冒頭から参考だが、我がエッセイ集の「原左都子」はあくまでもペンネームである。
エッセイ公開当初、エッセイ集の名を本名にするか、ペンネームにするか大いに迷った。
結果としてペンネームである「原左都子」に落ち着いたのは。
我が本名と同姓同名の女優氏が、(当時は未だご存命で)あまりにも著名で未だ人気があられた故だ。
これ、下手に本名にてエッセイ集を公開したとて、その大女優氏の燦然たる存在感に打ち消されるだけだ。 ここは、ペンネームで行こう!
その後、引退されて長年経過した後に大女優氏はこの世を去られた。
にもかかわらず、未だ後世に語り継がれるべくその存在感である。
我が婚姻当初は、未だ世に当該大女優氏のファンが数多く存在していた。
当時高校教員だった私が、職場にての結婚後の挨拶時に新姓名を語ったところ、職員室内が騒然としたものだ。
皆が口々に「凄い氏名になったね!!」と大騒ぎだった。
あるいは歯科医院を訪れても、私より少し年上の歯科医師先生が、「私もファンだったのですが、我が恩師が〇〇子氏の大ファンで後援会に入会していたんですよ!」 などと、診察中に大いに盛り上がったりする。
あるいは大病院内で順番待ちをしている時、「〇〇子さ~ん」とアナウンスが入って席を立つと、待合室の患者氏の視線が一斉に私に集まる。 あれも、カ・イ・カ・ン だったなあ~~。 今では名前で呼ばすに番号制に時代が移ろいで、つまらなくなったが。)😖
今現在でも役所等を訪れると、担当者が「いいお名前ですね!」などと私よりも喜んでくれたりして。
とにかく私は、婚姻後この氏名で得をしまくっている感覚だ。😁
さて、数日前の朝日新聞「声」欄に、婚姻以前に某著名歌手と同姓同名だった女性の投稿があった。
それによると、この女性はそれがために級友にからかわれたりして地獄だったとの内容だ。
それ故に、この方は婚姻後名字が変わって命拾いした等の内容の投稿だった。
それでもこの女性も57歳になっている現在に於いては、自身の旧姓名をネタにしたりしている余裕ができてきているらしい。
今となっては、ご自身の旧姓名が自分の心の中で息づいておられるそうだ。
朝日新聞投稿者でおられる 旧姓「いわさき ひろみ」さん。
(特に超美人等の)と著名人と同姓同名って、絶対的に得ですよ!!
私など、もしも今後亭主と離婚するようなことがあろうが、絶対に「原」姓を一生涯貫き、またとはないこの“栄えある氏名”を死守する予定です!!😀