原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

再掲載 「民衆が立ち上がってこそ愛国心が芽生える」

2024年11月08日 | 時事論評

「民衆の歌」

闘う者の歌が聞こえるか
鼓動があのドラムと響き合えば
新たに熱い命が始まる
明日が来た時・・そうさ明日が
列に入れよ!我らの味方に 
砦の向こうに世界がある
闘え! それが自由への道
悔いはしないな例え倒れても
流す血潮が潤す祖国を!
屍越えて開け明日のフランス


“Do You Hear the People Sing ?”

Do you hear the people sing?
Singing a song of angry men?
It is the music of a people
Who will not be slaves again!
When the beating of your heart
Echoes the beating of the drums
There is a life about to start
When tomorrow comes!

Will you join in our crusade?
Who will be strong and stand with me?
Beyond the barricade
Is there a world you long to see?

Then join in the fight
That will give you the right to be free!

Will you give all you can give
So that our banner may advance
Some will fall and some will live
Will you stand up and take your chance?
The blood of the martyrs
Will water the meadows of France!


 
 冒頭より引用したのは、ヴイクトル・ユーゴー原作、ミュージカル「レ・ミゼラブル」内で歌われる 「民衆の歌 Do you hear the people sing?」 の日本語版と英語版である。 1832年にフランス王政からの圧政に蜂起で立ち向かったフランス民衆であるが、ミュージカル内で民衆がこの歌を熱唱する場面を鑑賞することができる。

 原左都子が最近この歌を聴いたのは、今年の米国アカデミー賞各賞受賞に輝いた映画「レ・ミゼラブル」を何ヶ月か前に鑑賞した時である。
 オペラ形式で展開する映画全体の印象に関しては、前半の影像が暗い場面が多いのに加えて映画自体が「長過ぎた」事もあり、座席にずっと座っているのが苦痛だったものだ。
 ただ後半部分に入り、舞台が「フランス革命」に移って後は見応えがあった。 特に大学生等若者達が民衆の一グループとして圧政に立ち向かう場面は圧巻だった。 その時に大学生達の間で歌われたのがこの「民衆の歌」であるが、映画鑑賞の後もいつまでも我が心にこの歌声が響き続けている。
 その後自宅でユーチューブ検索等により「民衆の歌」をマスターし、今では我がカラオケ持ち歌の一つである。

 フランス革命をご存知ない方はおられないであろうが、参考のため、以下にウィキペディア検索の一部を紹介しよう。
 フランス革命とは、18世紀にフランスで起きた市民革命である。
 1787年に王権に対する貴族の反抗に始まった擾乱は、89年から全社会層を巻き込む本格的な革命となり、絶対王政が倒れたのちフランスは立憲王政から共和制へと展開する。 さらに94年のテルミドール反動ののち退潮へ向かい、99年にナポレオン・ボナパルトによる政権掌握と帝制樹立に至る。 この87年の貴族の反抗からナポレオンによるクーデタまでが、一般に革命期とされている。
 革命によりフランスの王政と旧体制(アンシャン・レジーム)が崩壊する過程で、封建的諸特権が撤廃され、近代的所有権が確立されるなど、全社会層が変革へ向かった。 前近代的な社会体制を変革して近代ブルジョア社会を樹立した革命として、 世界史上、ブルジョア革命 (市民革命) の代表的なものとされる。

 今回、何故に原左都子が「愛国心」などという大いに“危険性”を孕む難題をエッセイに取り上げたのかに関して説明しよう。

 2007年に「原左都子エッセイ集」を開設した初期の頃に“左都子の市民講座”とのカテゴリーを設け、我が高校教員時代に生徒相手に授業した講義ノートから引用してエッセイ(ごく簡単な講座)を綴っている。
 実はその講座シリーズが(著者の私がその根拠を把握できないものの)、今尚ネット上でコンスタントに閲覧されている様子なのだ。
 その講座の一つとして、「近代市民法の基本原理とその修正」なるシリーズも綴っているが、以下にその一部を要約して紹介しよう。
 近代市民法とは何か?    近代市民社会において施行されている法のこと
  近代っていつ?  → 市民革命以降の時代
  市民社会って何? → 資本主義社会が市民社会
               (社会主義社会は市民社会とは言わない。
                生産手段の社会的所有により横並び社会では
                あるが、反面、自由が制約されているため。)
 我が国における近代市民法とは?
   私権を確立するために制定された私法の基本法である「民法」のこと
     これに対し、「憲法」とは、国家統治のあり方を定めた根本規範
            政治指針であり、具体的な権利義務は表れない
 (以下略)

