原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

今年(2025年)初めての、郷里の実母からの電話

2025年01月05日 | 医学・医療・介護
 ここのところ、郷里実母に対する嫌悪感ばかりを我がエッセイ集にて公開し続けている次女の私だ。

 実際、我が実母に対する心理状態とは。
 “嫌悪感”が頂点に達している状態と言って過言でない。
 それ故に、こちらからはしばらく電話もしていなかった。


 さて、実母からの電話と分かりながら電話に出る訳だが。 出る前から我が体内から「拒絶感情」が押し寄せて来る。
 そこを何とか、自分の理性を持ち直しつつ電話に出ると。

 実母の第一声が、「今年は年賀状が来なかったね。」だ!
 内心、(これ冒頭から喧嘩売る気か??)😱 と感じつつ。
 「今時年賀状廃止が世間で主流になってるから、私もそうした」旨を伝えると。
 意外や意外、実母曰く「今年来た年賀状のほとんどがそれだった。」と普通に応える。
 それに安堵した私に対して、実母に何の用件かと尋ねると。

 これが予想に反していた。
 他の話題も沢山あったが、要するに実母の私に対する一番の要望とは。
 「布団が古くなったので新しいのにしたい」だった。
 これに関しては、私も納得だ。 というのも実母の場合現在入居中の高齢者施設入居後、既に8年程経過しただろうか? 
 入居当初には実母も自力でシーツの洗濯をしたのだろうが、現在92歳の身にして それが叶っていないと想像する。 ましてや、布団干しなどする訳も無く…  そうなると、布団自体が早期に痛むのは当然である。😨 
 
 この話題に関しては、娘の私がどうにかせねばと考えた。
 亭主にも相談したところ、「通販で送れば?」とのご回答。 それも一案ではあるが、私の感覚では、布団とは人による好みの差が激しいのではないかと考える。
 そこで思い切って近々私が実母の施設へ行き、実母を同行して実母の好きな布団を買わせたいとの案を提示した。

 これに関する結論は出ていない現在だが。


 確かに 施設側も、入居者個々のその種の相談に対する対応をいちいちする程には日々暇では無いだろう。(人員不足と言うか…) そしておそらく、親族が近くに住む入居者の場合は既に親族がその処理をしていることであろう。

 それに比し、我が家の母親の場合は 娘二人共々遠方(私は東京、姉は米国、その米国の姉がその種の対応に不向きの人間と来ている!😱 )に暮らしている。 

 ということで今回の場合は、この私が母親の要望に決着を付けるしか方策は無いとの結論であろう。

 とりあえず亭主案を一番の方策として、ネット通販にて購入して実母の施設へ送るとの結論で行こうかなあ。
 その案を実母に電話で話して、OKが出るといいが。 (我が実母は結構わがままで、特に次女の私に対しては言いたい放題のところがあるのが心配だ。もしも私が通販で送った布団が気に入らない場合、「あんな布団使い物にならない!!」との電話を寄越されたりしたものならば!!
 「本気で縁を切るぞ!」😡 と爆発しそうな私だなあ…
 
 それを考慮すると。 
 やはり私が直接郷里の実母の処へ行ってやって、布団屋さんに連れて行って実母の好きな布団を買わせるのが最善かもしれないなあ…

 とにかくこの問題、もう少し吟味してみます…

 それにしても高齢者施設の布団は如何に処理されているのだろうか??
 義母の場合は入居費用が高い施設を選択している故か、未だかつてそんな問題は何ら発生していないのだが… 😖 😵 


抗菌薬(抗生物質)の不適切処方が今尚多発しているらしい…

2024年12月24日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、さまざまな抗菌薬。 朝日新聞記事より転載したもの。)


