ここのところ立て続けに私が契約者としてかかわった商品売買契約やサービス提供商取引契約において不快感を抱かされるトラブルが相次ぎ、イラついている原左都子である。
その1件は、先だってネット上の楽天ショップ通販において激安インクを買い求める売買契約を締結した事に端を発する。
我が家には現在3台のプリンターがあるが、そのすべてのメーカーが異なる。 私自身が普段使用しているプリンターはエプソンのインク6色タイプなのだが、年賀状の作成や写真のプリント等も頻繁に行っているためインクの使用料が一番多い。 このエプソンインクに関しては家電量販店等で純正品を買い求めたり、あるいは楽天ネット市場で純正品の半額程度の互換インクを発注して用を足している。
この“半額互換インク”に関しては純正品とほぼ同様の品質であると私は評価し、もう4、5年の年月に渡り純正品と平行してネットより発注し続けている。
今回トラブルに巻き込まれたのは、娘のパソコンに接続しているHP(ヒューレット・パッカード)社プリンターのインクに関してだ。
特にネットで注文する場合、プリンターの型番とインクの型番が合致していないことにはどうしようもないため、それを入念に調べた上で発注するのが常識である事ぐらいは当然私もわきまえている。
ところが、今回の失敗はインクの“激安店”に私が飛びついてしまったことである。 この激安店のインクはな、な、なんと純正品の1/5程度の激安なのだ! 元々失敗も覚悟の上での購入だったのだが、案の定、届いた商品は純正品とは形態がまったく異なり娘のプリンターに設置することが出来ない。 その激安インクには英文の取扱い説明書が同封されていて、相当手の込んだ改造をした後にプリンターに設置する仕組みとなっているようだ。
それは一応理解した上で、何故この種の“まがい物”が公然と商取引されているのかに関して大いなる疑義を抱いた私は、楽天市場のインク激安ショップに対して直接その旨をメールにて申し出た。
早速店長と名乗る人物よりメールにて返答が届き、届いたインク商品の写真撮影をする等の負担も強いられ、私の方からまたメールを送り返したり等々のやり取りが何度が続いた。
このメールのやり取りを何日間か繰り返した私は、そのメールのやり取り行為自体に疲労感と無駄な時間の喪失感故の虚しさを感じ、更なる疑義を抱かされるはめとなった。
結果として届いたショップからの返答とは、「送った商品は正当な商品であり、もしもあなたがインクの改造の仕方が分からないのならば教えるからメールにて今一度連絡するように」との旨である。 ここで、既に疲れ果てていた私は「改造の仕方など教えてもらわなくてよい。今後貴社とは一切取引はしない。」旨を言葉丁寧に記したお断りメールを発信した。
その後このインク激安ショップから最後のメール返信があり、若干のお詫びと共に、インクの改造のし方に関する簡単なマニュアルを記したメールが送信されてきた。
既に激安インク店のインクは未使用状態で廃棄処分とし、娘のHP社プリンターの純正インクを量販店で買い直し使用している我が家であるが、このメールにやっと“一件落着”の開放感を得た思いであった。
ネット通販による商取引とはネット利用が使命であるため、その後のトラブル対応もメール等のネットに依存せざるを得ないのであろうが、ネットでのやり取りとは相手の心情が伝わりにくい事を実感させられるものである。
今回私が経験した激安インクの場合、結果として何とか“一件落着”に漕ぎつけられたから良かったようなものの、ネット通販とは通販業者と顧客との行き違いが多発しているであろうことを実感させれられる事件であった。
そして、商売人と顧客とのあり方に関して原左都子がイラつかされた契約のもう一つとは、本エッセイ集2011年7月バックナンバー「喧嘩売らずに身を引くべきか?」で公開したスポーツジムに於ける係員とのトラブルによる退会騒動である。
その後私は自由にダンスが楽しめる某スタジオを発見し、既にそこで十分に自主ダンスを楽しんでいる現在だ。
上記「喧嘩売らずに…」の記事には、当エッセイ集の長年の常連でいらっしゃるドカドンさんとおっしゃる方から私も納得できるコメントをいただいた。
それを以下に要約して少し紹介させていただくことにしよう。
「続ける人間関係もあるが、客と店員は変わるのがいい。(例えば)クルマのディーラーもサービスのメンバーが変わったり営業マンが変わったりだ。銀行も3年くらいで転勤させている。 組織の活性化にとって新人の採用やメンバーチェンジは重要だ。 新天地を求めて原さんが変わるのがいいということでしょうか?」