 まあこんな感じで、高校生でも理解し易いような授業展開を出来る限り工夫していた教員当時の原左都子である。


 さて上記我が講座内容にあるように、近代とは「市民革命」によりもたらされた時代である。
 18世紀においてフランスでは民衆が砦の向こうの世界を志し、市民が流血の末に絶対王政を倒したのだ。 “闘え! それが自由への道 流す血潮が潤す祖国 屍越えて開け明日のフランス!”

 片や我が国は20世紀に入って以降、戦争敗北によって米国から新しい憲法である「日本国憲法」を与えられる事により“やむなく”民主化に流れた国家と私は位置づけている。

 原左都子は絶対的に戦争反対派である。 それ故に日本国憲法第9条改定反対派でもある。
 以下に、憲法第9条を紹介しよう。
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 世界規模での流血の歴史もなく、20世紀に入って他力本願に「民主化」に流れる事が叶った我が国が偶然経済発展できたからと言って、何故今更(近隣アジア発展国を)仮想敵国に仕立て上げて、それらの国に打ち勝つと国家は宣言するのか!? 少しは過去の恥を知った上で米国迎合を避けて近隣諸国との交友を築けよ、と私は訴えたいのだ。

 皆黄色人種であり先天的に同じ風貌を余儀なくされているにもかかわらず、近隣に住む弱者同士が何故仲良く出来ないのか?  どうして自民党政権は同類の弱者相手に領土問題を殊更取り上げたり、憲法改定してまで「喧嘩」を売りたいのか???  
 安倍政権はこの国の底辺に位置する“民主主義の真の意味さえ知らない平和ボケ民衆達”に、それをよい事として「愛国心」の掛け声の下“流血せよ!”と今更叫ぶのは控えるべきだ。  お上から強制される「愛」など空虚なものでしかない。 民衆自らが平和と平等を勝ち取り新しい国を創り上げてこそ、国家への「愛」の土台が出来上がるのだ。
 米国迎合より優先するべきは過去に於ける隣国への過去の「侵略」のお詫びを後世に及んでし続ける事であろうに、未だに政府要人が靖国参拝するとは……
 その解答こそを、安倍政権から聞きたい私である。 


 (以上、「原左都子エッセイ集」バックナンバーを再掲載したもの。)


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 本日私は 当該バックナンバーを発見して以降、その中で取り上げた楽曲を何度も聴き直しました。

 そして、それを口ずさみつつ当時の我が思考や思想等々を思い浮かべながら振り返り…

 当時、カラオケで歌いまくった過去を思い出した次第です…
 

都心マンションの管理費値上げが相次いでいる

2024年11月07日 | 時事論評
 (冒頭写真は、2024.11.03付朝日新聞一面記事より転載したもの。)


 早速、上記朝日新聞一面記事「都心マンション 管理費増 相談件数も増」を以下に要約引用しよう。

 価格高騰が続く都心のマンションで、清掃などメンテナンスの費用として住民が負担する「管理費(管理委託費)」の値上げが相次いでいる。 管理費をめぐって住民、管理組合、管理会社の間で起こるトラブルも増加傾向だ。
 東京都中央区、港区、渋谷区などの9区にある大手ディベロッパーの新築マンションを調べたところ、2017年から23年までの7年間で管理費の平均は28%値上がりした。 物価高や人手不足により警備や清掃など様々なメンテナンスにかかる人件費が高騰しているためだ。
 管理費の値上げを背景に、マンションの維持管理をめぐるトラブルも増加傾向。 (中略) マンション管理コンサルタントのT氏は「管理会社が清掃、警備などを業社に発注する時、手数料を上乗せするので費用が割高になり、住民らが理解を示さず、トラブルになるケースが多い」と話す。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 この私も上京後は独身時、婚姻後を問わず、ずっと(賃貸、自己所有にかかわらず マンション等集合住宅に住んでいる関係で、その「管理費」を支払い続けている立場である。
 今後もおそらく戸建て住宅に住むことは無いと予想しているため、「管理費」負担が一生続くこととなる。