 冒頭から、2024.12.23付朝日新聞ぶらっとラボより 「不適切処方しがちな診療所は」と題する記事の一部を、以下に引用しよう。

 細菌をやっつける抗菌薬(抗生物質)は、ウィルス感染が原因となる一般的な風邪の患者に処方しても効果が無いうえ、効くはずだった薬が効かなくなる「薬物耐性」を最近につけてしまいやすい。 そんな「不適切処方」をしがちなのはどんな診療所か。 東大医学系研究科の某講師(医学政策学)らが診療所のデータベースを用いて調べ、米医学誌で報告した。
 活用したのは、国内数千か所の診療所にいる医師の年齢や性別などの情報と受診した外来患者への診断や処方に関する情報を合わせた「JAMDAS」どいうデータベースで、企業が運営している。 このうち、2022年10月から23年9が月にかけて、非細菌性の急性呼吸器感染症、いわゆる風邪と診断された18~99
歳の患者に関するデータを分析した。  本来は、必要でないはずの抗菌薬処方が、17.5%にあたる約17万1500例あった。
 分析の結果、抗菌薬が処方される割合は、院長の年齢が45歳未満の診療所に比べて、45~59歳だと2倍、60歳以上でも2,14倍高かった。 一日当たりの患者数の中央値が多めの診療所では、少なめの診療所に比べ、処方割合が1.47倍高かった。
 院長の年齢が高めの診療所で処方割合が高い理由は分析中だが、「医学教育などを通して抗菌薬の訂正使用が提唱されるようになったのは、最近のこと。 年齢の高い医師はこうした教育を受ける機会が少ないのかもしれない」と推測している。 必要のないケースに抗菌薬を処方することは、抗菌薬の慢性的な不足を招き、本来必要とする人に薬が届かなくなることにもつながりやすいと指摘されている。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 原左都子の私事と私見に入ろう。

 この私が医学関係者であることをご存じの方々は、多いことであろう。
 そうであるが故に、日頃より医療を避けて通っているとも言える程の「病院へ行かない主義」であるとも言える。

 11月に郷里医学部同窓会に出席した際に、過去の医学仲間との談話の中で「病院通い」も話題として出た。
 とりあえず、「病院へ行かない主義」の私としては、皆さんの談話の聞き役に回ったのだが。
 
 これが、意外と病院を利用している(ほとんどの同窓生が病院勤めのため、安価でそれを利用できるのか???  参考だが、私の医学勤務先は民間医学企業であったり理化学研究所であったりで、病院とは縁のない業務に励んだものだ。)  その事実に驚かされたものだ!!
 中には 糖尿病を患った人物もいて、その場合は病院依存は仕方ないとして。
  何故これ程の医学部同級生が、日頃から病院通いに勤しんでいるのか??と首をかしげたくなったものだ。  (一見して、お元気そうな方々ばかりだったのだが…)


 とにかく、あの場面では「聞かないふり」を貫いたものだが。
 
 実際 この私、病院へ行く必要が事実上皆無の身だ! (いつも元気!ということです!!)
 いえ、道路で激しく転んで左膝複雑骨折をした際には、救急医療のお世話になったのだけど。 
 普段は何らの身体的不具合が無い身であると、70代を目前に控えている今現在自己診断している。

 そうそう 左膝複雑骨折入院時にも、担当整形外科医師先生(若い世代の医師先生でした)に「投薬は控えめに」とお願いしてそれを実行して頂いたものだ。
 私自身が医学関係者である事実を直接話した訳でも無いのだが、その我が希望をきちんと聴き入れて下さったのは。 おそらく、私が同業者である事実を会話の内容等から推測いただいたものと判断している。
 まさに、そのお陰で。 
 私は早期退院が叶ったと、今尚感謝申し上げている。😃 


 医学素人の皆さんには、担当医師との会話に於いて「抗菌薬(抗生物質)」の使用を拒むことは容易ではないのかもしれないが。

 もしも、少し勇気がおありならば。 そんな話題を診察室で今後出されてみてはいかがでしょうか?? 
 

マイナ保険証への移行で、従来の健康保険証の新規発行が停止となるらしい

2024年12月05日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、2024.11.30付 朝日新聞記事「あなたの保険証どうなるか知ってる? マイナ移行で来年2月から新規発行は停止」より転載したもの。)



 私自身が医学者との事実もあって、普段からよほどの事でもない限り“病院へ行かない主義”の原左都子だが。

 歯科受診を除き、 一番最近健康保険証を使用したのは2022.10に路上で激しく転び左膝複雑骨折の身となり、手術入院した際だ。

 そんな“病院へ行かない主義”の私も、一応役所にてマイナ保険証を作成し、それとマイナンバーカードを一体化する作業は終えている。
 故に 今回のマイナ保険証移行後も、もしも病院へ行くべく時には不都合なく事が運ぶはずである。



 冒頭の朝日新聞記事の一部を以下に要約引用しよう。

 従来の健康保険証は、12月2日以降は新規発行されなくなる。 だが発行済みの健康保険証は、有効期限が切れるまでこれまで通り使える。 有効期限が示されていない保険証が使用できるのは、2025年12月1日までだ。
 ただ、「マイナ保険証を持っていない人らのケース」、「マイナ保険証を持っているが、25.7.31までに75歳になる人と、同じ期間に転居などによてか有する公的医療保険の資格情報が変更となった75歳以上の人についてだ。 こうしたケースも資格確認書が自動的に送付だれる。
 なお、新生児も保護者にマイナ保険証利用の意向がない場合、資格確認書がもらえる。