私はこのコメントに勇気付けられ後押ししてもらえたお陰で、2年余りの期間通い続けた自宅に程近いスポーツジムを退会する決断が出来たとも言えるのだ。
その後通っているスタジオに関しては、もう少し時が経過し私自身が実態を十分に把握できた後にこのエッセイ集で紹介したく考えている。
今現在言えることは、以前通っていたチェーン展開のスポーツジムとは係員の対応様式がまったく異なるというのが最大の特徴であり、今現在私にとっては居心地がいいということである。
商売人と顧客との関係のあり方に関しては、当然ながら時代の変遷と共に移り変わるべく性質のものであろう。
人間関係が希薄化した現在においては、上記の我がエッセイ集の読者であられるドカドンさんがおっしゃるように、その関係を短期間でリセットするべく商売人が経営展開するのが正解なのであろう。
私が以前通っていたジムなど、(平日昼間の)顧客層はいわゆる“旧人類”が多数派であったようだが、商売人である経営者側のスタッフが責任者も含めて皆“若い世代”というアンバランス関係の下、日々の経営がなされたいたと私は記憶認識している。 そうした場合“旧人類”である私など、若い世代スタッフの視点からは、ちょっとした行き違いでリセット対象となるのは当然の成り行きだったとも考察できよう。
今の時代とはそんな若い世代の商売人側が発する空気も感じつつ、今後この世の契約社会の中で生き延びるためには、たとえ顧客という立場であろうと経営者側から容易にリセットされる事も想定しておかねばならないことを実感させられる思いである。
「お客様は神様です」「長らくのご愛顧ありがとう」なる商売姿勢は既に過去の所産と化し、「気に食わない客は切り捨てます」という時代のようだ。
人間が年を取る責任とは、本来は法的に対等であるべく「商取引契約」に際してもついて回るものであると認識しつつ、若い世代を尊重し奉る意識がなければ良き余生を送れないというものなのだろうか…??
などと言いながら本来天邪鬼が取り得の原左都子など、今後も世間一般の商取引契約において疑義を感じた場合には、たとえその相手が若造が経営する商業主体であろうと、必ずや一度は異議申し立てをするつもりであるぞ!!
その1件は、先だってネット上の楽天ショップ通販において激安インクを買い求める売買契約を締結した事に端を発する。
我が家には現在3台のプリンターがあるが、そのすべてのメーカーが異なる。 私自身が普段使用しているプリンターはエプソンのインク6色タイプなのだが、年賀状の作成や写真のプリント等も頻繁に行っているためインクの使用料が一番多い。 このエプソンインクに関しては家電量販店等で純正品を買い求めたり、あるいは楽天ネット市場で純正品の半額程度の互換インクを発注して用を足している。
この“半額互換インク”に関しては純正品とほぼ同様の品質であると私は評価し、もう4、5年の年月に渡り純正品と平行してネットより発注し続けている。
今回トラブルに巻き込まれたのは、娘のパソコンに接続しているHP(ヒューレット・パッカード)社プリンターのインクに関してだ。
特にネットで注文する場合、プリンターの型番とインクの型番が合致していないことにはどうしようもないため、それを入念に調べた上で発注するのが常識である事ぐらいは当然私もわきまえている。
ところが、今回の失敗はインクの“激安店”に私が飛びついてしまったことである。 この激安店のインクはな、な、なんと純正品の1/5程度の激安なのだ! 元々失敗も覚悟の上での購入だったのだが、案の定、届いた商品は純正品とは形態がまったく異なり娘のプリンターに設置することが出来ない。 その激安インクには英文の取扱い説明書が同封されていて、相当手の込んだ改造をした後にプリンターに設置する仕組みとなっているようだ。
それは一応理解した上で、何故この種の“まがい物”が公然と商取引されているのかに関して大いなる疑義を抱いた私は、楽天市場のインク激安ショップに対して直接その旨をメールにて申し出た。
早速店長と名乗る人物よりメールにて返答が届き、届いたインク商品の写真撮影をする等の負担も強いられ、私の方からまたメールを送り返したり等々のやり取りが何度が続いた。
このメールのやり取りを何日間か繰り返した私は、そのメールのやり取り行為自体に疲労感と無駄な時間の喪失感故の虚しさを感じ、更なる疑義を抱かされるはめとなった。
