誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

可愛嶽-727m

2009-09-19 19:19:36 | 山歩き
 秋の味覚を求めて、近場の可愛嶽(えのたけ)に登ってきた。

  延岡市北川町俵野地区の『西郷隆盛資料館①』の駐車場に車を止める。
 駐車場から左の民家の脇を進むと、登山口の案内板②が有り、緩やかな杉林を登って行くと、
 40分ほどでザレの頭③と言われる広場に出る。(山栗が沢山生っていた)
 

         ①西郷資料館    ②登山口     ③ザレの頭
  ザレの頭から、羊歯に覆われた登山道を登って行くと、15分ほどで水場に出るが、水はチョロチョロだった④。
 水場から急登が始まるので、一休みしながら水分補給しよう。
 
  涸れ沢のガレ場を登ると、ザレの平で左の草むらに朽ちた炭窯がある
 炭窯を横目に、雑木林のズルズルの急登を15分ほど登ると、北ルートに出会い平坦になり前屋敷⑤に到着
 前屋敷に分岐があるが、直進して5分ほどで南面の素晴しい展望の『千丈覗』が有るので、是非足を延ばそう。
 一休みしながら、北川の蛇行と色付いた水田と延岡市街と太平洋の海原を眺めよう⑥


         ④チョロチョロの水場 ⑤前屋敷(西郷野衛営?  ⑥千丈覗の展望
 千丈覗から一踏ん張り10分で尾根ルート⑦に出会い、尾根を5分ほど歩くと天に突き出す鉾岩に着く⑧
 ここの展望も素晴しいので、足を止めて展望を楽しもう。

            
       ⑦尾根ルートの出会い     ⑧山頂と間違う鉾岩展望
  鉾岩から雑木林を歩くこと10分ほどで、展望の開けた可愛嶽山頂⑨だ。
 北に大崩山⑩の名峰が見え、西には縦走路が延びて、大野町を挟んで行縢山⑪望める。
 *行縢山~大野町~可愛嶽の縦走は、登山道は不明瞭だが自然を楽しむには絶好の縦走路である。


        ⑨可愛嶽山頂   ⑩目の前に大崩山    ⑪縦走路越しに行縢山
 
  山頂を楽しんだら、往路を尾根ルートまで戻り右折せず尾根ルートを真っ直ぐに進むと前屋敷に出会う。
 前屋敷から北ルート分岐に向かい、分岐を『資料館』へ進むと、10分ほどで烏帽子岳585m⑫に到着
 広場になっており、北川の蛇行の眺めが素晴しい⑬
               
       ⑫ 烏帽子岳585m       ⑬北川の蛇行
  烏帽子岳からは、杉林と雑木林が交互に現れ展望は殆どない、20分ほど下ると林道⑭に出会うがそのまま横切る。
 林道から続く登山道脇に『鬼の船⑮』と言われる奇岩があるので、覗いてみよう 登山道は一気に下りになり、
二本杉からは足場が悪く歩き難い(疲れた足は転倒、捻挫に注意!)
 何にも面白味の無い登山道を只管下ると、西郷隆盛軍の兵士の無名墓地と熊本滝口隊隊長の自決の碑がある。
 無名墓地を下ると、林道から35分西郷資料館脇の登山口に出る⑯

   ⑭林道出会い   ⑮鬼の船(石でも浮くの?)  ⑯北ルート登山口
  可愛嶽はニニギノミコト伝説や薩摩軍敗走路もあり、また、信仰の山だったらしい
 山中の巨石には『拝門』『拝石』などもある、北ルートにはストーンサークルもある。 
         

 秋の味覚のたくさん収穫しましたので、次回にお見せしまぁ~す ^。-
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向坂山~白岩岩峰~水呑み頭(白岩山)

2009-09-16 18:07:35 | 山歩き
  『山好クラブ』山行き・・・・2009/09/13(Sun)
同行者:yamask・kura・toki・michi・yamahiro

久しぶりに、クラブの山歩きに参加させていただいた。
五ヶ瀬町のお花畑と言われる『白岩山』へ、5名で出かける。

ごぼう畑登山口に車を停めて、林道を歩いてスキー場に向かう
途中の五ヶ瀬川源流に目を細めて、キレンゲショウマの保護地を眺める
シーズンオフで人影のないスキー場に着いたのが、日も高くなった10時を回っていた
切り株山と言われる『延岡の行縢山』を眺めていただきたかったが、白きガスの中だった