 自己所有マンション物件の場合、この「管理費」に加えて「修繕積立金」の負担が加わるため、月々の支払いが更に高額となるのだが。
 今現在の「管理費」と「修繕積立金」の合計額が我が家の場合は月々4万円を超えているだろうか? 亭主の預金通帳からの支払いのため、詳細を把握していないのだが。

 (突然話題を変えて恐縮だが、昨日見たテレビ番組で、都心タワー物件に住む若き夫婦の「管理費・修繕積立金」等々の月々の支払合計額が桁違いに高額だったのに、驚かされた!!😱   しかも、その妻が体調不良で仕事を辞めるとの話題も出ていたが…  まだまだ先の人生が長いご夫婦にして、その住居プランは正しい判断なのか?? と他人事ながら心配申し上げた次第だ… )


 話題を元に戻そう。

 上記記載の通り、我が家の場合、月々の「管理費・修繕積立金」合計額が4万円程なのだが、これは日本国内の場所によっては、おそらく同額で賃貸住宅を借りられる程の金額では無かろうか?

 それでも、おそらく我が家は上記朝日新聞記事にて取り上げられている東京都心部のマンションではなく、少し郊外に位置しているため さほどの高額ではないと判断するし。 我が家にとっては、現在の住居に住み続ける限り、支払い可能であることは計算済みでもある。

 
 特に、未だ若き世代にして今後(超高層も含め)都心のマンションに住みたいとの希望がある方々に忠告したいのだが。

 今後も都心のマンションは価格高騰に加えて、「管理費等々」の値上げが相次ぐであろうと想像して余りある。
 私が住むマンション(参考ですが築20年少しの物件です)でも現在 転出・転入のくり返しで、住人の移り変わりが激しい現状だ。
 
 ご自身が自己所有マンション物件に少しでも長く住みたいと欲するならば、必ずや現在の「物件価格高騰」を視野に入れると同時に。 
 月々発生する「管理費等々のメンテンナンス費用高騰」も視野に入れつつ、購入物件を選択をされますように。


「マイナ保険証」は使いづらいらしい…

2024年11月04日 | 時事論評
 この原左都子は、「マイナカード」は “一応” 作った。

 “一応” と表現するのは、作った切りただの一度たりとて利用していないが故だ。

 この「マイナカード」が「健康保険証」としての機能を果たすこととなった事実は皆さんご存じの事だろう。
 そして、それを「健康保険証」として有効利用されておられる事でもあろう。


 この私が、「マイナカード」を健康保険証として利用しない事実には理由がある。

 そもそも私自身が医学関係者であるが故に、自分に起こる病的症状や予後がたいていの場合は自分自身である程度(あくまでも“ある程度”の範疇だが。)診断可能であるが故だ。 参考までに、これまで病院へ行かなかったが故に症状が悪化したり、取り返しがつかなくなった事例は一度も無い。
 これまでに自主的に病院を受診したのは、40歳時に「頭部皮膚癌」を患った時と、「我が子の出産入院時」、そして2年程前に転んで「左膝複雑骨折した時」のみと言って過言でない。
 (まあ、他にも病院受診したことはあるにはあるが、いずれも予後は良くて後で思えば受診の必要は無かったと結論づけられよう。)



 この「マイナンバーカード保険証」だが。
 いま問題となっているのは「マイナンバーカードが本人以外の保険資格と結びついている」という点であるらしい。
 以下に、これに関するネット情報を引用しよう。

