誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、大船山1786m-南尾根を彷徨う

2012-05-17 20:24:18 | 山歩き
  20120513(日)・・・・・・・・シャクナゲの尾根を大船山へ登る
予定ルート:納池登山口~朽網分~南尾根~ハサミ岩~第一展望岩~第二展望岩~鉢窪分岐
       大船山の肩~大船山頂~鉢窪分岐~ガレ場~鉢窪~分水嶺~佐渡ヶ窪~鍋割り坂~
       朽網分~納池登山口
     
 大船山の未踏ルートを探索してみたくて、同じ行くなら”石楠花”の咲く頃がいい♪
沢水登山口からのコンクリート道歩きが嫌で、納池公園から牧草地を登って朽網分へ
牧草地の隅っこを、大きな1本松を目指して登って行き、出合った作業道をそのまま進む
          
直ぐに4000本と言われる山ザクラ林となり、新緑が『休んで行きなさいよ~♪』と
山ザクラの探索路を登っていくと、沢水からの自然歩道と合わさる『朽網分』に着く(ここまで20分)
     
 朽網分の右斜面に作られた『展望台』によって見ると、祖母山~傾山の全貌が見える。
一旦戻って、南尾根の取り付きへ向かう
情報&資料不足で、間違った尾根に取り付いてしまうが、ピンクとシロのテープがr点々とあり
別ルートありかと、ついついyamahiroのいい加減差が手伝って、テープの誘い乗ってしまう。
     
 1時間45分ほど歩いた時、目の前から一節のテープが消えてしまった。
引き返すか!このまま東よりの尾根を薮漕ぎ覚悟で強引突破か!苦渋(久住?)の選択
地図にコンパス当てると、やや右寄りになりながら山頂へは向かっているのを確認
後者を選択したが、後で、とんでもない選択ミスを思い知らされる結果となった。

 獣道を右に左に登りながら、岩山を乗り越えて、ある時は巻き巻き道で大きく迂回
石楠花郡は、両手を広げて、行く手を拒んでいるかのようだった。
朽網分から3時間30分で山頂の人声が聞こえたが、この後がめちゃくちゃな薮漕ぎとなる
ノリウツギの低木と枯れかけたミヤマキリシマの抵抗は激しく、あっけなく追い払われ迂回
悪戦苦闘の連続に耐えて南尾根登山道と平行になり岳麓寺ルートに出会う。
納池登山口から4時間30分を費やして、大船山1786mの頂にたった。 フウウウウ
  
 せめて下山は予定のルートを歩きたいが、分水嶺は未知の領域である。
踏み後がしっかりしているよ、今の時期なら萱?ススキも薄いからを丸信じて
南尾根からガレ場に入ると、数mおきににテープがありルートは明瞭だった。
         
登りの苦労を払拭するかのように、ポンポンと鉢窪へと下ったのだった。
  
 さて、鉢窪から『分水嶺』は何処だ?
鉢窪~立中山のルートを左分岐を探しながら行くも、お目当ての場所が現れない
地図を眺めながら行きつ戻りつ時間だけが過ぎてしまい、終に分水嶺を断念し立中山越へ
山の神にそっぽを向かれたこの日のyamahiro、またしても甘い誘惑に誘われてしまう。

 目の前に出現した未踏の、立中山トラバースの鉾立峠ルートに足を踏み入れる。
このルートも曲者で、鈍頂の裾だから大廻り覚悟していたが、想像以上の薮に泣かされる
顔が、腕が、藪さんごめんなさいと侘びを入れ、やっとの思いで鉾立峠に辿り付いたのだった。
    
 鉾立峠に戻ると、なんども歩いた『鉾立峠~佐渡ヶ窪~朽網分』で元気が復活する。
登りのルート逸脱、分水嶺見落とし、トラバースの薮漕ぎ試練を終えて納池登山口へ
終ってみれば、予定したコースを歩いたのは、納池~朽網分と佐渡ヶ窪~納池登山口
まっ、最初と最後が合っているからと言い訳するyamahiroだった。

もう一度、リベンジします。
南尾根はちゃんと確認できた! 分水嶺はじっくり探す!
 
