(冒頭写真は、2016.08に娘をいざなって出かけた台北のイタリアンレストランにて。)
2022.06.19付朝日新聞「天声人語」より一部を、以下に要約引用しよう。
お金を出すからには失敗を経験したくない。 そんな気持ちにうまくはまったのが「食べログ」をはじめとするサイトであろう。 投稿を下に点数が付くシステムのようだ。だから、東京地裁判決には驚かされた。 チェーン店故に不当に評価を下げられたとして焼き肉店が訴え、食べログ側に4千万円近い損害賠償の支払いが命じられた。 不明瞭な仕組みに左右されるなら、小さな点差を気にするのがばからしくなる。 (中略)
店舗の店構えだけで判断するのはちょっと不安で、出張の折にはホテルの受付でおすすめの店を尋ねてみる。 もっとも、その方々がグルメサイトに頼っているのが現代なのだが。
(以上、朝日新聞「天声人語」より、一部を要約引用したもの。)
私事になるが。
この天声人語記事で、我が台北旅行の際にとった行動を思い起こした。
娘と2人で、3泊4日程の短期個人旅行に台北へ出掛けた時の事だ。
二人で各種中華料理店を巡りそろそろそれに飽きた頃に、元々イタリアン好きの娘が言うには、「イタリアンが食べたい」。
「よし、じゃあ最後の晩餐はイタリアンにしよう!」と私が応えて採った行動は、上記記事内の最後の部分同様だった。
ホテルの受付でお薦めのイタリアンレストランを尋ねるのが一番手っ取り早いだろうと考え、それを実行すると。
フロント係の方が親切に教えて下さった。
その時はパソコンでグルメサイトを検索するでもなく、担当者の口からすぐさま、お薦めの店の名が出た。
これはかなり期待できそうだ! と娘と喜びつつそそくさと出かけた。
本エッセイ集バックナンバーにても、再三紹介しているが。
冒頭写真の台北のイタリアンレストランは、実に思い出深いレストランだ。
とにかく店舗スタッフの対応が抜群だった。 我々には英語対応だったが、十分にコミュニケーションを取ってくれつつの歓待に恵まれた。
これは、娘。 娘はアルコールを受け付けない体質のため、ビールとワインは、私一人で平らげました。
コロナ禍が過ぎ去ったら、またもや娘を引き連れてこのイタリアンレストランを訪ねる目的で、台北へ旅立ちたくなったなあ。
最後に表題に戻ると。
安易にグルメサイトに依存するのではなく、特に旅行の際には現地の人々の直のアドバイスが大いに役立つかもしれない。