒットUSA」だ。
その前にラジオでもレギュラー番組を持たれていて、流暢な英語を話されていた記憶がある。
その小林克也氏が主張されるのは、「英語 まねより日本人らしさを大切に」である。
早速、朝日新聞2021.11.29付夕刊記事 「取材考記 独学で習得 小林克也さんからの宿題 英語 まねより日本人らしさを大切に」の一部を、以下に要約しよう。
日本人にとって語学、特に英語の習得は大きな課題だ。 80歳の現在も第一線で活躍を続ける小林克也さんが英語の習得に関してどう考えているのか、聞きに行った。
「ベストヒットUSA」が始まった1981年に10代だった私たちの世代には、世界のスーパースターと滑らかに対話する姿は鮮烈だった。
エンターテイナーであるだけでなく、ジャーナリストでもある小林さんと英語との長い関わりを聞いた。 帰国子女でもなく、留学も海外に住んだこともなく、進駐軍のラジオや洋楽を通して独学で英語を身につけた。 司会者、DJ、ナレーターとして英語をしゃべる仕事をこなしていたが、40歳を過ぎてから英語の勉強を本格的に再開した。英字新聞や本を読み、知らない単語をノートに取り続けていた。
そう聞くと「楽しみながら身につけた」といった華やかなイメージとは異なり、英語力が努力の結晶だったことが分かる。 また、心と体全体で音読することもずっと続けている。
そんな小林氏が今考えているのは、日本人らしい英語についてだという。どこかだれかの真似をするだけでなく、道具として英語を使いこなし、日本人らしいと世界から尊敬されるような英語をめざすべきだと強調する。
(以下略すが、以上朝日新聞「取材考記」より、オピニオン編集部 池田伸壺氏の記述を引用したもの。)
原左都子の私事及び私見に入ろう。
バックナンバーにても再三述べているが、私の場合、学校の科目としての「英語」は中高大学と超得意科目であったと豪語して許されるであろう。
特に「文法」が好きで、おそらくその理解度は100%であったとこれまた豪語しておこう。
ところが、英語の発音に関して言うと。
こちらの方は、時代背景的に学校に於いてさほどの教育がなされない時期だった。 授業中に教科書の英文を読まされたことはあるが、発音が悪くとて注意されるでもなく、私などすっかり「ジャパニーズイングリッシュ」発音だったものだ。
19歳時に米国UCバークレーのUniversity Extesion短期留学に、1か月のみ参加したことがあるものの。
寝泊まりした大学寮内で毎夜開催される「ディスコダンスパーティ」にはまって、夜な夜なダンスを踊りまくった記憶は今尚新鮮であるものの…
留学ビザで訪れたため、そのビザの審査の程は厳しくて。 英語の学業の方は、まあなんとこさ合格ラインだったことだろう。😜
そんな私にまたとはない「英会話」習得の機会が訪れたのは、既に30代後半期未だ独身の頃だ。
米国に住む実姉に会う目的でカリフォルニアを訪れた際に、姉の友人のジョニー(仮名)に私は一目惚れをされてしまい。 その後2人の恋愛関係が半年程続くことになるのだが…。(参考ですが、この二人の恋物語に関しては、本エッセイ集バックナンバー「彼の名はジョニー」「ジョニーと別れた理由」の二本立てで綴り公開していますので、よろしければご覧下さい。)
これぞ我が英会話力増強の、またとはない手段だった。
いや俗にもよく言われているのは、「英会話力の最大にして最高の手段は、“”英語圏の恋人をもつ”ことだ」であるのだが。 私はそれを地で行くチャンスを得るとの素晴らしい機会を得ている。
ジョニーとの詳細を語ると長くなるため、ここでは控えるが。
まさに、後の我が英会話力を鍛えてくれたジョニーに今尚感謝したい思いだ。
そんな私が、コロナ禍以前に海外旅行をした時の「英会話」力に関する感想を述べるならば。
まさに表題の通り、我が発音の悪い英語を意外と聞いてもらえるのは、恋愛相手に限られるのか?? との思いのみならず…
(結論を先に言うなら、語る側の熱意かとも感じる…)
2019年に、娘を引き連れてオーストリア・ウィーンまで個人旅行に出かけたのが我が海外旅行経験の最後になるが。
(その後は“コロナ禍”のため、どうあがいても海外旅行へ旅立てない…)
そのウィーン旅行中にも、ホテルやバスの運転手氏に我が下手な英会話が通じたのは感激ものだった。
ホテルはともかく。
現地のバス運転手氏が私が乗車したバスの行く方向が違うと指摘して下さって、正しいバス乗り場まで案内して下さった、との貴重な思い出もある。
まあとにかく、へぼい発音であろうが現地の人に話しかけるとそんなラッキーな対応が施されることもあろうか??
結論としては。
へぼい発音でもよいから、自分が過去に習得した英語力を活かそうではないですか!!
とはいっていられない、オミクロン株の懸念ですかね…