最後の最後、やや時期遅れの『ワラビ』ともう最後だろう『タラの芽』の褒美かな-m ^。^m-
               
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その時どうする? 防災士劇団

2012-05-16 21:02:40 | 出来事

  2012/05/12(土)・・・デイサービス『このみの郷』
        
 折角取得した『防災士』、持っているだけでは意味がない。
デイサービスの慰問も兼ねて、災害に対する”備え”を一緒に学んだ。

 ”地震だ!その時どうする”を、寸劇を交えて訴えるのは、体が不自由気味のお年寄りや
状況判断能力の備わっていない、幼児を初めとする子供達には効果的だ。

 もしも、海辺にいたときに地震が起きたら・・・・
 もしも、買い物をしているときに地震が起きたら・・・
 もしも、自動車を運転しているときに地震が起きたら・・・
 もしも、お風呂に入っているときに地震が起きたら・・・
あなたは、いくつの『もしも』を想定して、対処方法を考えていますか~ 
        
 中でも、今回紹介した”津波用のライフジャケット”は、結構興味を持っていただいたようだった。
        
逃げたくても逃げられない人は、着用していると助かる確率が格段に高い(値段も手ごろか?)

また、日常品での防災グッズ作成の紹介も、大うけでデイサービスの利用者さんが見入っていた。
        
 参考例:レジ袋とタオルで『簡易トイレ?オムツ』
      シャツの袖と裾を使って、『簡易マスク』
      ズボンが、あっと言う間に『リュックサック』 
      
 一番良かったのは、懐かしい曲を、デイサービスの利用者さんと一緒に歌ったときかな -m^。^m-
皆さんにステキな笑顔が戻っているように思えたものだった。

 『津波てんでんこ』って、知っていますかぁ~
 海抜10m以下に住宅や職場などがある方は、ぜひ家族で『津波てんでんこ』話し合ってくださいね。
 
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探索誘われて、行縢山

2012-05-15 20:01:41 | 山歩き
20120512(土)・・・・東尾根~崖下コース

 昼から、防災士劇団の慰問があり、遠出が出来ない
ならばと、地元郊外の『行縢山』に、足慣らしの山歩きとなった。

 南面崖下コースは通行禁止になっているので、行縢神社の神域を外れた位置から
東尾根を登って行き、従来の南面崖下ルートに合流した。

 このルートは、一度廃道になったのだが崖下の一部が落石で危険と言う事で復活し
目印のテープも新設されて、ルートの迷いはなくなったようだが、経験者と歩いて欲しい
***決して歩き易いルートではないですよ~

 涼しい時間にと、7時から歩き始めたので、淡々と登れてアッと言う間に山頂直下へ
山頂直下にササユリが有ったが、まだ蕾の様子と摘み取られたササユリの姿が・・・
盗掘も困ったモンだが、蕾の摘み取りも困ったモンですね~
花が咲く事で種子が飛び散って、何処かで発芽する事によって絶滅を免れもしようが
球根だけでは、生き延びるのは非常に困難と解るはずなんだがなぁ~(--;)

 チョット残念な気持ちのまま、行縢山頂に到着する。
2ヶ月ぶりの行縢山、やっぱりこの山はいいな♪山頂に立つと元気が湧いてくる気がする。
少し霞が有ったが、日向灘から尾鈴山・後ろには大崩山一帯の展望を愉しむ
"東の窓"(勝手に命名)に行きたい気持ちに誘われたが、午後の予定があり下山する。

 下山中、何時ものように大勢の登山者に会う。
チョット挨拶に疲れるが、登る人への元気つけとして、挨拶の言葉を掛ける

 滝見橋まで下ると、雌岳の崖下へ
崖を見上げると、あっちこっちに”高嶺の貴婦人”が初夏の風にゆら~りゆら~りと
今が見頃もあれば、固い蕾に今咲かんとする物などがたくさんあり、あと10日は見られそうだ。
チャンスがあったら、見上げてみてくださいな。(長く見上げると、首が痛くなるよ!)
滝見橋のササユリさんにサヨナラすると、お楽しみは終わりで登山口へと急いだ

終わりのササユリ
     
今にも咲きそうなササユリ
     
5輪咲が期待できますよ~

可愛いタツナミソウも咲いていた。
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誘われて、白岩山の石楠花大群落

2012-05-14 18:00:48 | 山歩き

 2012/05/06(日)・・・・晴れのち晴れ一時強風!


