誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、韓国岳(北岳と火口底)

2012-09-28 21:24:06 | 山歩き

  火口底のPHOTO
 韓国岳山頂から、東に向かい反時計回りでお鉢周回出来ますが、現在通行止です。
えびの高原登山道、8.5合目から北岳にアクセスできますが、ルートが不明瞭になっています
最近でも、北岳に向かいその後、火口底に降りたが日没アウトで遭難寸前事件があったと
私は以前行った時には、アザミとの格闘があった上に、”マムシ君』と遭遇した事もありますよ
山歩きは自己責任です、リスクが伴う山歩きは十分注意しましょう

 背丈ほどのノリウツギとミヤマキリシマのブッシュを掻き分けながら進む
殆ど足元は見えず、足元を探りながら歩くと、木の枝にゴッツンコ(イタッ 涙;)
引き掻き傷と頭にばかり注意していると、思いっきりすねを打ち目から火花が出る。
4度目の周回なれど、いつもの失敗を繰り返しながら、やっとの思いで北峰に到着
 

 一番最初に訪れた時は、標識がポツンと有っただけのように思うが・・・・・・
前回は新燃え噴火の半年前で『もう来る事はないだろう』と思ったのに、やはり来ちゃった
特別に思いを馳せる頂とは思えないのだが、本峰山頂だけでは物足りないのか
今度こそ最後の証拠写真かもと、ピースサインでカメラに収まる。


 山頂を後にすると、火口底へのアクセスともなる鞍部へ下る
ここは最も注意しないと、転んでしまうと4~5回転して、七転八倒なんて事に
浮石を踏まないように、ガレ場の石車に乗らないように、注意注意で鞍部へ降りた
鞍部で躊躇しながら、北峰を見守る”モアイ像”君にお伺いを立ててみる。
モアイ像君らの許しを経て『ここも自己中です^。-』、火口底に下りる事にした。

 ザックをデポして下降点から、崩壊ガレ場までトラバースルートを頭に入れる。
夏草と鋭いとげのアザミで足場は全く見えず、そろりそろりと足探りで1っ歩1っ歩
イタッ!イタッ!と何度口走ったか、方々の体でガレ場の縁に辿りつき足場確保で下った。
*間違ってもガレ場を下ってはいけません!浮石踏んだら、お・し・ま・い・ですよ

アザミ群  ガレ場
 火口底に降り立って見上げると、韓国岳がいかに大きな火口を持つか判ります
上から見下ろす火口底と、火口底に立つとで感じる広さがこんなにも違うのかと驚く
試しに火口底の広さを歩測してみた。(1歩50cm*1470=直径230m・1周700m相当か)
これが韓国岳の火口、濛々と噴煙を上げる様は凄く勇ましかったことだろう

1周走って疲れちゃった
と考えると、今にも噴煙を噴出しそうに思え、早々に鞍部へと戻る事にした
***鞍部への戻りも結構大変ですよ~
  もし火口底に降りようと思っているなら、山の経験豊富な方とご一緒に行って下さい
  つい最近も、火口底で夕暮れになってしまって遭難騒ぎが有ったそうです。
  火口縁からは簡単に見えますが、とんでもないですよ(最低往復40分は覚悟!)
 鞍部に戻って、モアイ像に無礼を詫びて本道の8.5合目を目指して引き返す。
往路と復路は目線が違うから、不明瞭なルートでは時として道を間違うものです。
さっき通った道と言う安心感があるからか、疲れもあるし注意力が鈍るのでしょうね
私もやや山頂寄りに行きすぎている事に気が付き、薮漕ぎで8.5合目に戻り
8.5合目からは、よく整備された本道登山道を忠実に下って、韓国岳の登山口に戻った。


コメント (2)
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