 マイナンバーカードの保険証としての利用開始にあたっては、「スマートフォンを使ってマイナポータル経由で」「市町村の窓口」「コンビニATM」での手続きが可能なほか、初回受診時に医療機関で利用申請を行なうことで“基本的に”すぐに利用が可能だ。
 一方で、オンライン資格システムを利用するための資格登録作業、つまり“紐付け”については保険組合などの機関が資格取得時点(保険加入など)のタイミングですでに行なわれており、「マイナンバーの記載がなかった」といった理由で資格情報を管理する団体が本人情報を照会する際に、異なる手段で実施したことで発生した。
 現時点で「全国で7,000件ほどの紐付けミスが発見された」(デジタル庁)と述べている。総務省によれば、6月25日時点でのマイナンバーカードの申請数は9,730万枚(人口比率で約77.3%)、交付数で8,787万枚(約69.8%)とのことで、比率でいえば0.01%未満ということになる。 (中略)
 そもそもミスを少なくはできてもゼロにすることは不可能で、「ミスがゼロ」という説明は信用に値しないといっていい。むしろ、発生するミスを少なくする過程でいかにアフターケアをきちんとできるかの方が重要で、その点が関連省庁や各自治体には求められる。
 なお、同様に「みんなが納得するまで進めるべきではない」という意見も眉唾物だ。万人が納得する見解など存在せず、議論を進めないための方便に過ぎない。こうした行政の根本にかかわる改革には確かな意思とバランス感覚が重要だ。 (途中大幅略) 
 一方で、マイナンバー関連事業を進めるにあたって内閣総理大臣の岸田文雄氏は、今回の一連の問題を受けて6月21日に実施した第1回マイナンバー情報総点検本部において「デジタル社会への移行のためには国民の信頼が不可欠であり、マイナンバー制度に対する信頼を1日も早く回復するべく関係機関が一丸となって全力を尽くす」と述べている。 6月27日の閣議後に行なわれた会見において河野大臣は「岸田総理からは、特に高齢者などが不利益を被らないように」と念を押されたことを加えた。(6月21日に実施された第1回マイナンバー情報総点検本部における岸田総理(首相官邸のYouTube動画より抜粋)
 なぜ紐付けミスが発生するのか
 なぜ前述のミスが発生したかという点についてまとめていく。資料はデジタル庁のページにも掲載されているが、根本的には「”マイナンバー”の情報が記載されていないとき、本来と違う手順で本人確認を行なった」ことが原因となる。
 オンライン資格確認では、医療機関などでマイナンバーカードが提示されたとき、社会保険診療報酬支払基金・国保中央会が運営するオンライン資格確認等システムに問い合わせを行なって資格情報の有無を確認する。
 新規登録、つまり紐付けの段階で“マイナンバー”が提示されているのであれば特に問題はない。だが“マイナンバー”が提示されなかった場合、地方自治体の基本台帳情報を持っているJ-LIS(ジェイリス、地方公共団体情報システム機構)への問い合わせが発生するが、その際に本来の規定である「4情報(氏名、生年月日、性別、住所)の一致」を逸脱し、充分な確認を得ないまま紐付けが行なわれることでミスが発生する。
 マイナポイント事業終了前の申請ラッシュもあり、自治体を含む関連機関の紐付け作業負担もかなりのものがあったと想定されるが、それでも確認不足による作業ミスであることには変わりない。
 そのため、「マイナンバー情報総点検」の実施にあたって原則として「マイナンバー」の確認を必須とし、J-LIS照会を行なう際のガイドラインや統一的な基準の制定、そして将来的な機械化まで、可能な限りミスをなくす方策を採ることを目指す。
 1点、よく勘違いされているが「マイナンバー」と「マイナンバーカード」は別物だ。マイナンバーカードを保持していなかったり、あるいは返納してしまったとしても、“マイナンバー”自体は住民票がある限りは自動的に割り振りが行なわれている。つまり「マイナンバーカードがないので“マイナンバー”情報は出せない」ということは本来あり得ない。マイナンバーカードとは、オンラインでも本人確認が可能なICチップ入り顔写真付きの公的身分証明書に過ぎない点に注意したい。

 (以上、長くなったがネット情報より一部を引用したもの。)



 さて、最後に話題を表題に戻そう。

 現行の健康保険証廃止まで、(最短の人で後1か月)と時が迫っている現状のようだ。  (参考のため、10月生まれの原左都子自身の健康保険証は「令和7年9月末日が有効期限と保険証内に記載されている。)

 この後に及んで、この「マイナ保険証」が実に使いづらいらしいのだ…
 例えば、「解除に1か月以上を要する」だの、「これに関して1400名以上の医師が国を訴えている」だの、「政府は“解除申請”を自治体に丸投げしている」だの…

 医師先生達の立場になれば、こんなご自身の業務と無関係の事項で自らの生業が脅かされていることであろうし。
 政府は自らが勝手に決定した事項の後始末を、何でもかんでも面等臭い作業は地方自治体に丸投げしている実態を、市民として慮って余りあるし。

 ここはどうか、政府は「マイナ保険証」の今後の扱いに関して。
 国民(医師や地方自治体職員氏も含めた)皆の迷惑な実態を慮って、是非とも今後の方針を見直していただきたいものだ!!


