昨日はじねんじょ部会の栽培畑巡回でした。
7月に一回目を行い栽培の佳境を迎えた9月は、
謂わば仕上げの巡回検見です。
県普及員とJAに部会役員の合わせて8人で、
午前8時半から午後2時半までかけて、
犬山・扶桑・江南に点在する17ヶ所を見て回った。
もう10年以上以上続けている相互研鑽行事で、
独りよがりにならず全体がレベルアップするための施策です。
今年は8月の長雨で炭疽病や根腐れ病が一部の人(特にマイ畑)に出て、
枯れ始めているものの全体では好調です。
指導する側が病気を発生させてしまい見せる顔もないが、
これも高みを目指す天の試練と思い、
改善策をみんなと考える学習の場を提供した形となった。
順調であれば11月に入ってから枯れ始め、
完全に蔓葉が枯れる11月中旬以降が掘り頃です。
余り早く掘ると薯はまだ肥大しようと活発な増殖作用をしているため、
灰汁が出やすく擦ると黒くなってしまいます。
これ自体は活性色素であるポリフェノールなので、
抗酸化作用 をもたらしてむしろ身体にはいい成分です。
ただ自然薯は白のイメージがあるため、
極力灰汁が出なくなってから掘るよう推奨しています。
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