誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

剣岳2999m・・・Ver-5

2009-08-25 19:59:14 | 山歩き
≪ 4日目:8/15Sat ≫

計画:剣御前小屋~新室堂乗越(朝食)~奥大日岳~雷鳥平~地獄谷~みくりが池~周辺散策~みくりが池(温泉泊)
実際:剣御前小屋~新室堂乗越(朝食)~奥大日岳~雷鳥平~リンドウ池~血の池~みくりが池~周辺散策~みくりが池(温泉泊)

 日の出前の5:55、剣御前小屋を出発して、新室堂乗越を経由して奥大日岳に向かう。
登山道は道幅が狭くゴロ石だらけで歩き難いが、小屋から新室堂乗越まで下りが嬉しい♪
小屋から30分ほど歩いた時、大きな荷物を背負った若者が登ってくる。
このルートを登ってくるなんて、普通では有り得ないし、しかも大きな荷物だ!
口を利いたのは彼の方が先で、『あなた達に出会えてよかったぁ~、登山度を踏み外しました』と・・・
話を聴けば、雷鳥沢でテントを撤収して、歩き始めたが大日岳へのルートが判らず
尾根越しに2時間歩いてこの登山道に出て大日岳に向かってると・・・
大日岳は向うだよと彼の来た方向を指差すと、彼はしばし呆然絶句だった
彼を慰めながら、新室堂乗越、室堂乗越まで一緒に旅の友になる。

  

 新室堂乗り越し(雷鳥沢分岐)で彼と別れ、我々は一足先に奥大日岳に向かう。
奥大日岳は見た目よりも奥が深く、急登あり岩場あり、頂の真下をトラバースして尾根に上がる
尾根に上がると更に縦走路は延びており、3っつ目の岩峰が山頂になっていた。
山頂から見る剣岳は、綺麗な三角形の岩峰で最高の容姿見せてくれた(是非立ち寄る山かな)
   
  
奥大日岳から剣岳⇒剣御前⇒別山の峰々⇒真砂岳⇒立山3山⇒浄土山⇒天狗山⇒・・・⇒大日岳・富山湾と
360度大大パノラマであり、更に遠方の鹿島槍等等、Alpsの大いなる山々が一望できる。
また、大日岳方向を見ると綺麗な縦走路が稜線を走っており、時間さえあれば歩きたいルートだった。

 

 奥大日岳からは往路を引き返し、途中の雪渓で童心にかえって雪だるまで遊びに興じ
たっぷりと時間を費やして雷鳥沢に戻ったが、遊びモードにスイッチが入るともうどうにも止まらない ^。-
称名川の流れを眼にした途端、河原に駆け寄り、ザックを放り投げ靴を脱ぐのももどかしげに流れに飛び込む
ヒャ~ 冷たぁ~ でも、山歩きで熱を持ち始めた足には、なんとも心地良い刺激だった。
   

 雷鳥沢からカラフルなテントの花の雷鳥平を経て、地獄谷周回へ足を延ばす
白煙を噴き上げる地獄谷の硫黄の匂い嗅ぎながら、みくりが池まで遊歩道を登る予定だったが
なんと、活動が活発になっており、しかも遊歩道が風下になっていて、通行止め --;
渋々、雷鳥沢ヒュッテへの石段を登り、リンドウが池、ミドリが池、血の池を廻っお宿のきくりが池温泉着
みくりが池温泉(要予約)は一般の観光客にも人気があって、満員状態だが昼間から入浴可&荷物も預かってくれる
身軽になった我々は、早速周辺散策へと出掛けた。
最初は日本最古(の山小屋を見て、玉造岩屋の虚空像へ(厳かな雰囲気に合掌)
室堂平に戻り、左手に国見岳・天狗山を望み、右手に雄大な大日岳を見ながら天狗平に歩く
遊歩道脇は様々な草花が咲き誇り、剣岳~別山の尾根~奥大日岳と山歩きの緊張と疲れを癒やしてくれた
室堂から天狗平までおよそ40分か、遊歩道は更に延び、弥陀ヶ原・美女平まで続く
我々も、素晴らしい木道の遊歩道に誘われるまま、弥陀ヶ原へと歩き出すが木道は下る一方である
弥陀ヶ原から登ってくる登山者?に行程を訪ねると、1時間?2時間?とまちまちで当てにならない
天狗平から1時間ほど歩いた頃、誰ともなく『引き返そうかぁ~』と声が出た。
帰りはBusを使う手もあるが、山男?山女?が山歩きに来て復路はBusに乗ったじゃ洒落にならんと
一同回れ右して、トコトコとトコトコを天狗平~室堂~お宿のみくりが池温泉に戻る
温泉に浸かり、4日間延び放題の無精髭を剃り、さっぱりして剣岳登山成就の祝杯を上げた。
  
 
コメント
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