またもや「公安警察」の我が家ご訪問…

2024年11月03日 | 時事論評
 冒頭表題の「公安警察」の我が家ご訪問は、我が一人娘が2歳時から続いている。 我が娘はそろそろ31歳を迎えようとしているため、30年近くの年月に及び追跡が実施されている計算となる。


 現在の住居へ転居するまで、我が家は(あくまでも自己都合により)3度の引越を繰り返しているが。
 何処に引っ越そうと、何年かに一度は必ず我が家の新たな住所を追跡して、しつこくもやって来る。


 既に本エッセイ集バックナンバーにても、この「公安警察の我が家訪問」に関して2度程この件のエッセイを公開しているため、ご記憶の方もいらっしゃるだろう。
 
 何が目的で、「公安警察」が我が家を追跡調査しているのかを説明すると。
 事の発端は、「地下鉄サリン事件」等々オウム真理教による殺戮が原因と想像している。
 もう既に、「サリン事件」等々の主犯者たちには死刑判決が下されて、この世から消えているが。
 今尚「アレフ」と名前を変えて、反社会活動を繰り返していると見聞する。

 何故 我が家(の亭主の追跡が目的のようだ)が、公安警察のターゲットとなってしまっているのかを説明しよう。
 「松本サリン事件」「地下鉄サリン事件」にてのサリン製造の主犯格だった既に死刑執行済みの複数人のオウム真理教者(土屋等々)が、偶然だが亭主と同じ大学・大学院の出身者であるが故だ。(これは亭主の推測です。) あるいは、亭主はオウムの中心人物でテレビによく出ていた「上祐氏」なる人物と、早稲田高等学院の同窓でもある。
 いやもちろんのこと、我が家の亭主はオウムとはまるで無関係なのだが。 とにかく 公安警察側としては、今尚アレフに引く継がれている「オウム真理教の悪質犯罪」を追跡するのに必死の様子であり。 少しでもそれらの人物と接触があった対象者を徹底的に“洗い出そう”としているとのことだろう。

 
 今回の公安警察の我が家への訪問は、「地下鉄サリン事件」以降数回目となろうか??
 一番最初の「地下鉄サリン事件」直後の訪問時のことをよく覚えているが、2名の警察官がやって来て、亭主のみならず、私の経歴等々まで時間をかけて聞き取り調査して行ったのを鮮明に憶えている。
 
 その後の訪問時にも、どうやら警察官は「分厚い書類」を持参して来る。
そして 特に亭主の事を詳細に知りたいらしいので、一度私が「亭主が在宅しておりますので、本人を呼びましょうか?」と尋ねると、「いいです」と言うので呼ばなかったのだが。 今後また訪問があれば、今度こそ是非亭主自らに最初から対応させるつもりだ。


 ただこの公安警察の調査とは、亭主をオウム(アレフ)の一味と捉えて疑っているのではなく。 むしろ、オウム(アレフ)の被害から我が家を守ってくれることに最大の意義があると思うふしがある事に関しては、過去にもエッセイに記述している。
 例えば過去の公安警察の方は、もしもの時の連絡先として、ご丁寧に警察署内の内線番号を書いて「何かありましたらこちらにご連絡下さい」と言って置いて行かれたのだ。 (その内線番号は、大事に保管してあります!!)


 
 ついこの前、NHKテレビの「新プロジェクトX」にて、「地下鉄サリン事件」が取り上げられたが。 これを私は食い入るように見た!!
 特に「科捜研」の化学に詳しい一男性係員がオウムの死刑囚・土屋(だったか?)に化学反応式を示して、原因物質がサリンである事実を迫った画像が実に圧巻であり印象深かったのだが。
 それにより、「地下鉄リン事件」が解決へと向かい、死刑囚を処罰することに辿り着いた訳だが。


 私個人的には、いくら我が亭主が所属していた大学(院)専攻科がオウム死刑囚と同じ(参考だが、当該大学院博士課程への進学者は超難関故に極めて少人数らしい!!)であったと言えども。 公安警察がいつまでも我が亭主の追っかけをしてくるのは、家族としても是非勘弁願いたいものだ!!😨 😱 