ゲレンデの脇を通って、九州の尾根脊梁の一角である向坂山(1685m)に登る
お隣の白岩山に訪れる人々は多いが、向坂山の山頂に来る人は極端に少なくは淋しい限りだ
記念撮影だけ済ませると、我先にと木の延々と続く階段を白岩山に向かって下りる。
杉ヶ越し=駄賃付け(霧立ち越し)の出発に来ると賑やかになる

 鹿の食害防止ネットの柵を潜ると、起床植物の宝庫、白岩岩峰(1620m)である
2,3つしか名前が判らなかったが、色とりどりの花が咲いていた
目を細め、マクロモードで撮影タイム♪
次々に登ってくる山好き?花好き?さん達に押し出されるように岩峰を下る
そこには、本日のお目当ての『タンナトリカブト』と『麗人草』が咲いていた
この花たちを見ると、秋がやってくることを感じる



 岩峰の花畑を過ぎると、水呑み頭に向かう
水呑み頭まで約7分ほどか、左に上る分岐があり立派な案内板がある
先頭が登りかけたが、水場も見てみましょうと水場へ・・・
なんと!水場は名前だけで、ポタリの滴もなくお湿りだけだった
先日は、鹿児島の高隈山系の『御岳』の水場が涸れていたと聞いて、なおびっくり!
*どこの山でも、水場に全てを託すととんでもない事になる

 水場から水呑み頭へは、250mほど登っていくとポッカリ空間が現れて
水呑み頭(地籍では白岩山)1646mに到着する
山頂には、三等三角点があり、遠くに『市房山』『津野岳(江代山)』が望めた
山頂から石楠花群落を経て、『木浦山』へと登山道は延びている
時間は11:45、木陰を選んで昼食タイム♪
女性3人が同行となると、色んなご馳走が行き交い、一際食事が楽しくなった。

下山は、往路をゆっくりと木々を眺めながら、杉ヶ越~ごぼう畑登山口に降りた。
ゆったり花観賞、4時間弱の山歩きを愉しんだ
コメント (2)
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彼岸花

2009-09-16 04:56:40 | 花たち
  
              

 今、田圃の畦道や、田舎の道端を彩っているのは彼岸花じゃないでしょうか
 
 長いオシベに、朝露を湛えた時の彼岸花が一番好きな時だ

 彼岸花は、『葉知らず! 花知らず! 実知らず!』とも言いますね。
 普通は、葉が出て花芽が伸びて、花が咲き結実します
 しかし、彼岸花は、初秋に花が咲き、花が完全に終わったと結実して、
 茎が枯れて地上から、姿を消した後で葉が出て、またこの葉が地表から
 無くなっては花芽が出てきます。

 花自身が、自分の3ッつの姿を見ることがない事から『幽霊花』とも言うそうです。
 
 これは、yamahiroの田舎の、花好きのおばあちゃんに聞いた話です。
 あなたは、この話を信じる?
    
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大崩山1644m

2009-09-14 18:59:38 | 山歩き
 大崩山(1644m)
2009/09/12(Sat)、yamahiro単独行
コース: 祝子登山口~吐野(三里河原)~金山谷~縦走路出会い~鹿納の野~鹿納坊主~権七小屋分岐~
     宇土内分岐~中瀬松谷分岐~縦走路出会い~大崩山頂~坊主尾根~祝子登山口
目的: 鹿納坊主~大崩山の未踏路の走破 と 黒原山・桑原山~夏木山~五葉岳~鹿納~大崩山縦走の下見

 3名での1泊2日テント泊をの予定が、雲行が怪しくyamahiro単独日帰り敢行となった
登山口に2台の車があったがまだ準備中の様子、行程の長いyamahiroは6:20一足先に入山する
大崩山荘、湧く塚分岐、木山内岳分岐と怪鳥(?)快調に足を延ばし、五葉ダキの裾を抜け7:35吐野着(三里河原玄関)
素晴らしい景観を誇った三里川原も、数年前の土砂で埋まってしまい、ただの石ころの河原と変貌して、むかしの面影はない
水量が少ないため、巻き道を通ることも靴を濡らす事もなく、瀬戸口分岐からモチダ谷分岐へ、モチダ大滝も水が少なくて
滝と言うには程遠く、ただの落とし込みだった。
モチダ滝から右の本渓を進み滑床を溯上する、所々にある浅い淵には30cm近い大きな岩魚が水面を揺らす光景が見れた
7:50左の中瀬松谷(権七小屋)と右の金山谷の分岐に到着する。