9日間のGWもいよいよ、ラストの日曜日を迎えた。
山の舞姫こと、ケボノツツジさんの舞いも堪能した♪
山芍薬さんにも十分に会った♪
石楠花さんは、あれ~?、出逢ったようで会ったないような?

 よし、GWのクールダウンを兼ねて、白岩山~水呑み頭の石楠花鑑賞だぁ~
自宅から、2時間ほど走って”ごぼう畑”の登山口に到着した。
まぁ~3時間程度の山歩きだから、食料は少なくザック重量は何時もの半分

 オオカメノ白い花とコバノミツバツツジ見ながら歩き足取りは軽かった。
杉越しに到着すると、小鳥の詩が一際多く聞こえてきたように感じたが・・・
峠から”駄賃付け道=霧立ち越”を左に、九州脊梁と平行するようにして白岩山に向かう。
早くも下山してくる山人に会うが、聞きたい花情報もグッと我慢して、挨拶だけで擦違った。

 白岩岩峰のゲートをあけて、中に入ると可愛い芍薬が迎えてくれた・・・と書きたいが
ここの山芍薬さんは、未だ目覚めず固い殻を閉じて風に震えていた。
白岩岩峰に攀じ登ると同時に先客さんの3人が下って行く、彼らの歓声を待ったが何も聞こえない
岩峰の南側は、一足早く山芍薬が咲くのだが・・・
岩峰を下る、期待むなしく花といえば、キジムシロとスミレだけのようだ。

 出口のゲートを抜けて、水呑み頭へ
縦走路から左に折れて、100mの急登を登ると”水呑み頭1640m"に到着する。
唯一開けた南に扇山が望めるも、はやる気持ちに勝てず”石楠花群落地へ急ぐ
緩やかな斜面を駆け下りると、夢のような花園のが広がっていて、まるで別世界だった
と、日記には書いておこうと思った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・沈黙
 
 折角、延岡から2時間掛けて、五ヶ瀬町へ、そして山に入って逢いに来たのにぃ~
石楠花の木はあれど花が少ないし、蕾も色付始めたばかりで、開花は1週間先か
1輪2輪の花を見つけては一喜一憂するしかなかった。
群落地はもう少し続くが期待は持てそうにないと思いながら、しぶとく探していると
3人組の男性客が林道へ下って、スキー場へ戻ると、変・な事おっしゃいながら抜いていった
しかし、この変な言動の3人さんが、思わぬ幸運をもらしてくれたのだった

 石楠花を諦めかけた時、おにいさん?ここ咲いてるよ~と呼ぶ声が届く
余り期待しなかったが、いざ行って見ると、そこの数本だけが見事な花を咲かせていた。
思わず駆け寄り、パシャパシャとシャッターを押しまくった。





 最後の最後に、石楠花さんに逢えて、今年のGWが幕を降ろした。
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誘われて、七年山~桑原山~万次越周回

2012-05-13 21:45:12 | 山歩き
七年山1032m・桑原山1408m
2012/05/05(金)・・・・・・・アケボノツツジの桃源郷を歩く(予定だった)

 アクセス&ルート:延岡~国10~北川曾立~国道326~七年谷~林道~ゲート(06:40)~作業小屋~登山口(06:55)~
渡渉(06:55)~七年山(08:10)~1062mピーク(8:50)~1161mピーク(9:45)~最低鞍部(10:00)~縦走路(10:25)~
桑原山(10:35~11:30)~万次越(12:00)~林道(12:35)~作業小屋(13:25)~ゲート(13:30)

 2つの山名を持つ桑原山(別名:八本木山)は、アケボノツツジの名所でも有る。
ただ、桑原山だけじゃ物足りないと、以前から気になっていた、藤河内~七年山~桑原山に決定!