 それでも オウム(アレフ)が活動を続行している限りは、またやってくるのだろうなあ。😵 
 まあ 公安警察のその目的とは、亭主を犯人扱いしているというのではなく、オウム(アレフ)による被害から我が家を守ってくれようとしているとの感覚が強いため、仕方が無いのかもしれない…  


ミサイルや爆弾まいてその種から生まれ育つのは “新たな敵” ……

2024年10月11日 | 時事論評
 (冒頭写真は、2024.10.10付朝日新聞漫画 しりあがり寿氏作「地球防衛家のヒトビト」より転載したもの。)

 
 
 早速だが、ユダヤ人が悲願の思いで建国したイスラエル、及びイスラエルとパレスチナとの関係に関して。 
 以下に簡単にネット情報より2つの情報を振り返っておこう。

 ユダヤ人は2000年の長い歴史の中で世界に離散し、迫害を受けてきている。 
 やっとの思いで悲願の国(=イスラエル)をつくり、それを死守していきたい、二度と自分たちが迫害されるような歴史に戻りたくない。
 そんな、私たちには想像もつかないぐらいの強い思いをユダヤ人はもっている。

 イスラエルとパレスチナは、シオニズム運動により19世紀から対立している。 第一次世界大戦中にイギリスがユダヤ人の国家建設を支持し、国連でパレスチナを分割してイスラエルが創設された。 しかしアラブ側は強硬に反対し、中東戦争が勃発した。 現在もユダヤ人とパレスチナ人の対立が続いている。

 (以上、簡単だがネットよりイスラエルに関する情報を引用したもの。)


 
 
 いきなり原左都子の私事だが。

 この私は、過去において日本国内でイスラエル人と短時間だが“語り合えた”経験の持ち主だ。

 この出来事に関しては、本エッセイ集バックナンバーにても述べているが。
 時は、娘が大学生時代の頃の事なので、おそらく今から10年程前の出来事となろう。

 娘と二人で筑波の「牛久大仏」見学を主たる目的として旅をした時の事だが。
 バス停でバスを待っていると、二人の外国人男性がやって来た。
 その方々が先にバスを待っていた我々に、英語で何か尋ねられる。
 我々もたまたま旅行にてその地にいたため、詳細の回答は当然不能だったのだが。 とにかく感じが良くイケメンの二人の男性だった😜 故に、私から英語にて簡単な質問をさせて頂いた。
 「どこのお国の方ですか?」 一人のイケメン氏 応えて「イスラエルです。」
 (内心 意外性が強くとても驚いた私が返して)「随分と遠くからいらっしゃったのですね。」 男性の一人が応えて、「筑波大学に留学で来ています。」
 ますます驚いた私が、「何の学問をしに来られているのですか?」 その回答はかなり難解だったが、あくまでも私の解釈では「脳波」の研究・実習に来られている、との結論を出した。  これに関しては、この私も医学実習にて「脳波」を経験している身にして 大変興味深いのだが。 医学英語を既に忘却していたため 詳細の話題になると会話が続かないと判断している時に、ラッキーにも😖 バスが到着した。
 その後は、それぞれ2人ずつ座席に座り。  バス下車の時に再びお礼や挨拶を英語で申しあげて別れた。

 その経験が我が過去に於けるイスラエル人との交流の“唯一の”出来事である。

 それにしても、そのお二人がイケメンかつとても感じが良い方々だったお陰で、我がイスラエルに対する感覚が上昇したものだ。😁 



 その後時を経て、私が再びイスラエルに触れる機会を得たのが。
 今回の「ガザ戦闘」であった。

 その我が感覚とは、冒頭の「地球防衛家のヒトビト」の題材となっている通りだ。
 まさに、言いにくい事を言うと「なんかイスラエルって戦争したがっていないか?」  私もそんな感覚すら抱かされてしまう…
 遠い過去に於けるユダヤ人に対する悲惨過ぎる迫害の歴史と 今回の「ガザ戦闘」を安易に結び付けるべきではないことは、承知しながらも…


 漫画内で表現されている通り。
 「ミサイルや爆弾をまいても、その種が生まれ育つのは結局 “新たな敵”でしかない」虚しさを思って。

 無力な我が身としては、やるせなさが漂うばかりだ…