 (以下略すが、以上朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 近頃、新聞・テレビ等々を見聞していても、この「マイナ保険証」がらみの話題が多いのだが。

 そもそも、「病院へ行かない主義」の私としては、さほどの興味がわかないのが本音だ。
 (などと言いつつ、2年前に路上で転んで膝骨折の大怪我をして医療機関に大いにお世話になった身としては。 今までのように“大手を振って”「病院へ行かないぞ!」と言いにくくなってしまったのが本音だし、医学者の立場として非常にばつが悪い…)😖 😰 


 それでも、その後は一切病院の世話にはなっていないなあ。

 今年6月にランニング中にまたもや激しく転んだが、今回は「骨折はしていない」との自己診断が可能だったため、病院の世話には一切なっていない。

 今現在 歯科医院受診中だが、これに関してはもちろんのこと 今後も引き続き きちんと治療する意思は十分にある。


 その他の疾患に関しては。

 やはり 冷静に判断(診断)して、特段の疾患無し! と断定できよう!!

 こうなると、だ。

 どうしても、「マイナカード」がどうしたこうした関連の話題には疎くなるものだ。

 つい最近も「私って、マイナカードと健康保険証の紐づけが出来てるのかなあ?」などと亭主に尋ねると。
 亭主から「何言ってんだ! この前、その作業をやったばかりじゃないか!」とお叱りを受ける始末だ…😜 


 ただ、私が思うに。

 こんな風に、健康保険証とはさほどの縁が無い日常を送れる我が健康体質(転び易い“足長ひょろひょろ体型”に近年難義しているにしても…)に感謝こそしようが。

 既に高齢域真っ最中の身にして、自身のマイナ保険証の実態を把握出来ていない現状の方が、ずっと健康体である事には間違いないかも!?! 
 

65歳以上は「新型コロナ」重症化リスクが高い、と言われると…

2024年11月29日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、2024.11.22付朝日新聞・広告欄より転載したもの。)


 この原左都子、新型コロナに関しては特段の感染リスクを感じることは無い日常なのだが。

 何だか近頃、とみに感じるのは「認知症」だ。
 いえいえ、それに我が脳が絶体絶命的におびやかされているとのことでは無いのだが。
 確実に、脳の働きが低下していると自覚する出来事が日々ままあるのだ。
 上述の如く、例えば本日昼間にどこかに出かけたのだがすぐには分らないとか。 (いえ、真面目に思い出そうとすると思い出すことが出来るが、さほど真面目に考えねばならない現象ではないだろう。)
 誰に会ったかに関しては、すぐに思い出せるものだ。 やはり人とのかかわりとは印象に残りやすい現象なのであろう。

 特に日常茶飯事である買い物などの記憶が、薄れることがよくある。😱 
 そこで対策として私が考えたのは、いつも同じ店舗へ行かずに 行先の店舗にバリエーションを持たせる、との方策だ。😜 
 これが功を奏しているのか、近頃は自分が何処で買い物をしてきたのかを明瞭に記憶できていて、安堵している。😶 

 やはり、生活に“あえて変化を持たせる”との事実が効果的なのだろう。😷 



 さて、話題を冒頭写真の「重症化リスクが高いと言われる『新型コロナ』」に戻そう。

 この種の感染症が、高齢域に達する程に重症化リスクが高くなるは自明の理であろう。
 故にこれが自身の身に降りかかったとしても、上に記した「買い物の記憶忘却」よりも自己責任の度合いが低いようにも思われるが…

 いや、そうではなくて。

 買い物の記憶を多少忘却したところで、大した損失が無いのに比して。
 国民皆が既に忘れかけている「新型コロナ」に感染することの方が、よほど命取りであることには間違いない!!

 ただ 原左都子の場合は、昨年、本年と立て続けに秋に郷里医学部同窓会出席目的で、航空便の旅をしている。
 その間、多くの人々と相まみえたにもかかわらず、特段の「新型コロナ」はじめ感染症罹患の症状は何ら出ずに済んでいる。

 これこそが、「新型コロナ禍」が一応過ぎ去った証かとも分析したりもしているのだが…


 最後に余談だが。

 冒頭新聞広告には、「認知障害などの後遺症(罹患後症状)にも注意が必要」とある。
 その症状として、倦怠感、呼吸困難、筋力低下、認知障害や記憶障害といった神経障害などの症状が現れ、続くことがあります。 と書かれている。