結果として届いたショップからの返答とは、「送った商品は正当な商品であり、もしもあなたがインクの改造の仕方が分からないのならば教えるからメールにて今一度連絡するように」との旨である。 ここで、既に疲れ果てていた私は「改造の仕方など教えてもらわなくてよい。今後貴社とは一切取引はしない。」旨を言葉丁寧に記したお断りメールを発信した。
その後このインク激安ショップから最後のメール返信があり、若干のお詫びと共に、インクの改造のし方に関する簡単なマニュアルを記したメールが送信されてきた。
既に激安インク店のインクは未使用状態で廃棄処分とし、娘のHP社プリンターの純正インクを量販店で買い直し使用している我が家であるが、このメールにやっと“一件落着”の開放感を得た思いであった。
ネット通販による商取引とはネット利用が使命であるため、その後のトラブル対応もメール等のネットに依存せざるを得ないのであろうが、ネットでのやり取りとは相手の心情が伝わりにくい事を実感させられるものである。
今回私が経験した激安インクの場合、結果として何とか“一件落着”に漕ぎつけられたから良かったようなものの、ネット通販とは通販業者と顧客との行き違いが多発しているであろうことを実感させれられる事件であった。
そして、商売人と顧客とのあり方に関して原左都子がイラつかされた契約のもう一つとは、本エッセイ集2011年7月バックナンバー「喧嘩売らずに身を引くべきか?」で公開したスポーツジムに於ける係員とのトラブルによる退会騒動である。
その後私は自由にダンスが楽しめる某スタジオを発見し、既にそこで十分に自主ダンスを楽しんでいる現在だ。
上記「喧嘩売らずに…」の記事には、当エッセイ集の長年の常連でいらっしゃるドカドンさんとおっしゃる方から私も納得できるコメントをいただいた。
それを以下に要約して少し紹介させていただくことにしよう。
「続ける人間関係もあるが、客と店員は変わるのがいい。(例えば)クルマのディーラーもサービスのメンバーが変わったり営業マンが変わったりだ。銀行も3年くらいで転勤させている。 組織の活性化にとって新人の採用やメンバーチェンジは重要だ。 新天地を求めて原さんが変わるのがいいということでしょうか?」
私はこのコメントに勇気付けられ後押ししてもらえたお陰で、2年余りの期間通い続けた自宅に程近いスポーツジムを退会する決断が出来たとも言えるのだ。
その後通っているスタジオに関しては、もう少し時が経過し私自身が実態を十分に把握できた後にこのエッセイ集で紹介したく考えている。
今現在言えることは、以前通っていたチェーン展開のスポーツジムとは係員の対応様式がまったく異なるというのが最大の特徴であり、今現在私にとっては居心地がいいということである。
商売人と顧客との関係のあり方に関しては、当然ながら時代の変遷と共に移り変わるべく性質のものであろう。
人間関係が希薄化した現在においては、上記の我がエッセイ集の読者であられるドカドンさんがおっしゃるように、その関係を短期間でリセットするべく商売人が経営展開するのが正解なのであろう。
私が以前通っていたジムなど、(平日昼間の)顧客層はいわゆる“旧人類”が多数派であったようだが、商売人である経営者側のスタッフが責任者も含めて皆“若い世代”というアンバランス関係の下、日々の経営がなされたいたと私は記憶認識している。 そうした場合“旧人類”である私など、若い世代スタッフの視点からは、ちょっとした行き違いでリセット対象となるのは当然の成り行きだったとも考察できよう。
今の時代とはそんな若い世代の商売人側が発する空気も感じつつ、今後この世の契約社会の中で生き延びるためには、たとえ顧客という立場であろうと経営者側から容易にリセットされる事も想定しておかねばならないことを実感させられる思いである。
「お客様は神様です」「長らくのご愛顧ありがとう」なる商売姿勢は既に過去の所産と化し、「気に食わない客は切り捨てます」という時代のようだ。
人間が年を取る責任とは、本来は法的に対等であるべく「商取引契約」に際してもついて回るものであると認識しつつ、若い世代を尊重し奉る意識がなければ良き余生を送れないというものなのだろうか…??
などと言いながら本来天邪鬼が取り得の原左都子など、今後も世間一般の商取引契約において疑義を感じた場合には、たとえその相手が若造が経営する商業主体であろうと、必ずや一度は異議申し立てをするつもりであるぞ!!