   
   左から、モチダ出会いの滝 / 金山谷のガレ場  / 縦走路出会い直下

 金山谷~縦走路(五葉岳~鹿納の野)は、数年前に大先輩のY氏と歩いて以来で記憶に乏しい
殆ど水のないガレ場を登るが大木の倒木が行く手を遮り、右に左になかなか前に進まないし、浮石が多くて足元も疎かに出来ない
数年前とでは谷の崩落があったりして様子が様変わり、遠い記憶の糸を手繰り寄せながらやっと『もののけ谷?』へ
雨が降った後ならさぞ綺麗であろう苔岩を通り過ぎ、右の登山道に入るべき所だが更にガレ場を遡り、鹿納の野の基底部を目指す
縦走路の尾根筋が見え隠れし始めた地点から、スズタケの林に足を踏み込み、大嫌いな藪漕ぎで9:15縦走路へ這い出した。
 縦走路から鹿納の野に向かう頃から、風が強くなり雲が西から東に流れ、辺り一体をガスが覆い隠し始めた
天候に崩れが予想よりかなり早いようだ、鹿納坊主の基底部に着いたは、とても鹿納坊主の岩峰に立つ勇気など残っていなかった。
(悔しかったが、何回も登ってる事だし、ガスで展望はないからと言い聞かせて諦めた)

 鹿納坊主から先ずは権七小屋分岐とテント場へ向かうと、いきなり想定外のスズタケのトンネル藪が現れる。
小藪ではあったが数回のトンネルを抜けると、4畳半ほどの広場が現れ、権七小屋谷の標示を見つける。
テン場は、3~4張りは出来そうであるが、地面が緩やかに傾斜しており、テント設営には苦心しそうだ(水場は近くにある20分?)
権七小屋方向も中瀬松谷方向も道はない! 
有るのはスズタケのトンネルの入り口だけだ、後には引けず前に進むしかない・・・・・・
ここから鹿川越、宇土内出会いそして、中瀬松谷出会いまでは、いくつものアップダウンとスズタケに悩まされた
(首に2ヶ所ほどダニに遣られていた --;)
11:35、1457mピークを過ぎ、更に次のピークに達した時、空腹に耐えかね登山道に横たわる倒木に腰を降ろし昼食をとる。

   
     左から、ガスの鹿納坊主 / 権七出会いテント場 / 綺麗だったブナの木

 昼食でパワーが蘇ると思ったのだが、金山谷の無理が祟ったのか思うほど速度は上がらず、宇土内出会いに達した時は
かなりへばっていた --;
宇土内出会いを越えると、中瀬松谷ルートが合流し、いよいよ大崩山頂が近つき、湧く塚/鹿川の標柱を目にしたときはホッとした
空模様も怪しいし、大崩山頂は止めようかと思ったものの、ここまで来て挨拶しない訳にはいかないだろうと石塚・大崩山頂へと走る
 
   
 左から、道を塞ぐ岩場を乗り越え / 要注意の鹿川林道分岐 / 大崩山頂

12:45崩山頂に到着し証拠写真を撮影すると、直ぐさま下山を開始し、下りは坊主尾根から15:00祝子川登山口へ下った。

 今回の歩きではガスで展望はなかったが、天気の良い日は鹿川渓谷越に鬼の目山や国見岳などの展望が良さそうである。
金山谷からにせよ権七小屋から周回するには、ある程度の脚力とスタミナが要求されるので、テント泊周回を勧める。
鹿納坊主~大崩山縦走出会いまで、5箇所の分岐があるが、鹿川林道への分岐さえ注意すれば間違う事はないだろう
*ピーク点で、左の藪に90度曲がるので、うっかり直進し無いように・・・(標柱が有るが風で、向きが変わるので地図で確認する事)

合計時間:8時間35分/歩いた時間7時間40分/休憩時間55分
        
    赤い破線が、今回のルート
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愛車の入院

2009-09-02 18:46:52 | 出来事
  ある日突然起こった。
 
 延岡⇒五ヶ瀬町に向かっている時、高千穂神話トンネルを抜けたら、yamahiro車が
 濛々と蒸気を噴き上げ、SL4輪駆動車になってしまった。
 ガソリンスタンドに飛び込み、その日は何とか予定をクリアーできた。

  平成7年生まれ、走行距離14万km超のyamahiro車ほ至る所にダメージが・・・
 ディラー開口一番、修理代15+エコ補助25で、新車買い替えをお勧めしまぁ~す
 冗、冗談じゃない!、まだまだ現役で充分頑張れる車だから、修理+OHをお願いした。
 *決して金が無いわけじゃない(--;)、ある時期に車改造で日本一周山歩きがあるのだ
 
  かくて、8/25入院~8/30退院まで、他者で浮気する事無く、じっと週末を耐えたのだった。
 古くても、格好悪くてもいい、yamahiroの手足となって一緒に居てくれたら
 あと?年で、さよならだけどそれまでは、仲良く旅しましょう♪
 
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