 その種の症状が一切無い原左都子であるが故に、今のところは我が「忘却癖」は、おそらく「新型コロナ感染症」から発した症状では無いと断定できるであろう。

 新聞広告の下に、「2024年10月から定期接種がスタート」欄があり。 
 それによれば、その定期接種の対象者として。
 ❶ 65歳以上の高齢者
 ➋ 60~64歳の基礎疾患を有する者  
              と、書かれている。


 元医学関係者としては合点が行かない内容であり、この指導には従いたくない思いが強いが。


 もしも「新型コロナ」に関して、不安材料が大きい国民の方々が存在するのであれば。
 この制度を利用される手もあると、考えます。


 (参考ですが、この原左都子は今後一切「新型コロナワクチン」接種の意向はありません!)


重度認知症高齢義母の「多動性」に驚かされる!!

2024年10月30日 | 医学・医療・介護
 昨日、高齢者介護施設に暮らす現在93歳で重度認知症を抱える義母がしでかした「事件」及びそれに対する対応に関して、施設のケアマネージャー氏より電話が入った。


 ケアマネ氏曰く、「本日お義母さんが施設内で怪我をされて、出血多量だったので私が病院に連れて行きました。 結果としては、何針(だったか私が忘却したが)縫う措置がとられ、その後施設まで連れて戻って来て 今はベッドで寝ています。」

 (私の感想だが、またかよ…、としか言いようが無い… )
 と思いつつ、ケアマネ氏と会話する機会が少ない身故に、この電話のついでに私なりの質問をさせて頂き、意見を述べさせてもらった。
 「義母に元々“多動性”がある事実を、重々承知しているのですが。 今現在既に重度認知症かつ足が不自由、加えて脳内出血を多数抱えている身にして、一体如何なる行動をして怪我をしたのでしょうか??」

 ケアマネ氏曰く、「お義母さんは現在は本来ならば一人で行動不能な身です。 ところがおっしゃる通りで、多動性があるがばかりに どうしても自室のベッドで静かに寝て居られず、這いずってでも部屋から外に出て行く癖があります。 本日も、どういう訳か廊下まで這いずって出て来て、何かに身体をぶつけて大量出血となった始末です…」

 そうだとしても、高齢者施設内で一番多忙なケアマネ氏自らが、義母の病院受診に付き添って下さったとのこと。😨 
 とにもかくにも申し訳なさの極みで、重々お礼を申し上げた。


 これ、実際大変だ!
 
 義母には昔から「多動性」があるのを、私は重々承知している。
 とにかく家でじっとしているのが極度に苦手な人物で、亭主と結婚当初期にメゾン原(昨日のエッセイを参照下さい)の一室に住まわせてもらっていた私が知る限りでも、義母(当時60代前半期)は毎日朝から出かけて(どこへ行くのかは知らないが、と言いつつ義母の行き先に関する私なりの目星はついていた。 ここでこっそり暴露すると「浮気」に精を出しているのがバレバレの男好きの義母だった…)は、帰って来るのは夜だったものだ。

 その義母の多動行動に関して、亭主に質問したことがある。
 「あなたのお母さんて毎日朝から出来る限りのお洒落して出かけるんだけど、一体何処へ行ってるの??」 
 亭主が応えて、「ああ、町内会の用事があると言ってるよ。」
 私が返して、「あのねえ、町内会の用事が毎日朝から晩まである訳が無いでしょ!! それに、何で町内会の用事のためにあれ程着飾る必要があるの!!??」
 私なりには、義母の行き先が目星がついていたのだが。 それを義母の長男である亭主に言う必要もないし…。  私自身も当時は定時制高校教諭をしていて、午後から夜遅くまでは外出していたし。 特段の被害が私にある訳もないし。
 とにかく、義母の多動性奇行を放置しておいたものだ。



 話題を元に戻そう。

 その義母だが、とにかく自身がいくら年老いても、認知症になろうとも、基本的な行動パターンがまるで変化しない事実に、他人の私が驚かされるということだ。

 今回の、「義母這いずり大怪我事件」に関しては、一体全体義母が施設内の何処へ行こうとしていたのかは不明だが。

 とにかく、自身が主体的に欲す欲求行動をいつまでも執念深く実行せんとする、その義母のパワーに驚かされた次第だ。

 これ、きっと義母は長生きするぞ。
 長生きして義母が目指すべく道を、床を這いずってでも実行し続けるであろうと、私は結論づける。


 そうだよなあ。

 この私も上っ面だけカッコつけてばかりいないで。 
 義母の如く、自身が一番やりたいことを認知症を患っても成し遂げるべく、全身全霊で生きたくもなるなあ…