なんで国家公務員に宿舎がいるの!?
仕事内容に見合わない高額の報酬を国民の血税から分捕っているんだから、自分が住む家くらいは自分で買うか借りるかするように国は公務員達に指導するべきだよ!
いきなり宿舎の話題から離れるが、本日昼のNHKニュースによると、人事院勧告により来年度の公務員の月収はたったの0,23%のみ引き下げられる事になったらしい。 しかもボーナスに関しては引き下げず据え置かれるとのことだ。
菅内閣時に公務員の給与7,8%引き下げ法案が提出されたが、これに関して現場公務員達の労働組合に準ずる組織からの反発が大きく、未だに継続審議中との事でもある。
私論になるが、民間労働者の失業率が高く、やっと職を得ても臨時採用の身分で年収100~200万円程度で生活する労働者が世に溢れている現実である。 それに比して、その能力の如何にかかわらず一旦就職すると定年まで失業の心配が無いに等しい公務員の給与はどう考察しても高額過ぎる。 野田内閣は一刻も早く公務員給与引き下げ法案を通過させるべく努力するべきだ。
ついでに本日のニュースでは、公務員の定年を65歳まで延長する案に関しても報道していた。 日本の社会がこれ程までに危機状態である今、何故いつまでも公務員の身分ばかりが保障されねばならないのか?? 一般庶民とのその大いなる感覚のズレが不可解極まりない私だ。
それに拍車をかけるごとく、過去における事業仕分けで「凍結」となった埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎建設事業が再開された、とのことだ。
“ムダを削る”会議で凍結された事業が、大震災復興財源のため増税が検討されている最中に復活することへ違和感を表明する声が国民の間で多く上がっているようだが、原左都子もまったく同感である。 今この時期に建設を再開するとする国政の判断が不可解極まりない。
「財政がこれだけ厳しい時に福利厚生をやる会社ありますか?」、と民放のテレビ番組に於いて批判発言をした人物もおられるようだが、まったくおっしゃる通りだ。
その総事業費約105億円を今こそ大震災復興財源とするべきなのは当然である。
先だって発足した野田政権の下で内閣府特命担当大臣に返り咲いた蓮舫氏に関しては、もはやその実力を認める国民はいないことであろうが、この人物の政治家としてのポリシーや主体性の無さには今さらながら辟易とさせられる。
自分が事業仕分けに於いて「凍結」を決定した事業を、今になって建設再開が妥当だと述べる蓮舫氏の、周囲に流されつつ我が身を守るべく行動しかとれないその“能無し”かつ優柔不断ぶりには唖然とするばかりである…
現在首相である野田さんも、もう少ししっかりしてはどうなのか!??
この公務員宿舎建設事業の再開に関しては、すでに2010年12月に発表されていたようだ。
ネット上の報道によると、 宿舎事業を所管する財務省が「政務3役が中心となりオープンな場で民間有識者のご提案」を聴きながら建設「再開」を総合的に判断したとのことだ。 ちなみに野田新首相は09年の事業仕分け時は財務副大臣の立場にあり、10年末の凍結解除の決定時には財務相だった。凍結解除は野田氏が了承した形のようだ。
上記報道によると、「民間有識者のご提案」との会合も怪しい雰囲気だったらしい。 どうやら、その場に集められたのはいつものことながら大学教授等の世に言う“知識人”との範疇の人物達であったようだ。
この“知識人”達の中の一人の教授は「この会合では個別の公務員住宅事業についてではなく全体的な官舎のあり方を話し合った。基本的には国家公務員の高い質を維持するために必要な処遇だという意見が多かった」とのみ述べているとのことでもある。
参考のため、「事業仕分けを100万回やったところで無駄の削減など出来ない」との見解を表明している、過去における「事業仕分け」に出席したジャーナリスト氏も存在するとの話は原左都子にとっても興味深い。
その人物は、「凍結」とは「しかるべき手続きを経た後中止になるはずだ」と思っていたそうだ。 「官僚のやりたい放題をコントロールできない政治家がトップでは、事業仕分けをしたところで無駄の削減などできない」と、相当頭にきている様子とのことである。
このジャーナリスト氏のご意見と同様の見解を「原左都子エッセイ集」バックナンバーにおいても既に指摘している。 2010年10月バックナンバー「事業仕分け“パフォーマンス”にうんざり…」がそれであるが、報道陣を会場に呼び込んで国民の前で力無き民主党政権の“パフォーマンス”のみを繰り返す事業仕分け影像には実にうんざりである。
決定事項を官僚が言うままに覆す事業仕分けなど、即刻廃止するべきだ!