 七年山の新しい?ルートである”北尾根ルート”を登る予定だったが、ふっと藤河内の旧ルートへ変更した
七年谷入り口に、七年山登山口2kmとあり、車で登れるのかなぁ~と期待したが、1.5kmでゲートがあった。

道脇に車を停めて、登山口まで林道を歩く (林道歩きって、ヤダネ~ --;)
林道を10分ほど登ると右手に作業小屋があり、ヘアピンカーブにオレンジ色の七年山登山口とあった

 登山口に入るとすぐ渡渉点となるが、若干水量が多くて少し下流の石を飛んでわたる。
渡渉すると過ぎ林で、谷川沿いにゆっくりした傾斜を登るが、2度目の渡渉点を過ぎると激変だ

過ぎ林は急登の連続で、時折雑木の小木にはると、薮漕ぎ同然の登山道である。
北尾根ルートが整備されて、歩く人が少ないのだろうか、もっとも超マイナー七年山でもあるが
グチグチ言いながら登ること、90分ようやく七年山~桑原山の稜線に出会い、北へ向きを変える
稜線を歩く事、5分足らずで、展望も感動もない、小薮の中の七年山の頂に到着する。
証拠写真だけ撮影したら、さっさと来た道を藤河内ルートの合流点まで引き返す


さあ~ここからが試練の歩きが始まった。
木山内岳~桑原山縦走路まで、3時間45分を掛けて歩く事になったが、もう2度目はいいかな
自然林の痩せ尾根を歩く楽しさはあったが、転げたら何処までも転げそうな急斜面の連続

何度となく、目の前に立ちふさがる大岩を、へばり付いての乗り越え、申し訳程度の出っ張りを
掴んで、冷や汗モンのトラバース、時折開けた場所に出るも目に映るものはイマイチの景色だけ
場所は記憶しているが、進行方向が全く思い出せない案内表示等の全くない分岐点に到着する
ままよと、右向きに少しばかり進むと、目指す桑原山が後ろに去って行くではないか
 下った急坂をヒイヒイ言いながら戻り、最初からやればよかった、地図とコンパスでの照合
改めて、左の尾根を下ると、ブナの木の広場になっていて別世界に踏み込んだ感じがした

立ち止まると、以前の記憶が鮮明に蘇ってきた、この先に、いや~な登りが待っている事を、。
腐葉土たっぷりのふわふわの急斜面を登らなければならない、踏ん張りが利かないのだ
山仲間で一・二を誇るパワー&タフネスマンもが、俄か杖を使って登った急斜面!
道などないので、自分で行く手を探すのだが、ジグザグは楽なれど距離ロスが悔しい
直登すれば距離は稼げるが、数歩登れば息が上がってしまう、我慢比べで登るしかなかった。
20分を費やして、急登を上り終えると、木山内岳~桑原山の縦走路となり、10分で桑原山頂である。

 山頂への最後の登り、出迎えてくれるはずの”山の舞姫”の姿が見えない
出迎えてくれるのは、もっと色恋?じゃなかった、色の濃い”ミツバツツジ”だった。

覚悟の上とはいえ、淋しい気持ちで桑原山頂に立つ
山頂に4名の先客さんが居て、矢立峠方向に満開のアケボニツツジと教えて頂くが
足を延ばしてみると、そこには春を当に過ぎた姿のアケボノツツジがあった。

 桑原山の展望は一方向のみだが、山人を魅了する大崩山の全貌と緒にの目山や国見山
目を少し下げると、マンクラ山と厳冬期は見事に氷結する落ち水の滝を見渡せる

景色を愉しみながら食事したかったが、小さな羽虫が煩く飛び交っていて虫に追われる。
少し下って、根子の額ほどの岩に腰を下ろして食事タイムとなった。

 食事を終えると、ピストン行程は振り返りたくなく、万次越えからの林道へ下るルートに変更
縦走路を木山内岳に向かって歩くと、やや広場のあるの万次越えとなり北尾根に向きを変える

万次越えから林道まで急坂であり、あっと言う間の30分足らずで林道に下った。
但し、車の駐車位置までは、3kmほどの林道歩きが残っていて泣きたかった。

本日の温泉=yamahiroの湯¥0
2日連続で、『藤河内ゆ~とぴあ』の狭いお風呂で、
大勢の登山者と会うのは・・・・・
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