原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

明日から3日間、郷里高齢者施設の実母の容態を診て 次なる施設決定に行きます。

2025年03月15日 | 医学・医療・介護
 これが、不思議なのです…

 バックナンバーにて述べた高齢者施設での実母の容態を、以下に再掲載しよう。

 実母の施設の施設長氏直々の電話から引用すると…

 施設長氏曰く、「お実母さんの認知症による施設内での容態(というより“態度”?)がここのところ急激に悪化していて、今後当該施設では手に負えない状況です…。 施設を変えるか、病院に入院との措置を採るべきかと考えています…)
 加えて施設長氏曰く、「施設内の別の入居者の皆さんにも実母さんの悪態の影響が及んでいて、例えばお実母さんの部屋の下の階の入居者さんが上の階の音がうるさくて迷惑だ、と訴えられています。」

 (以上、バックナンバーより一部を引用したもの。)

 施設長氏が話された、この電話の内容が頭にこびりついていた私だが。


 さて、本日午前中にかかって来た実母の電話の一部を紹介すると、
 「(とても嬉しそうに)〇子(私の事)が、明日施設に来てくれるんだってね。 明日は、〇〇園(施設長とケアマネ氏が探してくれた実母の転園先の施設名称)の見学に行くと聞いているよ。 これを楽しみにしているの。 と言うのも今の施設が嫌になってて、新しい施設に変りたいと思っていたところだったし。 それで、〇子も明日来てくれるのね!  そしたらついでに、五番札所・地蔵寺にも連れて行って欲しいな。 ずっと前に予約している永代供養墓がある場所だからね。 住職さんがおられたら 挨拶しておきたいし。」 と、なんともしっかりした話題が出るではないか!

 施設長さんとケアマネ氏の話を聞く限り、実母は妄想等々が酷く、既に手が付けられない状況と理解していたのだが…
 まるで様子が異なり、明るく楽しそうな実母の話しが続いたのに驚かされた。

 こうなると、何もわざわざここで施設長さん等々の話題を実母相手に出す必要は無いと、私なりに判断した。
 そして実母の反応に合わせて、「明日は 新しい施設の見学に一緒に行くよ。いい施設だといいし、そこに入居できるといいね。 それから永代供養墓がある地蔵寺にも行って、住職さんにご挨拶して来ようね。 全部タクシー利用で行くから安心して。」
 実母もこの私の反応に再び喜んで、電話は切れた。


 この両者(施設側と我が実母)の対応の食い違いに関しては、私なりに分析可能だ。

 どちらも、その通りなのであろう。
 
 ただ私としては、とりあえず本日の実母からの電話での会話内容を信じてやりたいと思う。
 もしも本日の電話で、実母が次女の私にまで楯突いて攻撃的な態度をとったならば今後の方策は全く異なったであろうが。
 そうではなかった。
 明日私が施設を訪れることを、本心で喜んでいる実母だった。 電話での会話ながらも、そんな姿が見える気がした。

 いやせっかくだから、電話で施設長氏やケアマネ氏からの厳しい指摘内容を伝えるべきだったのかもしれない。
 ただそれをして、どうだっただろう?? 
 とにかく、実母との本日の電話内容こそを信じてやりたいと、私自身が結論づけたのだ。



 明日から、郷里へ旅に出ます。

 その第一目的は まさに、今現在の高齢者施設から「追い出され」ようとしている実母に対する対応を決定するのが目的だ。

 その「追い出され先」の一つである別の某施設(おそらく入居者個別対応を得意とする施設と想像するが)へ転居できるのが嬉しい! と今から言う実母の願いが叶えられることを、私も祈りたい。

 (ついでの話だが、実母が私に曰く「あまり派手な格好で来るな!」  私が返して、「何言ってるの、私は既に古希を過ぎようとしているよ。そんな派手な格好が出来る訳が無いでしょ!!)
 と言いつつ 両人の“派手”の解釈の相違が、少し心配な私だ… 😷 



 悪天候が続くこの頃ですが。

 実母が少しでも “プラス思考” で生きられる施設に再入居できるべく。

 娘の私も、同行してきます。


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