ちなみに地元の朝霞市の政策企画室によると、「市としては(事業再開を)歓迎している」ということだ。
実は原左都子はその埼玉県のド田舎に一時暮らしていたことがある。(残念ながら、我が子は学校でいじめに遭うわ、住民とのトラブルがあるわで、我が人生において一番冴えない時期であった…) 米軍跡地の広大な土地が再開発されつつ成り立っているあの地には、今でも二度と訪れたくない思いが根強い。
その上で、朝霞市が公務員宿舎建設を歓迎する思いは理解できる。 そうでもしなければ、何ら利点の無いあの地の今後の開発がままならまいのではあるまいか??(住民の皆様には大変失礼な表現であることを詫び申し上げます。)
さて、野田さん。
本エッセイ集において再三貴方への批判的論評を繰り返している原左都子であるが、やはり貴方の政治家としてのポリシーが蓮舫氏同様に私には見えない。(いや、秘書が書いたメモしか読めない蓮舫氏よりは口達者なことくらいは分かるよ。)
野田氏の国会答弁を聞いても一見無難な回答をしているようではあるが、何を国民に伝えたいのかが私は未だに把握できないでいる。(前首相の菅さんの方がずっと明白だった。当然ながら反発心も抱きつつ、私には菅さんの思いは聞き取れた気がする。)
野田さんは総理に就任後、外遊等もこなしつつ精力的に活動している日々をメディアを通して国民にアピールしようとしていることは理解できる。
ただ一国の総理とは外遊をしてなんぼというものではなく、政治家としてのポリシーが感じ取れてこそ存在意義があるというものだよ。
今回の朝霞市における公務員宿舎建設に関しては、貴方の過去の発言から鑑みてもこの建設を阻止し続ける責任があるはずだ! その責任の程を、今現在どれ程把握できているのか!?
結局、野田氏は官僚に丸め込まれているだけの存在である。
民主党は政権発足時に「政治主導」を公約の目玉としていたはずである。 野田氏が「官僚主導」に戻った政治を遂行したいのならば、国民の前でそう明言してからにして欲しいものだ。
仕事内容に見合わない高額の報酬を国民の血税から分捕っているんだから、自分が住む家くらいは自分で買うか借りるかするように国は公務員達に指導するべきだよ!
いきなり宿舎の話題から離れるが、本日昼のNHKニュースによると、人事院勧告により来年度の公務員の月収はたったの0,23%のみ引き下げられる事になったらしい。 しかもボーナスに関しては引き下げず据え置かれるとのことだ。
菅内閣時に公務員の給与7,8%引き下げ法案が提出されたが、これに関して現場公務員達の労働組合に準ずる組織からの反発が大きく、未だに継続審議中との事でもある。
私論になるが、民間労働者の失業率が高く、やっと職を得ても臨時採用の身分で年収100~200万円程度で生活する労働者が世に溢れている現実である。 それに比して、その能力の如何にかかわらず一旦就職すると定年まで失業の心配が無いに等しい公務員の給与はどう考察しても高額過ぎる。 野田内閣は一刻も早く公務員給与引き下げ法案を通過させるべく努力するべきだ。
ついでに本日のニュースでは、公務員の定年を65歳まで延長する案に関しても報道していた。 日本の社会がこれ程までに危機状態である今、何故いつまでも公務員の身分ばかりが保障されねばならないのか?? 一般庶民とのその大いなる感覚のズレが不可解極まりない私だ。
それに拍車をかけるごとく、過去における事業仕分けで「凍結」となった埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎建設事業が再開された、とのことだ。
“ムダを削る”会議で凍結された事業が、大震災復興財源のため増税が検討されている最中に復活することへ違和感を表明する声が国民の間で多く上がっているようだが、原左都子もまったく同感である。 今この時期に建設を再開するとする国政の判断が不可解極まりない。
「財政がこれだけ厳しい時に福利厚生をやる会社ありますか?」、と民放のテレビ番組に於いて批判発言をした人物もおられるようだが、まったくおっしゃる通りだ。
その総事業費約105億円を今こそ大震災復興財源とするべきなのは当然である。
先だって発足した野田政権の下で内閣府特命担当大臣に返り咲いた蓮舫氏に関しては、もはやその実力を認める国民はいないことであろうが、この人物の政治家としてのポリシーや主体性の無さには今さらながら辟易とさせられる。
自分が事業仕分けに於いて「凍結」を決定した事業を、今になって建設再開が妥当だと述べる蓮舫氏の、周囲に流されつつ我が身を守るべく行動しかとれないその“能無し”かつ優柔不断ぶりには唖然とするばかりである…
現在首相である野田さんも、もう少ししっかりしてはどうなのか!??
