原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

今時の「葬儀」雑感

2025年03月02日 | 人間関係
 去る2025年2月15日に、高齢者介護施設で暮らしていた義母が施設にて死去して。

 2月19日に、我々夫婦と義母の孫の一人である甥との3名で「葬儀」を執り行い。

 2月26日に、義母が生前暮らしていた施設の部屋の片づけに出向き。

 昨日、都内「谷中墓地」に義母の骨を埋葬してきた。


 東京都内で葬儀を執り行うと、例えば「葬儀」「墓地埋葬」までに多大な“待ち日数”を要すると聞いていたのだが。
 私の感覚では、思っていたよりも早く事が進んだ感覚だ。


 ところで私は、今回の亡き義母の如くの 葬儀全般の全ての行事に加わったのは今回が初めての事だった。

 後で思ってみるに、予想よりもことがスムーズに進み、思っていたよりも楽に葬儀全般が終了した気もする。

 その理由として考えられるのは。
 やはり今時の葬儀全般の儀式が、(特に大都会では)システム化、マニュアル化されている故であろう。
 とにかく、葬儀場にせよ、昨日行った霊場(墓地)にせよ、係員の方々の業務がすべてマニュアル化され人の動きの動線の流れが洗練されていて、スムーズに事が運ぶのだ。

 そうであるにもかかわらず、担当者の皆さんのご対応が親切なこと! 何を聞いても適切な回答がすぐに得られるのは、実に快感だった。

 昨日も 墓地埋葬の際に御多忙であろう係員の方にいろいろと質問させていただくと、時間を割いてその回答を丁寧に返して下さったものだ。
 例えば、我が親族の場合は、墓地を「永代供養」契約で契約しているのだが。 その際の“年数”に関する質問等々にも分かり易く回答して頂いた。
 (参考だが、我々夫婦はこの墓地には入らず 別場所の「永代供養」を申し込んでいることに関しては、既に述べている。 永代供養の場合は、その後放置していても自然と事が片付く形式になっている場合が多いと心得るが。 とにかく、昨日義母を入れた永代供養墓の今後の様子を親族として確認しておくべきと考え、その質問をした。)



 最後に、私事の自慢話で申し訳ないのだが。

 葬儀には一般常識として「喪服」で出向くのが礼儀であろう。

 それでは「墓地埋葬」の際には、「喪服」か「普段着」か迷われる方も多いのではなかろうか?

 昨日我が家も亭主と私とで見解が分かれ。
 亭主は一応「黒」にまとめたものの、普段着で出掛けた。
 片やこの私は、葬儀の時同様に 葬儀用礼服で出向いた。

 昨日は 亭主の甥と、我が娘も参列したのだが。
 亭主の甥は普段着。 我が娘は、(一切、母娘2人で相談はしていません!)葬儀用礼服で墓地に訪れた。

 (以下は、単に親馬鹿話で実に恐縮ですが。)
 昨日娘は、私が10年程前に 娘の就活用として仕立てた「黒のスーツ」を自分なりにブラウス等々でアレンジした喪服正装でやって来たのだ!
 そのスーツが10年が経過した今尚、娘のスリム体形にピッタリだったのにも驚かされたが。
 これが 実に美しいし、その葬儀用へのアレンジ力が素晴らしく 母親として恐れ入ったのだ!!
 いやはや、我が娘もこれ程までに「事の対応力」をマスター出来ているのか!! と、親馬鹿ながら何にも増して安堵させてもらえたものだ。😁 😝 


 終わりよければすべて良し!
 
 とでも申しましょうか。

 とにかく、義母の葬儀関連行事が全てつつがなく終了した事実に。
 今は心より安堵しております。


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