晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

入鹿史

2021-05-06 06:09:50 | 地域の文化や出来事
今朝は昨日までの雨も上がって晴れ上がっています。
GWが終わり働く人すべてが再スタートの朝と思います。

昨日は二十四節季では「立夏」でしたが、
七十二候では『蛙始鳴(かわずはじめてなく)』でした。
蛙始鳴とは春先に冬眠から目覚めた蛙が、
野原や田んぼで元気に活動を始めて鳴き声が盛んになる頃のこと。
オスの蛙の鳴き声は、
メスの蛙を恋しがって鳴くや縄張りを示す泣き声とも言われ、
想像が膨らみますね。

このところ入鹿の歴史について知ったかぶりで記しているが、
実はネタ本があるのです。
 

これは今は亡き町内で博学で通ってい古老が書き残した本です。
私から言うと伯父にあたります。
自費出版したのが平成3年とあるから、
もう30年になります。

60頁ほどの小冊子なんだが書いてある内容が凄い。
太古の旧石器時代から入鹿の地を探求し、
日本書紀に記述ある500年代の「入鹿の屯倉」
700年代の「入鹿村の発足」
1600年代の「入鹿池築造」による村の行方等々
近年になるほど古文書も多くなり記述が詳しくなっている。
自分たちが何気なく行っている風習や行事一つにも理由があることが、
この本を読めば一目できる。

喜寿の年にこの本を完成したとあるが、
後世に入鹿の歴史を残しておこうと言う地元愛と、
そのエネルギーには敬服するばかりです。
それも活字でなく自筆の本というのも、
伯父さんの顔を浮かべながら味わい深く読むことができます。

これからも折に触れて「入鹿史」を紹介していこうと思います。

< 先祖に想い馳す古老記す入鹿史 >
コメント (2)
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