この公務員宿舎建設事業の再開に関しては、すでに2010年12月に発表されていたようだ。
ネット上の報道によると、 宿舎事業を所管する財務省が「政務3役が中心となりオープンな場で民間有識者のご提案」を聴きながら建設「再開」を総合的に判断したとのことだ。 ちなみに野田新首相は09年の事業仕分け時は財務副大臣の立場にあり、10年末の凍結解除の決定時には財務相だった。凍結解除は野田氏が了承した形のようだ。
上記報道によると、「民間有識者のご提案」との会合も怪しい雰囲気だったらしい。 どうやら、その場に集められたのはいつものことながら大学教授等の世に言う“知識人”との範疇の人物達であったようだ。
この“知識人”達の中の一人の教授は「この会合では個別の公務員住宅事業についてではなく全体的な官舎のあり方を話し合った。基本的には国家公務員の高い質を維持するために必要な処遇だという意見が多かった」とのみ述べているとのことでもある。
参考のため、「事業仕分けを100万回やったところで無駄の削減など出来ない」との見解を表明している、過去における「事業仕分け」に出席したジャーナリスト氏も存在するとの話は原左都子にとっても興味深い。
その人物は、「凍結」とは「しかるべき手続きを経た後中止になるはずだ」と思っていたそうだ。 「官僚のやりたい放題をコントロールできない政治家がトップでは、事業仕分けをしたところで無駄の削減などできない」と、相当頭にきている様子とのことである。
このジャーナリスト氏のご意見と同様の見解を「原左都子エッセイ集」バックナンバーにおいても既に指摘している。 2010年10月バックナンバー「事業仕分け“パフォーマンス”にうんざり…」がそれであるが、報道陣を会場に呼び込んで国民の前で力無き民主党政権の“パフォーマンス”のみを繰り返す事業仕分け影像には実にうんざりである。
決定事項を官僚が言うままに覆す事業仕分けなど、即刻廃止するべきだ!
ちなみに地元の朝霞市の政策企画室によると、「市としては(事業再開を)歓迎している」ということだ。
実は原左都子はその埼玉県のド田舎に一時暮らしていたことがある。(残念ながら、我が子は学校でいじめに遭うわ、住民とのトラブルがあるわで、我が人生において一番冴えない時期であった…) 米軍跡地の広大な土地が再開発されつつ成り立っているあの地には、今でも二度と訪れたくない思いが根強い。
その上で、朝霞市が公務員宿舎建設を歓迎する思いは理解できる。 そうでもしなければ、何ら利点の無いあの地の今後の開発がままならまいのではあるまいか??(住民の皆様には大変失礼な表現であることを詫び申し上げます。)
さて、野田さん。
本エッセイ集において再三貴方への批判的論評を繰り返している原左都子であるが、やはり貴方の政治家としてのポリシーが蓮舫氏同様に私には見えない。(いや、秘書が書いたメモしか読めない蓮舫氏よりは口達者なことくらいは分かるよ。)
野田氏の国会答弁を聞いても一見無難な回答をしているようではあるが、何を国民に伝えたいのかが私は未だに把握できないでいる。(前首相の菅さんの方がずっと明白だった。当然ながら反発心も抱きつつ、私には菅さんの思いは聞き取れた気がする。)
野田さんは総理に就任後、外遊等もこなしつつ精力的に活動している日々をメディアを通して国民にアピールしようとしていることは理解できる。
ただ一国の総理とは外遊をしてなんぼというものではなく、政治家としてのポリシーが感じ取れてこそ存在意義があるというものだよ。
今回の朝霞市における公務員宿舎建設に関しては、貴方の過去の発言から鑑みてもこの建設を阻止し続ける責任があるはずだ! その責任の程を、今現在どれ程把握できているのか!?
結局、野田氏は官僚に丸め込まれているだけの存在である。
民主党は政権発足時に「政治主導」を公約の目玉としていたはずである。 野田氏が「官僚主導」に戻った政治を遂行したいのならば、国民の前でそう明言してからにして欲しいものだ。