誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、おばあちゃん山へ

2012-09-14 19:38:35 | 山歩き

 誘われて、おばあちゃん山へ

お地蔵さん広場、お地蔵さんの杯を新しくしなくちゃ~と思いながら
気がつくと9月の日々を数えてしまっていた (--;)

 新しい杯を2個とワンカップのお神酒を1本ザックに忍ばせ、おばあちゃん山へ
花もない、暑い時期の祖母山、登山者はいないだろうと思ったが登山口には3台もの車!
登山口小屋の脇から親父山・黒岳を見やると山頂付近はすっぽりとガスがかかってた
『お昼前には晴れるであろう』と期待を込めて、8:30ゆっくりと歩き始めた(山頂目標11:00)

 3合目までの杉林はどうにも好きになれないが、ここを通らなきゃ山頂には行けないし
昨夜の焼酎が汗となって額をぬらす、今日も汗びっしょりに登山になりそうだと感じる
黙々と歩き辺りが、杉から自然林へと変わり、少しづつ山歩きの感触に浸り始めた

 4.5合目千間平、ちょっと寄り道すると『阿蘇五岳』と『久住連山』に『由布岳』が綺麗に見えた
残念ながら、普賢岳は低く立ち込めた雲で全く見る事は出来なかった
 
  阿蘇五岳                久住連山             由布岳と鶴見岳
本道に戻って山頂を目指す、折角稼いだ高度だがヒノキ林を下って行く(--;)
鞍部からゆっくりゆっくり登り返すと、揺木岳分岐&宮崎/熊本/大分の三県境に到着する。


三県境で水補休憩して暫くは平坦な歩きだが、6合目を過ぎると赤土剥き出しの下り
いやはや、この下りはうんざりだ、北谷ルートの最大の欠点かとも思う。

 急な下りが終ると、お地蔵さんの鎮座する広場へと向かって登りが始まる
この登りはさほど傾斜はないので、足元の泥濘にだけ注意して歩くと、目の前が急に開け
お地蔵さん広場に到着する(10:15)
お待たせ~お地蔵さん♪
地蔵さんの前を少しばかり掃除してススキを飾り、新しい杯にお神酒を注いで供える。
いつもの様に山の無事を祈って手を合わせ、お地蔵さんに語りかける。


ここから、山頂までの凡そ30分は、滑る足場と急な登りで最後はガレ場が待ち受ける。
積雪用のロープ場に来ると右の風穴コースと出合って、祖母山1756mの山頂に到着(11:05)

 山頂の一等三角点に登頂のタッチを済ませ、広場の隅っこの祠に向かう。
祠の中の古い杯(?年前に持ってきたもの)と、新しく持ってきたものと交換する。
”おばあちゃん=トヨタマヒメ”のお神酒を注ぎ、少しばかりお零れを戴き山歩きの感謝
*古い杯をもう隣の祠に移そうとしたら、おばあちゃんの機嫌損ねたか取り落として割っちゃった (--;)
一度差し上げたものを断りなしで、動かしちゃいけないとの戒めですかね。

 登山口を出発する時は、雲の中だった山頂だが、今はすっかり雲が流れ展望バッチリ
阿蘇の五岳に久住や由布岳もくっきりと姿を見せてくれた。
天気が危ぶまれた週末の2日だったが、思い切って出かけてよかった♪
木陰でいつもの様に山食を戴き、(11:55)往路を忠実に下った。
13:30-3合目の少し下、手ぶら同然の若者2人連れが山頂に向かって行ったが
夏場とは言え、下山時間を考えるとちょっと無謀な行動かと老婆心ながら心配だった。
 13:45-5時間あまりの山歩きを終えた。


     ????             萩             ゲンノショウコ

コメント
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